「SF9」
「SF9」
青春ミュージカル映画の主人公を連想させる、メンバーたちの愛らしい魅力が引き出された日本3rdシングル「マンマミーア!」(5月23日発売)が、オリコンの週間シングルランキング(6月4日付)で、過去最高位の4位を記録し、ビルボードチャートでも週間3位を獲得した9人組ダンスボーイズグループ「SF9」が、6月1日(金)Zeppダイバーシティ東京にて、初のZeppツアー「Zepp Tour 2018“MAMMA MIA!”」のファイナル公演を開催。

SF9 の最新ニュースまとめ

 今回は「青春」をテーマに、新曲から人気曲、さらにはユニットパフォーマンス、カバー曲など日本語曲、韓国語曲を織り交ぜた見どころ満載の構成で、一段と成長したメンバーたちの熱いパフォーマンスが炸裂!会場をぎっしり埋め尽くした「FANTASY」(=「SF9」のファン)を熱狂させた。

 オープニングは、バックスクリーン前の階段の上から、1人ずつ登場したメンバーたち。キメ顔やキュートな表情など、それぞれがポーズを取るたびに大歓声が巻き起こり、会場のテンションは早くもMAX 状態。9人そろったところで、彼らのラブリーさ満開の新曲「Mamma Mia(KR)」で幕を開けると、「マンマミーア!」の初回限定盤Aに収録された「Be my Baby(JP)」、日本デビュー曲「Fanfare(JP)」と続き、キレのあるパワフルなパフォーマンスで、客席のボルテージをさらにヒートアップさせた。

 「TO BE SENSATIONこんばんは。『SF9』です」と全員であいさつすると、「お久しぶりです。僕はリーダーのヨンビンです。『SF9 Zepp Tour 2018“MAMMA MIA!”』に来てくれて本当にありがとうございます。皆さんようこそ~」、「こんばんは『FANTASY』の皆さん。(ジュホの後ろに隠れてから顔を出し)ひょっこりロウンです。ライブで出会えて本当にうれしいです」、「カリスマラッパー、ジュホです。Zepp Tourの最終日、一緒に楽しんでください!」、「こんばんは!テヤンです。いや~熱いね。3rdシングルのタイトル曲『マンマミーア』とカップリング曲『Be my Baby』の日本語バージョンを初めて披露しましたがいかがでしたか?3rdシングルたくさん聴いてください」、「皆さんが大好きなチャニです(ピースサイン)。皆さん、本当に会いたかったです」、「皆さん、こんばんは。キラキラ『FANTASY』にドキドキするラッパー、フィヨンです」、「ダウォンで~す!雰囲気いいですね~。きょうもこんなに多くの方が来てくださって本当にありがとうございます。きょうも頑張ります」、「皆さん、こんばんは。僕はハニーボイス・ジェユンです。スペシャルなステージを準備しましたので楽しんでください。愛してるよ」、「こんばんは、インソンです。なぜこんなにキレイですか?ドキドキです」とメンバーたちはファンとの再会をうれしそうにしながら、自己紹介。

 日本語でのトークもだいぶ上手くなってきたメンバーたちは、今回の公演テーマ「青春」と聞いて思い浮かべるのは、「青い」(ジェユン)、「SF9」(ヨンビン)、「失敗と挑戦」(フィヨン)と答え、チャニが「成長」と言うと、「お~、末っ子」(ロウン)、「さすがチャニ君」(インソン)と感心する2人の間を割って、ダウォンが「チャニ君は(身体的に)毎日毎日成長しているよね」と笑わせるなど、メンバー同士の掛け合いも楽しい。

 その楽しい雰囲気のまま、「次は『FANTASY』と作るステージ」とし、「Just on mya way(JP)」ではスクリーンが「SF9 stagram」となり、メンバーたちの弾ける姿が映し出され、「Hide and Seek(JP)」では曲終わりにダウォンが「『FANTASY』とダウォン、どっちが好き?」と聞くと、「僕はチャニ君が好き」(テヤン)、「チャニ君は僕」(ロウン)と茶目っ気たっぷりにメンバー愛を示し、「ナラン ノルジャ」(=僕と遊ぼう)と元気いっぱいに歌う「Let‘s Hang Out(KR)」では最後にチャニがロウンをおんぶして、ステージをはけた。

 今回のツアーのために作られたという、メンバーたちが青春について語る映像パート1を挟んだ後、ユニットステージへ。トップバッターは「SF9」のメインダンサー、テヤン。ジュホの自作曲をBGMに、美しくしなやかな踊りや、パワフルかつセクシーなダンスを見せると、そこにヨンビンとチャニも加わり、息に合った圧巻のパフォーマンスを。次にチャニもソロダンスで魅せた後、ヨンビンとテヤンが加わり、青春の情熱を表現した3人の幻想的なパフォーマンスに何度も黄色い歓声が上がった。

 続いて、ボーカルラインのジェユンとロウンが甘い声で、米津玄師の「Lemon」を熱唱。ロマンチックなバラードで青春を表現した2人は歌い終えると、握手からのハグでお互いを称えあった。そして、ハイライトはヨンビン、インソン、ジュホ、テヤン、チャニが可愛く歌い上げた「SMAP」の「SHAKE」。5人の可愛く、楽しそうな様子に、客席もノリノリで大盛り上がりとなった。

 3組のユニットステージが終わると、「僕は『SHAKE』が1番好きです」と言うダウォンに、「じゃあ、ダウォン君が見せてください」(テヤン)と、「SHAKE」を歌い始め、踊るようにあおるメンバーたち。恥ずかしそうに踊るダウォンは「いい加減にしろよ!」ともうやめたいのに、メンバーたちが歌いやめないので、踊り続けるダウォン。さらに、「ダウォンさんのヘアスタイルはきょう玉子寿司ですか?」(ヨンビン)、「いただきま~す。おいしい」(インソン)と頭にかぶりつこうとするなど、ダウォンいじりを面白がるメンバーたち(笑)。

 メンバーたちのわちゃわちゃ感にほっこりさせられた後は、「青春は明るく楽しいことだけではありませんね」(フィヨン)、「いまからのステージは寂しくて悲しい青春がテーマです」(インソン)と、ボーカルライン5人の歌声際立つR&Bバラード「空白(JP)」を皮切りに、「Never Say Goodbye(JP)」、「Go Back In Time(KR)」、「Easy Love(JP)」まで続けて4曲を披露し、切ない感性を彼らならではの歌声とダンスで表現した。

 メンバーたちが青春について語る映像パート2を挟み、登場したのはラッパーラインのヨンビン、ジュホ、フィヨン。ジュホの自作曲「CHAMPAIGN」で、3人はそれぞれ魂のラップを繰り広げ、ラッパーとしての本領を発揮した。

 そして、ここからはガールズグループのカバー曲メドレー。「少女時代」のセクシーなダンスナンバー「Run Devil Run」に続き、「TWICE」の大ヒット曲「TT」ではお馴染み“TTダンス”を愛嬌たっぷりに踊り、ファンを楽しませた。

 メンバーたちは、ラッパー3人のステージがカッコよかったと振り返り、チャニが「フィヨン君のステージを見て、フィヨン君が本当に偉くなったなと感じました。これからも僕がちゃーんと育てます!(笑)」と言うと、フィヨンは「チャニ君、これからもよろしくね」とニッコリ。チャニが「OK~」と答え、末っ子ライン2人の友情を改めて確認した後は、客席から「可愛い~」という声が続出した「TT」の話へ。

 「僕はガールズグループの踊りが本当に向いているって思いました」というジェユンに、ロウンが「練習のときもすごかったですね。ジェユンさんのお尻が(笑)」と暴露すると、客席にお尻を向け、暴走しそうなジェユンをテヤンが止めるという一幕も(笑)。

 終盤に入り、「Midnight Road(KR)」に続き、ライブでは定番のパワフルなアーバンダンス曲「Roar(JP)」、アクロバティックなダンスが目を引く「Jungle Game(JP)」で、難易度の高い迫力のあるパフォーマンスをエネルギッシュに繰り出す彼らに、ファンの掛け声も一段と大きくなり、会場の熱気は最高潮に。本編最後は「僕らの太陽である皆さんのために歌います(テヤン)」と、“マタドールダンス”で話題を集めた「僕の太陽~O Sole Mio~」を披露して終了となった。

 すぐさま「SF9」コールが起き、アンコールに突入したメンバーたち。ライブTシャツを着て登場した彼らは、誰か1人の動きを他のメンバーがマネて踊るというフリーダンスで、ファンソング「Dear Fantasy(KR)」を歌った後、「Together(JP)」でもメンバー同士じゃれ合う雰囲気を出しながら、最後は9人がステージ中央に集まり、手で大きなハートを完成させ、ファンに愛を届けた。

 すると、メンバーたちは客席で「『SF9』ドキドキさせてくれてありがとう」と韓国語で書かれたスローガンを掲げるファンの姿に気付き、「うわ~!! 」、「準備してくれていたんですか?」(テヤン)、「鳥肌」(ロウン)と感動の嵐。ヨンビンの提案で、客席をバックに写真撮影をすることになり、「ファンタ・ジー」の合図で撮影をし、思い出を写真に収めた。

 そして、1人ずつきょうの感想を言っていくメンバーたち。
ロウンは「きょう僕たち『SF9』は100%感動しました。ありがとうございました。いまから未来を作っていきましょう!(と客席遠くを指さし)本当に愛してる」、ジュホは「きょう皆さんに新しいステージを見せることができて本当にうれしいです。本当にありがとうございます」、テヤンは「きょうは絶対に忘れられない日だと思います。ここにいる皆さん全員、永遠に一生、一緒にいきたいですね。永遠にお願いします」、チャニは「皆さんの青春の思い出に僕らもいたらいいなと思います。皆さん、本当に愛しています」、ヨンビンは「大阪、東京、名古屋、本当に感動しました。大切な時間を僕らにくださって、本当にありがとうございます。もっとステキなSF9になって、また戻ってきます」と約束。

 フィヨンは「これからも、いつも新しいSF9を見せるように一生懸命頑張ります。僕たちの心、シュー」といつの間にか用意していた紙飛行機を客席に飛ばし、ダウォンは「きょうも一緒に楽しんでくれて、愛してくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。僕たちもっと成長するから、ぜひ応援してください。もっと頑張りたいと思います」、ジェユンは「本当に寂しいですね。また会いましょう。きょう楽しかったです。ありがとうございました。愛してるよ、『FANTASY』」、インソンは「きのう渋谷で、日本で本当に有名な食べ物を食べました。マクドナルド。すみませ~ん。冗談です(笑)。(ヨンビンが「原宿で(インソンと)クレープを食べました。2人でデートをしました(笑)」と説明)これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」と伝えた。

 そして、アンコールラストは、導入部にイスを使ったパフォーマンスで「マンマミーア!(JP)」を披露し、これで終わるかにみえたが、客席に手を振りながら、名残り惜しそうなメンバーたちは、BGMで流れる「マンマミーア!」に合わせ、また歌い始めてダブルアンコールのような雰囲気に。そして、ヨンビンはインソンに抱き付いてチューするなど、仲睦まじいメンバーたちは、ダウォンが自分の頭からペットボトルの水をかけると、いたずら心が発動。ペットボトルの水を持って、追いかけごっこが始まり、ロウンとチャニはジェユンの頭から水をかけ、チャニはロウンにも。反撃に出たロウンはチャニをつかまえ、最後はチャニが頭から水をかぶる姿で、エンディング。最後まで、やんちゃで仲の良い「SF9」らしさを見せ、Zeppツアーを締めくくった。

 曲を出すたびに、新しいコンセプトでイメージチェンジを図り、ファンを飽きさせない「SF9」。次はどんな姿で帰ってくるのか、期待したい。


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