半年続いた「シゴトの韓国語’応用班’」が修了テストを迎えました。
韓国語ネイティブの先生が担当され、最後の修了テストは私が採点、面談をします。

皆さん大健闘され、合格された方は「ビジネス韓国語 認定証」を受け取り、
さらにまた、それぞれの場所で更に上を目指して頑張っていらっしゃいます。

面談はもちろん韓国語で、韓国語でとあることを話していただくのですが、
皆さんに共通して課題だな、と思ったことがありました。それは、
「韓国語の外来語が日本語の発音、そのままになっていること」でした。

少し話はそれますが、「スピーチ大会’あるある’」に、覚えたスピーチの発音は
ばっちりだけれど、質疑応答になると、とたんに発音が悪くなる、ということがあります。
これは、緊張すると、発音にまで気が回らなくなり、元の発音に戻ってしまうから
ですね。

ということで、試験もそのような状況になるのでしょう。でも、他の発音は良いのに、
外来語の発音が日本式だと本当にもったいない……。ぜひ、外来語も厳しく
韓国式の発音にしてほしいと思っています。

さて、題名のところで「エックスジャパン」と書きましたが、はい、ミュージシャンの
エックスジャパンのことです。ご存知……ですよね。外来語つながり、そして、
このあとのスタッフコラムのコーナーの橋渡しの意味でエックスジャパンの話題を。

私が韓国語の勉強を始めたのは1990年代半ばでしたが、韓国に友達ができて、
そのお友達に連れられて韓国人7.8人くらいが集まる食事会に参加したときのこと。
日本人の私に対する、彼らの第一声が、

「엑스 재팬!(エkスジェペン/エックスジャパン!)」

だったんですよ。(あとは、島根県の、懸案の島の名前…)
はい、ジャパン、ではなくて、ジェペン、ですよ、ジェペン!

当時、韓国では日本の歌は聞けないはずだったのに、多くの若者がエックスジャパンの
音楽に興じていて、その熱狂ぶりは相当のものでした。

そのエックスジャパンの特集を数カ月前、ちらっとテレビで観たのですが、
彼らがアメリカでデビューしたときの記者会見の模様が映し出されていました。

ご覧になったことがある方はいらっしゃいますか?記者の人々から、
ものすごい、辛辣な言葉を直接浴びせられていたんですよ。

「あんたたちが、アメリカで成功するだなんて到底思えない」と。

ひえー、いくらなんでも…と思いましたが、そこにきて、昨今のアメリカでのBTSブーム。

娘の観る番組を一緒に観ながら、夫が、「アジア人がアメリカでここまで
成功するってすごいよな」と言っていました。

本当に、隔世の感と、これまで誰も(というと語弊があるかもしれませんが)
成し遂げられなかったことを実現させているBTSの存在はすごいな、と思います。

なんでも、BTSのメンバーの中には、エックスジャパンに影響を受けた
メンバーもいるのだとか。ともかく、 その存在感は増すばかりですね。



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