「Block B」
「Block B」
歌、ダンス、ラップ、そしてメンバー自身で作詞作曲も手がけるなど多様な魅力を持つWARUGAKIアーティストグループ「Block B」が7月8日(土)に「2017 BLOCKBUSTER IN JAPAN ~Festival set~」を東京・東京ドームシティーホールで開催した。

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 ドラムのビートが鳴り響く中、ステージ右側からメンバーが颯爽と登場。今年3月に日本でリリースした「Yesterday(Japanese Version)」、「Toy(Japanese Version)」を歌うと、ファンの熱気が急上昇。オープニングとは思えない盛り上がりをみせた。

 リーダーのジコは「東京『BBC』(=「Block B」のファン)のみなさん!こんばんは!久しぶりに会えて、ごあいさつできました」と、久しぶりにファンに会えた喜びを伝えた。さらにユグォンが「今回のコンセプトは“Festival set”ですごいラインナップが準備されています。『Block B』団体のステージとソロ、ユニットステージまで日本の公演では初めてバンドも用意しました~!」と、今回のツアーコンセプトを説明した。

 次の「Walkin‘ In The Rain(Japanese Version)」では、ソロパートを歌うテイルの顔にメンバー全員のマイクを向けたり、「Block B」らしいイタズラを楽しむやんちゃな姿もみられた。「HER(Japanese Version)」や「Tell Them」ではステージを縦横無尽に走り回り、飛んだり跳ねたりと会場全体を盛り上げた。

 「お久しぶりにライブでお会いしてうれしいですね~!いつも来てくれて本当にありがとうございます!」と、ジェヒョはさわやかな笑顔でファンの盛り上がりを喜んだ。ビボムは「皆さん!今回は本当におもしろいステージが多くて、期待してもいいと思います!最後まで楽しんでくださいね~!」と、今回のステージに自信満々といった様子だった。

 ここからは今回のツアーの最大の見せ場でもあるスペシャルステージがスタート。まずは、一緒に寮で生活しているテイル、パクキョン、ジェヒョの3人からなるユニット「ROOMMATES」から。ジェヒョとテイルは日本のアーティストの曲をカバーし、抜群の歌唱力を発揮した。

 「ROOMMATES」の3人があいさつをしていると、突然「ハッピーバースデートゥーユー」と歌いながら他のメンバーが登場。7月8日はパクキョンのお誕生日ということでサプライズケーキが用意されていたのだ。会場のファンからも誕生日をお祝いするスローガンを掲げるサプライズもあり、感無量といった表情のパクキョンだった。

 続いてパクキョンのステージでは、昨年ソロでリリースした「OgeulOgeul」と「自責の念」の2曲を披露した。「自責の念」は「GFRIEND」のウナとコラボレーションしたことでも話題になったが、今回はジェヒョが女装をしてウナのハイトーンパートを担当した。三つ編みのカツラをかぶり、ミニスカートを履いたジェヒョは時折胸を張って男っぽく振る舞い、会場を沸かせた。

 次は、正式にCDデビューも果たしている派生ユニット「BASTARS」。黒い衣装でクールにキメたユグォン、ビボム、ピオが「Make It Rain」や「品行Zero」など計4曲を歌い上げた。「『ROOMMATES』のステージもありましたが、『Block B』の正式なユニットといえば『BASTARS』ですよね。『BASTARS』の方がかっこいいでしょ?」と、ユグォンがライバル(?)のROOMMATESを挑発するような場面も。

 ビボムのソロステージでは、今までファンミーティングでしか歌ったことのない「YOU」を披露。「タイトルの『YOU』はファンの皆さんも該当しますよ」と甘いコメントでファンをときめかせた。ユグォンは自身が作詞した「痛くない」と、今回のために練習したという「RADWIMPS」の「前前前世」を力強くエネルギッシュに歌った。「今回のコンサートが終わったら、また日本でたくさん活動する予定ですので!何をするかは内緒です!たくさんの応援よろしくお願いします」と、今後の意気込みを語った。

 そしてスペシャルステージのトリを務めたのは、7月12日に韓国でソロアルバムの発売を控えたジコ。パーカー姿にキャップを後ろ向きにかぶったジコは正真正銘のカリスマラッパー。「Okey Dokey」や「言ってよYes or No」などスキルの高さがうかがえる高速ラップと中毒性のあるリズム&メロディでファンを魅了した。

 最後はメンバー全員がステージに姿をあらわし、「NICE DAY」、「NalinA」、「Very Good」と人気曲を怒涛のメドレーで披露。コンサートが終わるのを惜しむように、ステージ端に立って会場のファンに大きく手を振ったり、タオルを投げたり、最後の最後まで全力でファンの声援に応えていた。




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