今回も、執筆した書籍関連のご紹介です。 韓国の書籍を幅広く日本に紹介する
株式会社クオン
(神保町の韓国専門ブックカフェ「チェッコリ
」 としてもおなじみ) 刊、
『韓国・朝鮮の美を読む
』 に文章を寄せました。

(以下、書籍の紹介ページより)
韓国・朝鮮の〈美〉へと近づく書物には、 どのようなものがあるか──。
美術、工芸、建築、音楽、映画、文学、舞踊、料理…… 様々なジャンルの〈美〉に
魅せられた日韓両国の86名が推す約200冊を網羅した〈美〉 のブックガイド。

こちらは、2014年に出版された『韓国・朝鮮の知を読む
』 に続くものとして企画され、
今回、ご依頼を受けました。

知を読む、の執筆者の先生方は韓国関連のみならず、 全国に名をとどろかせる
学者、文学者のお名前もあり尻込みしましたが、 編集者の方の励ましもあり、
そして、「韓国の美へと近づく書物」と考えたときに、 この2つを伝えたい、という
考えが思い浮かんだこともあり、執筆にチャレンジしました。

まず、留学時代に訪れた美術館について、伝えたいと思いました。
当時の私は色鮮やかな抽象画が好きで、ソウルのプアム洞にある、 とある
美術館を訪れました。この美術館は、韓国を代表する画家・金煥基
(キムファンギ)氏の美術館です。土地、建物、 美術が一体となっている空間で、
その時の感動が忘れられず、 ぜひそれを知っていただきたかったのです。

しかし、書かないといけないのは、あくまでも「 美へと近づく書物」
の紹介なので、その美術館や画家についてだけ書くわけには
いかない……、そこで、 来訪の記念に購入したカタログを引っ張り出しました。
訪問時の1998年の日付が刻印された半券も挟まっています。

美術館のサイトを見たところ、 このカタログは絶版となっているようで、
これに代わるようなものはないかと問い合わせたところ、 以下のように返信を
頂戴しました。

현재 문의하신 도록은 절판된 상태라 판매하지 않고
김환기화백의 예술세계를 전반적으로 감상하실 수 있는 도서를
다음과 같이 추천드립니다.
(ヒョンジェ ムヌィハシン トログン チョrパンドゥェン サンテラ パンメハジ アンコ
キmファンギ ファベゲ イェスrセゲルr チョンバンチョグロ カmサンハシr ス インヌン トソルr
タウmグァ ガチ チュチョンドゥリニダ
/現在、お問合せくださった図録は絶版されており、 販売しておりません。
キムファンギ画伯の芸術の世界観を全般的に鑑賞することのできる 図書を、
以下のように推薦します。 )

その他、何回かメールのやり取りをしたのですが、 その中で職員の皆さんが
金煥基氏を尊敬し、美術館を守っている様子が垣間見れ、 心温かくなったものです。

大先生たちの中に加えていただくことで、 文章にはかなり気を遣いましたが、
費やした時間、労力は苦にならず、 留学時代の良き思い出に再び触れられ、
幸せなひとときとなりました。

今度ソウルに行ったら、20数年ぶり…になるんですかね、 また行きたいと
思います。もう一つの「美」は、あらためてご紹介いたします!



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