待望のニューアルバム「Mi Amor」を2月10日(土)にリリースしたアイドルデュオ「CoCoSoRi」
待望のニューアルバム「Mi Amor」を2月10日(土)にリリースしたアイドルデュオ「CoCoSoRi」
待望のニューアルバム「Mi Amor」を2月10日(土)にリリースしたアイドルデュオ「CoCoSoRi」。昨年はドラマ「アイドルマスター.KR」に出演したり、SoRi(以下、ソリ)が人気オーディション番組「MIXNINE」で決勝直前まで進み、注目を集めたりするなど、多方面での活躍が光った彼女たちが、新譜を引っさげ、インストアイベントや単独ライブを開催するため、来日した。

 今回のアルバムは、昨年10月より実施されたクラウドファンディングにより、ファンの協力を募り、リリースが実現したもの。情熱的なラテンのリズムが印象的なタイトル曲「Mi Amor」をはじめ、恋に落ちたときのシビれる感情を静電気に見立てたユニークでキャッチ―な「Static electricity」、昨年シングルカットされたCoCo(以下、ココ)のバラード曲「Wishy Washy」、デビュー曲「Dark Circle」など全6曲が収録されている。
いまできることを精一杯詰め込んだという今回のアルバムで、新たな魅力を放つ2人が、新曲の注目ポイントや、マカオで撮影したMVの撮影秘話などを楽しく語ってくれた。


<B>―インタビューでお会いするのは久しぶりですね。近況なども含め、ごあいさつからお願いします。</b>
ソリ:「CoCoSoRi」のソリです。よろしくお願いします。「MIXNINE」が終わって、すぐ新曲「Mi Amor」の準備に入り、頑張って練習をして日本に来ました!
ココ:「CoCoSoRi」のココです。最近はリポーター、Youtuberとしても活動しています。

<B>―今回の「Mi Amor」はクラウドファンディングにより、リリースが実現したアルバムですが、どんな思いを込めたアルバムでしょうか?</b>
ソリ:「CoCoSoRi」を好きな日本のファンの方々が、また日本に来てほしいっていう思いがすごく深くて、「CoCoSoRiはいつ来ますか?」っていつも聞いてくれたし、「待ってるよ」っていう声がたくさんありました。そういうファンの皆さんへの思いを込めて、頑張って作りました。MVもクラウドファンディングをして、私たちは韓国で初めて、クラウドファンディングをしたアーティストなんですけど、おかげでMVをマカオで撮ることができました。
ココ:いろんな国のファンの方が協力してくださったんですけど、一番多かったのが日本の方だったんです。

<B>―それで、日本で最初にリリース(韓国では2月12日発売)されることになったんですか。</b>
ソリ:そうです!

<B>―同名タイトル曲「Mi Amor」は、恋に落ちた気持ちを熱く歌い上げた情熱的なポップソングですが、注目ポイントを教えてください。</b>
ココ:スペイン語の歌詞「Mi Amor~」が入っているんですが、そういう他の国の言葉が入った曲を歌ったことがないんです。だから、そこが注目ポイントではないかと思います。

<B>―「Mi Amor」は“私の愛”という意味ですよね。どういう思いで歌いましたか?</b>
ソリ:曲を作ってくだった作家さんから、「今回はセクシーでいきましょう」って言われて。だから、愛を表現するんですけど、ちょっと大変でした。いつもキュートな感じで歌ってきたんで、セクシーにするのが大変だったんです。でも、頑張って、自分の中にあるセクシーさを出して、「Mi Amor」という部分では、空気をたくさん入れて、必死な感じで歌いました(笑)。

<B>―セクシーさを表現するのは得意ではないですか?</b>
ココ:セクシーとは無縁ですね(笑)。
ソリ:難しいです。でも、自分が知らないうちに、どこかでセクシーさがあったみたいなので、なんとかできました。
ココ:私たちにはセクシーさが足りないんで、その足りない分をラテンの情熱的な曲がカバーしてくれたと思います。

<B>―マカオで撮影されたMVは、イケメンに一目惚れした2人のラブストーリー仕立てのシーンで構成されていますが、演じてみていかがでしたか?</b>
ソリ:そういう演技は2人とも初めてだったんですけど、難しかったです。演技の中で、キスをするようなシーンがあって、実際にはしていないんですけど、簡単だと思っていたんですよ。でも、角度とか表情とか、目をつぶっているのに演技が必要で。だから、大変だったんですけど、相手役の俳優さんが、私たちより年下で、監督さんが私より顔がキレイだって(笑)。
ココ:そうなんです。
ソリ:逆でした。ハハハハハ。
ココ:私はストーキングをするような役で、すごく積極的に相手の顔に頬を近づけたりするシーンがあったんですけど、それがすごく自然だったと。だから、実際もそうなんじゃないかと誤解を招きそうです…。

<B>―そういうキャラクター設定だったということですよね。</b>
ソリ:ココちゃんはマカオにショッピングをしに行って、イケメンに会う、みたいな。私は食べ物をいっぱい食べて。
ココ:豚みたいな役でした(笑)。
ソリ:ラブストーリーなのに、ちょっとおバカみたいに、持っていた食べ物を落としてしまって、それを拾って、「これ食べる?」みたいな。一目惚れしたから、私にとっては大事なパンをあげたんです。

<B>―ココさんは俳優さんと踊るシーンもありましたよね。</b>
ココ:私が指導しました。ここでジャンプして、リフトして、って(笑)。
ソリ:その場でこうしようって、合わせていましたね。その俳優さんも上手かったです。

<B>―ソリさんはゴンドラに乗るシーンがありましたね。</b>
ソリ:私、本当に大変でした。高所恐怖症だから、「なんで私が乗らなきゃいけないの!」って思ったんですけど、乗り越えました。最初はゴンドラの中で固まっていたんですけど、どんどんラクになっていって。

<B>―すごく高かったんですか?</b>
ソリ:下が湖みたいになっていたから、落ちたらどうしようってことばかり考えていて、すごく怖かったです。
ココ:私はその間、車の中で寝ていました(笑)。すごく時間がかかっていたので。
ソリ:私がキスしようと思ったら、前に龍がいて、ビックリするというシーンだったんですけど、その龍と位置を合わせるのが難しくて、3、4回ぐらい乗ったから、けっこう時間がかかったんです。

<B>―そして最後は、2人がチューするというシーンで終わりますが、実は夢だったという話ですよね。</b>
ソリ:そうです。2人が、落としたかばんを持ってきてくれたイケメンに一目惚れをして、そのまま夢に入っていったという話です。

<B>―チューするシーンを撮ったときは、どんな気分でしたか?</b>
ココ:なんで私だけチューした後、ソリオンニ(お姉さん)に叩かれるの?って(笑)。
ソリ:それは演技です。なんで相手がココちゃんなの、っていう演技を頑張ってしました。
ココ:やっぱり、すごく恥ずかしかったです。
ソリ:私は別に大丈夫でしたけど。
ココ:ウソ、ウソ、ウソ!普段はよくくっついているんですけど、やっぱりそういうのは。
ソリ:でも、良かったのが、お互いに大好きで、というんじゃなくて、イケメンだと思ってチューしたら、ココちゃんだったっていうことですね。

<B>―ファンの反応はどうですか?</b>
ソリ:その場面をキャプチャーして、「やっぱり『CoCoSoRi』だぁ」みたいな、良い反応が多いです。

<B>―今回のMVのように、一目惚れしたことはありますか?</b>
ソリ:ないですね。
ココ:私はオンニに一目惚れしたよ!
ソリ:ありがとう。さっき、私とチューしたのイヤだって言ったのに、悪いなぁ。悪い男です(笑)。

<B>―ココさんは男性に生まれていたら、ちょっと危険なタイプかもしれませんね(笑)。</b>
ココ:お~。そしたら女性にモテて、いいですね~。

<B>―2人が同じ人を好きになるということはありそうですか?</b>
ソリ:ないです。タイプがぜんぜん違います。
ココ:前、一緒にドラマを見ていたとき、登場人物に優しい男性とちょっと悪い男性がいたんです。そのとき、私は優しい人がいい、オンニは悪い人がいい、って話になって。
ソリ:昔はそうだったんです。でも、いまは私も優しい人がいいかもしれない(笑)。

<B>―可能性は低そうですが、もし同じ人を好きになったらどうすると思いますか?</b>
ソリ:譲ってあげます。(ココに)あげる!
ココ:(ソリに)あげる。
ソリ:どうぞ、どうぞ。
ココ:いや、どうぞ、どうぞ。

<B>―ハハハ。2人で「どうぞ、どうぞ」ってやっていたら、その男性の立場は…(笑)。</b>
ココ:戸惑うでしょうね(笑)。

<B>―タイプが違うということですが、例えば服とか物でも好みが違うんですか?</b>
ココ:すごく違います。色もオンニが好きな色はパステルとか、女の子らしいピンク。でも、私はシンプルなブラック、ホワイトが好きで。
ソリ:性格は男なんですけど(笑)。
ココ:メイクも私はけっこう濃くするのが好きなんですが、オンニはシンプルでナチュラルに。
ソリ:食べ物も、ココちゃんはパン、私はご飯が好きで。でも、いまはココちゃんがおじさんになって、チゲとか大好きなんで、少しずつ似てきましたね。
ココ:オンニと仲良くなって、ご飯が好きになっていきました。オンニはすごくいっぱい食べるんですよ。
ソリ:ハハハ。突然?私ご飯、大好きです。MVみたいにガツガツ食べます(笑)。

<B>―マカオでのMV撮影はタイトなスケジュールだったそうですね。</b>
ソリ:到着して、すぐに始まって、27時間ずっと撮影していました。
ココ:だから、スタッフさんから、マカオに行ってきた写真を送ってほしいと言われたんですけど、自撮りもなくて。
ソリ:もう1回行きたいですね。夜景がキレイで、すごく良かったんです。
ココ:あと泊まっていたホテルに、大きなショッピングモールが付いていて、300以上ショップが並んでいたんです。だから、今度はゆっくり見て回りたいですね。

<B>―ショッピングは2人で行きますか?好みが違うという話ですが。</b>
ソリ:でも、一緒に行ったら、お互いに似合う服を選んであげたりしますよ。
ココ:そうそう。ピンクの服を見つけると、これオンニの、オンニのって教えてあげて(笑)。
ソリ:きょう着ている服も、きのうZARAに行って、お互いに選び合った服なんです。チェック柄で似ているんですけど、色使いとか形とか、微妙に違うんです。
ココ:オンニは女性らしい、フィットした感じが好き。
ソリ:ココちゃんは、ちょっと大きめのダボッとした感じが好きなんです。

<B>―ニューアルバムに話を戻しますが、2曲目の「Static electricity」はユニークな歌詞が印象的な曲ですね。</b>
ソリ:好きな男性と指先が触れただけで、恥ずかしくなるっていう話で、映画館に行っても、ポップコーンは食べられない。もし、ポップコーンを取ろうとして、手が触れたらピリピリするから、という女の子らしい内容の曲です。だから、「チリッ チリッ(ビリビリ)」、「チャリッ チャリッ(ピリピリ)」とか、そういう擬音語がいっぱい入っていて、ずっと出てきます。

<B>―この曲の注目ポイントは?</b>
ココ:私たちが振付を考えたダンスですね。みんなで簡単に踊れる振付にしたので、一緒に楽しく盛り上がれると思います。
ソリ:サビの部分は、みんながマネしやすいと思います。(と振付を見せてくれる)

<B>―たしかにマネしやすそうですね。この曲の振付を2人で考えたのはどうしてですか?</b>
ソリ:この曲はデビューする前、練習生のときに初めてもらった曲なんです。それで、デビューが決まって、デビュー曲をどの曲にするか考えたとき、候補にはあったんですが、結局デビュー曲にはならなかったんです。それが今回収録曲に入って、急いで練習をすることになったんで、振付を作る時間があんまりなかったから、2人で作ってみようってなって。前作の「いとしのマーメイド」も2人で作っているんで、それ以来ですね。

<B>―2017年は「アイドルマスター.KR」に出演したり、ソロ活動などで活躍の場を広げましたが、ことしはどんなことに挑戦していきたいですか?</b>
ソリ:2017年はいろんなことがあって、「CoCoSoRi」を待ってくださるファンの方が本当に多かったんで、ことしは「CoCoSoRi」としての活動も充実させたいです。海外にも行って、違う国のファンの皆さんにも会いたいし、頑張って公演をお見せしたいです。
ココ:私はCM。(自分に言い聞かせるように)できる、できる!
ソリ:韓国ではチキンのCMに出たいです。日本では、韓国人がCMに出るのは珍しいですよね。でも、希望を持って、諦めず挑戦してみたいです。
ココ:オンニは食べ物のCMに出たら、人気になると思いますよ。
ソリ:豚みたいに食べるから(笑)。
ココ:私は甘いものがいいなぁ。
ソリ:ココちゃんは、可愛くチョコ。
ココ:“チョコココ”!

<B>―おぉ~、“チョコココ”。すでにネーミングまで決まって、準備万端ですね。</b>
ココ:ハイ(笑)。
ソリ:そういうCMにも出演できるよう、これからも頑張っていきます!


 見た目のキュートさだけでなく、声のトーン・話し方といい、仕草といい、2人とも可愛らしい雰囲気を漂わせていた「CoCoSoRi」。この日の取材は、周りのスタッフも女性ばかりで、2人を見ながら、「CoCoSoRiは本当に可愛らしい」と口を揃えて話していたら、ソリが「皆さん、オンマ(お母さん)のマウム(気持ち)ですね」とニコッと笑った。

 また、インタビュー中は、日本語が堪能なソリが、ココをフォロー。最近、ココは「ヒップホップ」の発音をソリから教えてもらったそうだが、ソリは「ココちゃんは、変な言葉ばかり覚えるんです。あと、自分に有利な言葉だけ。頭がいいです」と困った表情を見せるも、2人の仲の良さが随所に垣間見えていた。そんな2人が「CoCoSoRi」として、どのような成長を遂げていくのか、要注目だ。


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