「PENTAGON」
「PENTAGON」
2016年10月の韓国デビュー後からわずか5か月で日本デビューを果たした大型新人グループ「PENTAGON」。デビューサバイバル番組「PENTAGON MAKER」で選抜された韓国人、日本人、中国人の計10人で構成され、ダイナミックなパフォーマンスが魅力のボーイズグループだ。そんな「PENTAGON」が、8月8日(火)に「PENTAGON 2017 TENTASTIC LIVE CONCERT IN JAPAN」を東京・豊洲PITで開催した。

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 暗転したステージに、白いスーツを着たメンバー10人が横1列に並び圧巻のオープニング。会場に集まったファンから割れんばかりの歓声が響いた。「ヘイ!『ユニバース』(=「PENTAGON」のファン)」と呼びかけ、「Can you feel it?」、「Wake up」、「Pentagon」と人気ナンバーを次々と披露した。キノは「今日が最後のライブですから最後まで一緒に盛り上がっていきましょう!準備はOK?」と、オープニングからアクセル全開。

 さらにラッパーのイドンから「僕たちはデビューして2か月後に日本でショーケースを行って、さらに8か月後には単独公演が出来ているってすごいですよね。これは全部誰のおかげ?」と問いかけられたメンバーは口を揃えて「ユニバーーーース!」と、笑顔で答えた。

 そして、今回の公演のために各々準備してきたネタ(?)を披露することに。イェナンとヨウォンは志村けんの“変なおじさん”を完コピし、だっふんだポーズまでバッチリ。ホンソクとジノは「真顔でやるのがポイント!」と話しながら、「COWCOW」のあたりまえ体操を忠実に再現。最後は、ユウトとウソクを引き連れたキノがブルゾンちえみの35億ネタをアレンジして「今日の東京の気温は…35度!」と、決めゼリフを放つと大歓声があがった。

 ここからは少し雰囲気を変えて、メンバー全員ステージに腰掛けながら「To Universe」をしっとりと歌い上げた。事務所の先輩である「BTOB」のイルフンが楽曲提供した「Beautiful」ではメンバー同士で肩を抱き合ったり、手をつなぎながら歌い、ファンも大興奮。

 続いてはキノ、ジノ、シンウォン、イェナン、ウソクの5人、フイ、イドン、ユウト、ヨウォン、ホンソクの5人に分かれてユニットステージを用意。しなやかなダンス、挑発的なラップ、そして抜群の歌唱力をファンに見せつけた。イドン、ユウト、ウソクのラッパー3人でのステージでは、日本語と韓国語と英語が混ざったクールな楽曲「Get that drink」を披露。「歌詞は自分たちで書いて、ビートはイドンさんが作ってくれました!」と、ユウトが曲紹介した。

 MCタイムには、リーダーのフイから「今日はデビュー300日という特別な日です。皆さんがたくさん愛情を注いでくださったおかげで僕たちは順風満帆で300日を迎えることができました」と、今まで支えてきてくれたファンに感謝の気持ちを伝えた。「『ユニバース』と一緒に何か特別なことをしたい」と、ケーキを用意していたメンバーだったが、それにまるでお返しをするかのように「300イル チュッカハムニダ!(=300日おめでとう)」と書かれたスローガンを一斉に掲げるファンの姿に驚きを隠せない様子だった。

 ライブもいよいよ終盤戦に突入。「皆さんがいてくださるので本当に幸せです。皆さんが僕たちを幸せにしてくれるので、僕たちも皆さんを幸せにしてあげます」という言葉通り、歌とダンスでファンを魅了。コール&レスポンスが楽しい「Lukewarm」では、メンバーとファンとの息もぴったりだった。最後は、「PENTAGON」の最大の魅力ともいえるパワフルで男らしいパフォーマンスが特徴の「Engine」と「Gollira(Japanese ver.)」で、会場の盛り上がりも最高潮に達した。

 ヨウォン「僕は、練習生の時の携帯の待ち受け画面をステージから見た客席の写真にしていました。その写真にはペンライトを持ったたくさんのファンが写っていました。僕はその写真を毎日見て、お祈りをすれば僕もそうなれると信じていました。皆さんが僕の夢を叶えてくれて、そしてもっと大きな夢を見させてくれてありがとうございます」
ホンソク「皆さんは、“僕たちが頑張れる、走っていける”理由です。走れる目的、一生懸命頑張れる理由があるというのは本当にありがたいことだと思います。一生懸命走った先に『ユニバース』が手を広げて待っていてくれることがわかったので、僕たちは走ることが出来ました。決して止まることなく最後まで走り続けます。皆さんも最後までそこにいてください」
そして、リーダーのフイは「本当にありがとうございます。4日間、夢を見ているようでした。幸せでした。『ユニバース』もそうでしょ?またすぐ戻ってきます。アリーナ、そして東京ドームまで一緒に行きましょう。心から愛してるよ」と、涙を浮かべながら自ら日本語で書いた手紙を読み上げた。

 アンコールを含め21曲、約2時間のステージで今回の日本公演は幕を閉じた。「またすぐ戻ってきます」という言葉を信じて、さらにパワーアップした「PENTAGON」のパフォーマンスに期待したい。


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