【イベントレポ】シン・ウォンホ 2年半ぶりにファンと再会「もっともっとファンの皆さんを笑顔にできるように頑張ります!」photo:オフィシャル提供(昼、夜公演含む)
【イベントレポ】シン・ウォンホ 2年半ぶりにファンと再会「もっともっとファンの皆さんを笑顔にできるように頑張ります!」photo:オフィシャル提供(昼、夜公演含む)
韓国の俳優兼歌手のシン・ウォンホの除隊後初となるファンミーティング“SHIN WONHO 1ST FANMEETING「START OVER AGAIN」”が2023 年 1 月 28 日(土)によみうり大手町ホールにて開催された。日本では約 2 年半ぶりのイベントは、オリジナル楽曲やカバー曲の披露、トーク、ゲームなどの盛りだくさんの内容でファンとの楽しい時間を過ごした。本記事では昼公演をレポートする。

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開演時間になり、暗転したステージにバンドメンバーたちがスタンバイ。ドラムのシンバルカウントが会場に響くと、真っ白な衣装に身を包んだシン・ウォンホが勢いよくステージに駆け込み、1曲目「Serenade」がスタート。手を上に突き上げて「YO!」と気合いを入れ、「LOVEYOU君しか見えない」とノリノリで歌って笑顔を見せるシン。両手を広げて久しぶりに浴びる歓声を全身で受け止めると、「みんな一緒に!」とマイクを向けて客席をあおり、さらに熱く盛り上げた。
1曲目を歌い終えたシンは、客席を見渡しながら「みんな~!ただいま!」とあいさつ。ファンから「おかえり!」と返事が返ってくると、パッと花咲くように頬を緩ませた。常に笑顔でポジティブなイメージの彼だが、久しぶりの対面イベントを前に心配をしていいたそうだ。彼は「このステージに立つまで毎日ずっと緊張していました。もしかして席に誰もいなかったらどうしよう…と悩んでいましたが、皆さんがいてくれて本当にうれしいです。ありがとうございます」と深くお辞儀をして感謝の気持ちを伝えた。

芸能界入りしてから約10年間、ほぼ休みなく走り続けたシンだが、兵役中はファンが自分を忘れてしまうのではないかという心配から、芸能活動を辞めようとも思ったそうだ。そんな告白にファンを驚かせながらも彼は「SNSを更新できなかった間もファンの皆さんは応援のメッセージを書いてくれたり、手紙を送ってくださったりして、僕のことをまだ待ってくださる皆さんがいると思って帰ってくることができました。皆さんのために頑張らなきゃなと思いました。だから今日をきっかけに、もう一度はじめからスタートしようという気持ちです。今日からシン・ウォンホの物語のはじまりです! ここにいる皆さんと一緒にたくさんの幸せな思い出を作りたいと思います」と、イベントに対する意気込みを伝えた。

「皆さんと僕の物語の1ページ目、一生懸命思い出を作りましょう! 盛り上がる準備はできていますか?」と投げかけると、ファンの熱い声援に応えて次の曲へ。グルーヴ感のあるベースサウンドが魅力の「What You Think」、疾走感のあるビートにセクシーな歌声が印象的な「KKI」を続けて披露し、会場をさらに熱くした。今日だけのスペシャルバージョンと言って披露したのは、オンラインイベントでしか披露したことのなかった「Trust Me(Rock Arr.)」。目を閉じ、手を握りしめながら、大切な人といつも一緒にいたいという気持ちを込めて歌い上げた。歌い終わると彼は「歌詞の中で“この先の未来の行方はまるで僕にはわからなくて いつまでたっても強くなれないこの心が”という歌詞が一番好きななんですけど、未来は予想しないことが必ず起きます。もどかしい気持ちを抱えながらこれからも生きていかなければならないし、それはきっとみんなも同じだと思うから、お互い一緒に信じて歩いて行きましょう」と、これからも大切なファンと一緒に歩き続けたいという思いを伝えた。

続いて「皆さんが聴いたらびっくりするあの曲を準備しました」と紹介して披露したのは「CROSS GENE」の日本デビュー曲「Shooting Star(Punk Arr.)」。細かく刻まれるギターとパワフルなドラムサウンドにのせて、力強く伸びやかな歌声を響かせると、会場からは大きな拍手と「最高!」という声が上がり、懐かしい曲でファンを大いに喜ばせた。

ライブ前半戦の最後の曲は、ファンに伝えたい気持ちが込められた曲ということでカバー曲としてセレクトした福山雅治の「家族になろうよ」を披露。たそがれ色のライトに照らされながら繊細で優しい歌声を響かせ、感動的な空気が会場を包み込んだ。

ファンに伝えたい熱い思いを歌で表現してからは、「兵役に行っている間にファンと話せなかった分、その気持ちを爆発させて思いっきり楽しみたい」と意気込んでトークコーナーがスタート。ファンと一緒に幸せな時間を過ごしてきた10年を振り返りつつ、これからの10年についての話になると「この先の10年、気になりません? どうなるんだろう?」と悩みながらも「大きい夢よりは小さな夢をちょっとずつかなえようかなと思います。本当に小さな夢は、東京ドームに行きたいです」と宣言。「本当に小さな夢なんですけど…」といたずらな笑顔を見せながら「皆さんが笑顔でいてれくれれば僕は幸せかなと思います」と感慨深く話した。

事前にファンから募集したQ&Aの時間では、「睡眠時間は?」という質問に「10時間寝ています」と答えてファンからうらやましがられ、「唇のコンディションは?」という質問には指で唇を触ってその場でチェック。「よくない。リップを3回くらい塗ったのにもう乾燥しちゃったんですよ…」と唇の乾燥状態までも正直に話してくれた。続いて「何キロですか?」という質問には「62キロ」と回答。ここでは裏話も付け加えた。兵役中、朝昼晩規則正しい生活をしているうちに、どんどん体重が増えてしまったというシン。当時ファンとばったり会って一緒に写真を撮るとなったとき、あまりにも太っていたことにショックを受けて痩せようと決意し、1年で30キロ減量したことを告白。ダイエット方法は、これまでの食事を半分にしてパーソナルトレイナーを付けて運動をし、毎日1万歩は歩くようにしたら自然と痩せていったそうだ。今は62キロくらいを維持するために体重計を海外に行っても持ち歩くことにし、食べ過ぎたら次の日の食事を制限して調整しているとのこと。そして服をめくりながら、「お腹(の脂肪)もなくなりました。セクシーでしょ~?」と言って披露する一幕もあり、ファンを喜ばせた。続いて「日本での一番の思い出は?」という質問には、「全国を回りながらのプロモーションしたことです。仙台から熊本まで移動して、そのプロモーションにも一緒についてくるファンもいて一緒に旅行しているようで楽しかったです」と振り返り、また全国を回ってたくさんの人に会いたいことを伝えた。

ゲームコーナーでは、ファンがシンをどこまで理解しているのかを競う2択クイズが行われた。「生まれ変わるなら?」(A:イルカ、B:白鳥)という質問には賢い動物が良いということでAを選択。「タイムマシーンで一度だけ行けるなら?」(A:恐竜時代、B:100年後の未来)についてはが怖いからと言ってBを選択。「デートに行くなら?」(A:映画館、B:遊園地)は、「乗り物が苦手だから遊園地には行きません」とキッパリ言ってAと回答。「将来目指すなら?」(A:映画監督、B:音楽プロデューサー)では、「音楽に関わった仕事は続けていきたい」ということでBを選んだ。「欲しいものは?」(A:愛、B:休暇)については、「皆さんの愛です!」と言ってAと答え、ファンの心をグッとつかむ。2択クイズには、シンが出演したドラマのシーンの拡大写真を見てどの作品なのかを当てるクイズもあり、正解の作品の映像を見ながら当時を振り返る時間も設けられた。ドラマ「ビッグ-愛は奇跡<ミラクル>-」のイ・ミンジョンとの雨のシーンでは「あのシーンは撮影が始まったばかりの頃で、めちゃ緊張していました。あのせりふがうまく出来なかったことが今でも悔しいです。今だったら…」と話すと、ファンの「やって!」という声に、「uh-oh…」とせりふを言おうとするが「恥ずかしい!」と言って顔を隠してしまうことも。いろんな2択クイズに最終的に残った1人のファンには「韓国は寒いので帽子を買おうと思ったときにファンにもあげたいなと思ってもう1個買いました」と話し、シンとおそろいの帽子がプレゼントされた。

クイズの次は、シンがさまざまなお題をクリアしていくことでプレゼントの数が決まるというチャレンジコーナーへ。「リコーダーを練習せずにドレミファソラシドを吹けたらクリア」と「コマを手のひらで回せたらクリア」というお題はクリアできたものの、けん玉やダイススタッキング、シャボン玉の中にシャボン玉を作るといった難題には頑張って挑戦したがクリアできず…。残念な空気が漂うと「今日は幸せになる日なので4名にあげます!」と言ってプレゼント枠を増やし、抽選で当たった4名にチェキやサイン入りのイベントポスターなどがプレゼントされた。

トークやゲームコーナーを終え、ファンとの楽しい時間を過ごしたシンは「今回のタイトル“START OVER AGAIN”の意味はもう一度やり直すという意味です。グループ活動、俳優として10年くらい前を向いて突き進んで来ました。でも2020年に入隊して当たり前だった日常生活が変わりいろんなことを考えました。そして去年、除隊をしてまた皆さんの前に帰ってくることができました。これはずっと待ってくれていた皆さんのおかげです。本当にありがとう」と深くお辞儀をして改めて感謝の気持ちを伝えると、会場からは大きな拍手が送られた。そして新たなスタートを切るために、一歩前に出る動作を一緒にすることに。シンが「せーの!」と言って、「ドン」と一歩前に進む動作をファンと一緒にすると、「2023年は僕と皆さんの新しい物語がスタートします。2023年はもっと会えるようにいろいろ準備しています。遊びにきてくださいね!」と伝え、ファンの期待感を高めた。

ライブ後半では初めてステージで披露となる「チェウォ」からスタート。幻想的でクールなサウンドと物憂げでセクシーな歌声でファンを陶酔へと誘う。後ろを向いた状態で歌い終え、「盛り上がっていくよ!」と気合いを入れると、力強いシンバルカウントから始まる曲「Invasion」へ。身体を揺さぶるグルーヴ感あふれるサウンドに、魅惑的な視線を客席に向けながらクールで艶っぽい歌声を響かせファンを虜に。「Yes I like you bebe」と歌うパートでは顔の近くでユニークなハンドジェスチャーの振付をしてさらにファンを引きつけた。

「次で最後の曲になります」と言うと、「えー」という大きな声が客席から湧き起こる。名残惜しい空気が漂う中、最後はシンが作詞した曲「雨のち晴れ~alright~」を披露することに。この曲について彼は「大変な時もあると思うけど、そんなときはこの曲を聴いて皆さんに幸せになってほしいです。落ち込んでいる時、元気がないときに聴いてもらいたくて歌詞を書きました」と紹介。爽やかなサウンドに乗るみずみずしい歌声が会場に心地良く広がると、最後は「いつでも好き」と歌って両手でハートを作り、心を込めて愛を表現した。そしてステージを去るとすぐにアンコールが湧きあがった。「ウォンホ!」、「シン君!」と叫ぶ声がシンに届くと、すぐにステージに戻って「アンコールありがとう! Let’s go!」と叫び「僕たちの時間に-TIME-」を披露。リズミカルなサウンドに合わせてペンライトが上下に揺れる中、温かみのある歌声が会場を包み込んだ。

歌い終わると、「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべるシン。「皆さんの声を聞けて本当にうれしいし幸せです。本当に皆さんありがとうございます。本当に楽しかったです。皆さんの“アンコール”は3年ぶりだったので、出なかったらどうしようと思ったけど、皆さんを信じて良かったです。これからももっと皆さんと会える機会を作りたいし、幸せな時間を過ごしたいです。愛しているよ」と感謝の気持ちを伝えた。続けて「公式ホームページも今日オープンしました。もっともっと皆さんを笑顔にできるように頑張ります。またすぐに会いましょう」と再会の約束をすると、「以上、シン・ウォンホ。シンくんでした!」とまぶしい笑顔を見せ、ステージからの去り際に「好き! ギャルピース、ハート、チュー!」と愛嬌(あいきょう)を連発し、弾けるような笑顔とともに、ファンミーティングは幕を閉じた。



photo:オフィシャル提供(昼、夜公演含む)


■シン・ウォンホ日本公式HP : http://shinwonho.jp
■シン・ウォンホ日本公式Twitter:https://twitter.com/shinwonho_jp
■シン・ウォンホInstagram:https://instagram.com/cg__shinwonho
■シン・ウォンホ公式YouYube:https://www.youtube.com/@shin_won_ho

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