ユン・ジソン
ユン・ジソン
Wanna One」のリーダーとしてグループを引っ張り、グループ活動終了後は、2月20日に韓国で1stミニアルバム「Aside」をリリース。ソロアーティストとして再スタートを切り、大活躍しているユン・ジソン。

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 同アルバムを引っさげた初の単独ファンミーティングを2月23日・24日に韓国ソウルよりスタートさせ、マカオ、台湾を経て、3月19日(火)に東京・府中の森芸術劇場にて、「2019 YOON JI SUNG 1st FAN MEETING : Aside in TOKYO」を開催。持ち前のカッコよさと可愛さを振りまきながら、明るく親しみやすい雰囲気で、終始「BABAL」(=ユン・ジソンのファン/BABALは「米粒」の意)を魅了した。

 今回のファンミーティングのイメージポスターでは、ユン・ジソンが黄色い花を持つ姿が印象的だったため、客席にはペンライトに加え、花を持っているファンたちの姿も。日本のみならず、韓国、中国など海外からのファンも詰め掛け、ぎっしり埋まった会場は開始前から熱気ムンムンだった。

 ユン・ジソン本人がファンミーティングの注意事項を案内する映像が流れた後、ステージ中央から、ユン・ジソンが登場!割れんばかりの大歓声に包まれながら、簡単ではない恋の話を駄々をこねるように率直に綴ったポップR&B曲「Who are you?」をバックダンサーと共に披露し、2部公演が幕を開けた。

 ファンから「ジソンー!」と呼び込まれたユン・ジソンは「こんにちは。ユン・ジソンです。すごく緊張しながらも、ワクワクしています。皆さんに楽しい時間を過ごしてほしいです。今日は楽しい時間にします」と笑顔を見せ、会場のあちこちから飛び交う熱烈な声援に対し、歓迎してもらえてうれしいと話した。

 そして、髪にはヘアティンセルを付けたユン・ジソン。「可愛く見せたくて、キラキラを付けました(笑)」とピースサインをし、1部公演ではブルーだったが、2部公演ではゴールド系のカラーに変え、耳には月と星、宇宙をかたどったピアスを付けるなど、スタイリングにもこだわりを見せた。

 ここでイスが用意され、ユン・ジソンがイスにピョンと飛び乗るように座ると、その姿に「可愛い~」と歓声が上がり、彼の一挙手一投足に、もれなく敏感に反応するファンたち。ユン・ジソンは「皆さんのエネルギーがハンパなくて、いい思い出を作って帰っていただけたようなので、僕の方がありがたかったです」と1部公演を振り返り、「2部公演はさらに面白くしていきたいです。東京では最後の公演になりますが、次またこういう機会が持てるように、いい思い出を作りたいと思います。皆さんがまた来たいと思えるような公演にします」と意気込んだ。

 また、オープニングでも収録曲を歌ったが、1stミニアルバム「Aside」については、ファンへの感謝の気持ちを込め、愛着のある曲を収録したと説明し、たくさんの方に愛してもらえて感謝していると伝え、次のコーナーへ。

 最初の企画コーナーは「ユン・ジソン チュートリアル」。3月8日に誕生日を迎え、客席から「お誕生日、おめでとうございました~!」と祝福されたユン・ジソンが誕生日にちなんで、38の質問を83秒以内で答えるというもの。1部公演では失敗に終わり、罰ゲームをしたというユン・ジソンは「今回は成功します!ファイト!」と意気揚々と臨んだ。

 38の質問では、好きなお母さんの手作りおかずは「トゥンカルビ」、日本のコンビニで初めて買ったものは、「おにぎり」で鮭が好きなことや、次のアルバムで挑戦したいジャンルは「セクシーダンス」、寝る前にすることは乾燥肌なので「顔にミストを吹きかけること」などと答えていったが、17問目で時間切れ…。しょんぼりするユン・ジソンに罰ゲームとして、“縄跳びでニ重跳びを連続10回”が課され、何度かチャレンジしたが、4、5回で引っかかってしまい、体力が尽き果てた(!? )ため、トータルで10回は跳んだということで、ファンは頑張ったユン・ジソンに拍手を送り、コーナーを終了した。

 春の暖かさを盛り込んだポップR&B曲「CLOVER」を感性豊かに歌い上げた後は、ユン・ジソンが通販番組のコンセプトで、サムギョプサルにんにくのり巻きを作る模様を収めた映像が流れ、悪戦苦闘する姿で、ファンを爆笑させた。

 再びライブステージとなり、ユン・ジソンはアルバムリード曲のポップバラード「In the Rain」で、準備なく愛する人との別れを迎えた感情をソフトな甘い歌声で表現。うっとり聴き入るファンは、曲中に「私たちは一生一緒に幸せになろう。ジソンが好きすぎて死にそう」と書かれたスローガンを一斉に掲げ、ユン・ジソンを応援。ファンのサプライズスローガンイベントに、ユン・ジソンは「歌っているとき、力になりました」と感激した。

 次のコーナーは「BABAL視点の未来予想」と題し、ファンが事前に未来予想をして書いたポストイットが貼られたボードが登場。つまり、それが現実になるように、書かれていることをユン・ジソンが実行するというもの。
「いつもモーニングコールをありがとう」と書かれたポストイットを選んだユン・ジソンは、ピコピコハンマーを持って、日本語で「『BABAL』ちゃん、早く起きて」とキュートな姿を見せたり、「エアハグをしてください」というリクエストには、ハグからのおでこにチューまでやって見せ、本人は恥ずかしがってすぐに後ろを向き、ボードに隠れてしまったが、客席はユン・ジソンのチュー顔に「ギャー!! 」と興奮が収まらなかった。

 ほかにも、客席に愛の矢を撃ったり、ピカチューのモノマネをしたり、ターンをしてからのウインクなど、ポストイットを引いては、そこに書かれているものを全てこなし、ファンを喜ばせた。さらには、積極的なファンたちが「Wanna One」の曲のダンスを見せてほしいとリクエスト。ファンから多くのリクエストがあった「Light」のサビ部分のダンスを披露したり、「PRODUCE 101」シーズン2のシグナルソング「Pick Me」も音源がなかったが、客席のファンがサビ部分を大合唱し、それに合わせて踊ったりするなど、アドリブで次々と応えるファンサービスで、ファンの心をキュンキュンさせた。

 そして、続くライブステージ「Why not me?」では、表情がガラリと変わり、恋人のいる女性を好きになった男性の心を表現した切ないバラードをその世界観に入って歌い上げた。

 次の企画コーナーは「画伯ユン・ジソン」。出されたお題に対し、ユン・ジソンが15秒以内に絵を描き、抽選で選ばれたファンがその絵が何かを当てるというもの。選ばれたファンは、ユン・ジソンとの会話が楽しめるし、見事、正解を出すと、その絵にユン・ジソンがその人の名前とサインを書いてプレゼントしてくれるため、夢のような時間となった。

 1人目は、「幽霊」の絵をファンが一発で回答。「お化け」と答える可能性もあるところを「幽霊」と正確に答えたため、ユン・ジソン自身が「お~!! 」と目を丸くしながら驚く姿が可愛かった。2人目も、「東京タワー」の絵を一発回答。続く3人目も、「桜」を一発回答。ユン・ジソンがWanna Oneの「桜の花が散った日」という歌詞で始まる「I PROMISE YOU (I.P.U.)」を口ずさむ一幕も。

 もっと難しいお題がほしいというユン・ジソンに、最後に与えられたお題は「ユン・ジソン」。絵を出した瞬間、客席は「え~!? 」と誰か分からないといった雰囲気だったが、選ばれたファンは見事に一発回答。ユン・ジソンはその絵を自分の顔の横に並べ、「そっくりでしょ?」とニッコリし、満足そうな表情を浮かべた。

 特に、ユン・ジソンは選ばれたファン一人ひとりに、「○○ちゃん、信じてますよ~」など優しく声を掛けたり、ファンの名前をひらがなで書きたかったとし、間違えながらも、一生懸命ひらがなでファンの名前を書いてあげる姿がユン・ジソンの誠実さや優しさをよく表していて、会場全体がほっこりと幸せな気分になった。

 ファンミーティングも終盤となり、名残惜しさもあるが、「今日は本当に楽しかったです」と感想を語ったユン・ジソンは客席をバックに記念撮影をした後、最後の曲として、「皆さんが元気を出せるように」とイ・デフィからプレゼントされたミディアムテンポのR&B曲「SLOW」を熱唱。歌声でファンの心を癒やし、ステージを後にした。

 客席では、すぐに「ユン・ジソン」コールが起こり、アンコールに突入。映像が流れた後、ダンサーと共にツアーTシャツに着替えて登場したユン・ジソンは、「Stray Kids」のチャンビンがフィーチャリングで参加した、爽やかで軽快なサウンドの「You…Like the Wind」を披露。金テープと銀テープが舞い散り、会場のボルテージは最高潮に。熱い熱気のままファンミーティングは幕を閉じ、ユン・ジソンは「気を付けて帰ってください」と最後までファンを気遣いながら、1階席、2階席の隅々まで笑顔で手を降った。

 この日、ユン・ジソンは1stミニアルバム「Aside」の収録曲6曲を全て披露し、イベント後には同アルバムを購入した人の中から抽選で行われたスペシャル特典会でもファンと触れ合い、大盛況のうちにイベントを終えた。ソフトで甘い歌声はもちろん、表情が豊かで、“リアクション王”と言われる人間味あふれる人柄など、ユン・ジソンの魅力を直に感じ、どっぷり浸かれる記念すべき初のファンミーティングだった。

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