バーウェル・ベル元在韓米軍司令官(画像提供:wowkorea)
バーウェル・ベル元在韓米軍司令官(画像提供:wowkorea)
韓国野党の一部であがっている「韓国 核武装論」について、バーウェル・ベル元在韓米軍司令官が反対の立場を明らかにした。

今日(28日)米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”によると、ベル元司令官は去る26日(現地時間)に声明を通じて「北朝鮮の無責任な行動により 自ら核兵器を追求するのは、韓国の国家安保の利益に明白に符合しない」と語った。

これは 最大野党“国民の力”のキム・ジョンイン非常対策委員長が「北朝鮮が最後まで核を保有していくなら、我々も核武装を考えてみるべきだ」と語った発言に対する公開的な反対とみられる。

ベル元司令官は「北朝鮮が核兵器カードを繰り返し出すことに対して、韓国が感じる挫折感は理解する」としながらも「韓国が核兵器を確保する場合、数十年間続いた韓国の対北態勢の効率性が立証された“抑止と防御”戦略から、“過激で即刻的で攻勢的な核兵器要素が含まれた”戦略へと変化させることになる」と憂慮した。

つづけて「もし韓国がこのように即刻的で攻勢的な能力を確保することになれば、米国、日本、中国との安定的で友好的な外交・経済関係のための長期間にわたった成功的な努力を壊すことになり、このことは韓国に“災い”をもたらすだろう」と説明した。

ベル元司令官は、韓国の核保有が米韓同盟に距離感を与えることとなり、もし韓国が米国との安保同盟を撤回することになれば、韓国は中国と北朝鮮、ロシアからの挑戦に対して自ら自分を守らなければならない状態となるだろうと強調した。

また「韓国の域内パートナーである日本との、平和で経済的に生産的な関係を増進し続けてきた全ての努力も崩れてしまうだろう」とし「日本は、核武装した韓国を直接的な“脅威”とみなし、対応することになるだろう」と語った。

ベル元司令官は「結局 韓国には、安保保障を助ける“友人”がほとんどいなくなり、危険に処すこととなる」と警告した。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96