クリスマスも終わり、一気に年の瀬ムードになってきました。
当校では毎年12月上旬から中旬にかけて韓国語講座のスピーチ大会を行いますが、
「스피치 대회가 끝나면 1년이 끝났다는 느낌이에요.」
(スピチ テフェガ クンナミョン イrリョニ クンナッタヌン ヌッキミエヨ
/スピーチ大会が終わると、1年が終わったような気分です)
と、ある講師が言っていたように、大会が終わると温かな安堵感に包まれます。
受講生の皆さんの頑張りや成果を目の前で見、その後の忘年会では
様々な楽しい話に花を咲かせ、ああこれからも、是非皆さんを応援して
いきたいという気持ちになります。
そして個人的には、その後のクリスマスシーズンは子供たちの
習い事関係のクリスマス会が盛んに催されることになります。
当校スピーチ大会で、イベント企画、そしてイベントのはじめから終わりまでの、
一部始終を把握しているので、このような催しの裏側はよく分かり、
教室の先生方やスタッフの皆さんへの感謝の気持ちが沸き上がります。
面白いのは、それぞれの教室のおおもととなる先生のキャラクターが
随所に出ることです(私のキャラクターは……、はて…(笑))。
さておき、違いはあれど共通しているのは、私たちが受講生の皆さんに
抱いているような愛情を、教室の先生方からも感じることです。
そう、「皆さんに何かを施(ほどこ)したい」というような気持ちですね。
施す、の韓国語は、「베풀다」(ペプrダ)ですが、施すで思い出しました。
以前、韓国語のスピーチ大会に出場したとき、「情」というテーマで
スピーチされた方が、こんなフレーズを話されていました。
한국인은 ‘정’을 어떤 대가를 바라면서 베푸는 것이 아니라
그저 마음을 열고 마음을 보여 줍니다.
(ハングギヌン チョンウル オットン テカルr パラミョンソ ベプヌンゴシ アニラ
クジョ マウムr ヨrゴ マウムr ポヨジュmニダ
/韓国人は‘情’というものを、何かしらの対価を与えたり望んだりして施すのではなく、
ただ、心を開くことでそれを見せるのです)
とても難しい文章でしたが、心に残るフレーズでした。
心を通じ合わせることを大切に、来年も当校に通ってくださる方のために
教室運営を頑張ろうと思った次第です。
読者の皆様、2019年が良き1年となりますよう。
来年も、アイケーブリッジ外語学院をどうぞよろしくお願いします!
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- <著者:幡野 泉>
アイケーブリッジ外語学院代表。「All About 韓国語」ガイド。 早稲田大学第一文学部卒業。延世大学校韓国語学堂6級修了。同韓国語教師研修所第20期修了。2008年 韓国雄弁人協会主催「第13回世界韓国語雄弁大会」にて統一部長官賞受賞。16年の第21回同大会において国務総理賞受賞。著書 『すぐに使えるシゴトの韓国語』 (アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編』 『シゴトの韓国語 応用編』(三修社)、『リアルな日常表現が話せる! 韓国語フレーズブック』(新星出版社)など。翻訳書に『無礼な人にNOという44 のレッスン』(白水社)がある。
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