「TARGET」
「TARGET」
韓国ニューシングル「BABY COME BACK HOME」(8月20日発売)で、カリスマ性あふれるセクシーな大人の男にイメージチェンジした「TARGET」。その話題の新曲を引っさげ、9月は大阪、東京、名古屋を巡る日本ライブツアー「TARGET BCBH COMEBACK LIVE 2019」を展開中。そこで、9月19日(木)の東京公演に密着取材し、ステージと舞台裏の様子などをメンバーたちのインタビューと共にお届け!

TARGET の最新ニュースまとめ

 この日は1部と2部の2公演。1部公演が始まる前、メイクをし、衣装に着替えたメンバーたちはリハーサルから。ステージに全員集まると、音響・照明スタッフに「アンニョンハセヨ。「TARGET」です。よろしくお願いします」とあいさつし、早速、メンバーたちの方から曲を指定。
ゼスいわく、「僕たちが歌うのにラクな曲にしています。声の高さがちょうどいい曲。キーが高い曲だとチェックできないから」ということで、どの会場でも、ほぼ毎回同じ曲でリハーサルをしているのだとか。特に、マイクのボリュームやモニターのボリュームなどを調整しながら、耳が痛いかどうか確認しているという。

 各自、ステージ上だけでなく、客席にも下りてマイクチェックをしたり、動線チェックをしたりするなど、入念に確認。中でも、リハーサルから、本番さながらに踊っていたのがウジン。「リハーサルも本番だと思って、真剣にやっています。それと、ストレッチをする感じで、体を温めるために、たくさん動いて、ダンスを踊っています」と本番に備えて、万全の準備。こうして、2曲を歌い終えると、メンバーたちは「大丈夫だね」とリハーサルを終えた。

 楽屋に戻ったメンバーたちは、本番までそれぞれ思い思いの時間を過ごしていた。
ゼスは真剣な様子で、紙に何かを書いていたので、聞いてみると、MCのトークを作っているのだとか。「面白くないと、会場の雰囲気がちょっと冷たくなるから、頑張らないとダメですよね(笑)」とMCでトークを回すゼスらしい責任感だ。

 メンバー全員、流暢な日本語で、ライブMCも毎回面白いと評判の「TARGET」。ゼスが内容をまとめているが、メンバーたちがアイディアを出して、トーク作りを助けてくれることもあるそうで、自分たちで考えているMCだからこそ、個々の良さを生かした、リアルな楽しいやり取りが展開されるのだろう。

 また、ウジンは、普段は寝ているそうだが、この日はスマホにイヤホンをして、音楽を聴いていた。「Official髭男dism」の「Stand By You」を聴いていて、歌詞を見ながら、日本語の勉強もしているのだとか。

 他のメンバーたちにも、普段の楽屋での過ごし方を聞いてみると、バウンは「ほぼYouTubeを見るか、寝ますね」、ジアイも「僕も同じです。好きなアーティストのライブ動画を見ています」、スルチャンは「ゲームのYouTubeを見ています」、ロイは「いろんなYouTubeを見ます。それから、『TARGET』のステージのモニタリングをしたり、寝たりしています」とYouTube派が多い中、ヒョンは「舞台前に喉のストレッチをします。喉が弱いから、ちゃんとストレッチしないと、本番で上手く歌えないので」と声出しを始めた。

 そして、いよいよライブ本番。平日の昼公演にもかかわらず、たくさんのファンが集まり、元気いっぱいに熱烈な声援を送るファンたち。それに後押しされるように、メンバーたちもオープニングからエネルギッシュなステージを展開していく。

 日本デビューシングル「熱い思い」のステージでは、客席からの撮影OK曲になっていたので、メンバーたちはいつも以上に、爽やかでキュートな姿を見せながら、ハツラツとしたパフォーマンスを披露。また、K-POPカバー曲では、曲ごとにさまざまな表情を見せながら、キレキレのパフォーマンスを繰り広げ、ファンを魅了した。
そして、一番の盛り上がりは、やはり新曲「BABY COME BACK HOME」のステージ。同曲は、疲れて彷徨い歩く若者たちに、希望を失わずに自信を持って、もう一度挑戦しようというメッセージが盛り込まれた曲。

 「PRODUCE X 101」の振付師クォン・ジェスンが振付を手掛け、メンバーたちは手の動きを活用したポイント振付から、パワフルなカッコよさが際立つシンクロダンス、歌詞に合わせた表情などで、見どころいっぱいの洗練されたステージを披露し、ファンの目をくぎ付けにした。

 また、本番前にゼスが準備していたMCでは、トークショーという形式で、ゼスがホストとなり、メンバーたちが“怒りたい状況”をテーマにトーク。
3択の中から、一番怒りたいものを選ぶというもので、最初のお題は、「カラオケ」。選択肢は1.上手くないのにハモってくる人。2.一緒に歌おうと言ったのに、自分だけ歌う人。3.歌っているのにスマホを触っている人。すると、1番はまさにバウンのことだと盛り上がるメンバーたち。

 スルチャンが1番を選んだ後、ジアイは「僕はバウン!」と答え、バウンいじりを始め、会場は爆笑の嵐となった。続いて、ロイは3番を選び、ヒョンは2番。そして、バウンが1番ではなく、「スマホを触っていたら、テンションが上がらない」と3番を選ぶと、ロイから「でも、一緒にカラオケに行ったら、お前もケータイ触るじゃん!」とつっこまれ、撃沈(笑)。ウジンからも「僕もバウン君です」とダメ押しされ、思わず「ごめんなさい」と反省する(!? )バウンだった。

 また、「後輩や友達におごるときの嫌な状況」というお題では、ほとんどのメンバーが「頼んだものを残す」を選んだ中、唯一ウジンだけが「勝手に高いメニューを頼む」を選び、「明日大事なものを買うつもりだったのに、お金がなくなっちゃったらどうしようって思うから」と答え、しっかりした一面を見せた。
そして、トークを頑張ったメンバーたちに、ゼスからお菓子のプレゼントが渡され、みんなポケットにしまう中、ロイだけはその場でお菓子の封を切り、一人モグモグタイムで食べる姿を見せるというアドリブで、ファンを楽しませた。

 ライブはテンポよく進み、後半になるにつれ、ファンの歓声もさらに大きくなり、メンバーたちも汗光る熱いパフォーマンスで、最後まで盛り上がりを見せ、終了となった。

 終演後、公演の感想を聞いてみると、バウンは「楽しかったです。皆さんがめっちゃ叫んでくれたので、元気をもらいました」、ウジンも「ファンの皆さんもめっちゃ反応が良かったら、僕も盛り上がって、『TAGET』もファンの皆さんも楽しくライブができたと思います」と笑顔を見せ、準備したトークにみんなが笑ってくれて良かったというゼスも「やっぱり皆さんの声援が聞こえると、もっと頑張ろうという気になるじゃないですか。それで、今日はすごく楽しかったです」と話し、ロイも「早い時間の公演だったけれど、みんながたくさん反応してくれて楽しかったです。そして、お菓子も美味しかったです(笑)」と振り返った。

 そして、ライブでも一際歓声が上がっていた新曲「BABY COME BACK HOME」について、ゼスは「サビでの銃を持っているような感じの振付がポイントじゃないかなと思います」とポイント振付を紹介し、バウンは「『TARGET』が今まで見せていないカリスマとかセクシーな振付があるので、それに注目して見てもらったらいいと思います」と見どころを挙げた。

 特にキレのある大きな動きで、目を引いたウジンは「強いダンスが好きなので、僕が自信のあるジャンルっていうか。それで、自信を持って頑張りました。最後まで、全力で踊りました」と充実した表情を浮かべ、ヒョンは「僕のパートの中で、ダンスは強いんですけど、歌は柔らかい感じで歌うところがあって、それが難しいです。でも、頑張っています」と自信を示した。

 また、韓国でのカムバック活動で印象的なことを聞くと、今回の活動は幸せだったと話すゼス。「カムバック活動中に、僕の誕生日(9月1日)がありまして、みんながミニファンミーティングに参加してくれて、お祝いしてくれたんで、幸せでした。ケーキも2つぐらい準備してくれて、すごくうれしかったです。それから、音楽番組に出たとき、他のアイドルさんたちがけっこう振付をマネしてくれたのも、うれしかったですね。今回の新曲はみんながマネしてくれたし、改めていい曲だなと思いました」と語った。

 グループとしては、9月14日に韓国デビュー600日を迎えた「TARGET」。
ジアイは「今まで皆さんと過ごした時間が600日過ぎたけど、これから皆さんともっと長い時間を過ごしたいから、『TARGET』のそばにいてください!」、リーダーのスルチャンは「時間が経つのが早いと思っています。こんなにずっと僕たちを応援してくれるファンの方たちは本当にありがたいし、これからも僕たち『TARGET』、一生懸命頑張るので、よろしくお願いします!」とファンに感謝の気持ちとメッセージを伝えた。

 そして、最後にゼスが「前から言っていますが、もっと僕たちの曲が増えて、『TARGET』の曲だけでライブをしたいから、もっとアルバムを出していくという約束をしたいです。そして、また早くカムバックできるよう、頑張ります!」と意気込みを語った。

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