「L.A.U」左からキョンジン、ドンヒョン、チョイ
「L.A.U」左からキョンジン、ドンヒョン、チョイ
2016年2月「Break Ya!」で日本デビューし、オリコンウィークリーシングルランキング 5位を記録。同年6月からはアーティスト名を、以前の「LU:KUS」とファンの名称である「AND U」の頭文字をとって、「L.A.U」として再スタート。

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 同年 10月の2nd シングル「She‘s Got Me」に続いて2017年9月6日には待望の3rdシングル「FAKER」の発売が決定している。そんな彼らの初の全国ツアー「GO!!  L.A.U」が東京からスタートした。6月24日(土)の公演ではダンスナンバーよりもバラードで聴かせる楽曲を多く披露し、ファンを感動させた。

 ライブは9月に発売される3rdシングル「FAKER」で幕を開けた。また一歩大人の男に近づいた「L.A.U」の姿を見せている曲であり、特にポイントダンスの仮面をつけているように顔に手をあて、ウエーブをするセクシーな部分では「キャ~!」とファンから黄色い歓声が飛んだ。1曲目からファンの心を掴んだ3人は「皆さん、土曜日に僕たちに会いに来てくれてありがとうございます!」と感謝のあいさつをするとチョイは「次の曲も皆さんの『キャ~』がほしいです!」と「She‘s Got Me」へ。チョイの呼びかけに応えるようにファンはこの曲でも大歓声を送り、ステージを盛り上げた。

 「香しい」、「美しい」、「男は愛を忘れられない」と披露した後は、デュエット&ソロステージの時間を届けた。最初に登場したのはドンヒョン&チョイ。チョイは「日本でとても有名な曲です。『ONE OK ROCK』さんの曲です。ドキドキだ…」と少し緊張した姿を見せて「Wherever you are」を歌い始めた。

 しかし2人は出だしからそんな緊張が全く分からないほどの美しいハーモニーを作り上げ、一気に観客を惹きつけた。色っぽさまでを感じさせるラブソングで圧倒的な歌唱力を魅了すると会場は大きな拍手に包まれた。その後登場したキョンジンは「いい曲ですね。そして2人は歌が上手だね」と賞賛。

 続いてキョンジンのソロステージへ。
チョイは「キョンジンは今日一曲目からこの曲の感情を準備していたんですよ」と説明し、ドンヒョンとチョイは「頑張ってね」とキョンジンのお尻をポンポンと叩いてステージ裏に。

 緊張した様子のキョンジンを見たファンからも「頑張って!」と声援が送られた。「JYJ」 ジュンスの「家に帰る道」の世界を見事に作り出したキョンジンは、歌い終わった後のファンの大きな拍手に笑顔を見せた。

 ドンヒョンは「感動しました」、チョイは「ジュンス先輩の曲には本当にいい曲がいっぱいですね」と感心した。またチョイは「皆さんがこうやって僕たちのステージを見て笑っているのを見ると、僕もHeart Breakします(笑)皆さんの気持ちが伝わってくるから。だからもっと笑顔をお願いします!皆さんは仕事もあるし家に帰ったらご飯も作らないといけないし。そんな皆さんを僕たちは元気にしたいです!」とファンへの愛情を見せた。

 そして「次の曲はドンヒョンからのメッセージです」と「愛してます」をドンヒョンが熱唱。「サランハムニダ(愛してます)」という言葉を語りかけるように歌う姿が印象的なステージだった。

 ソロステージのラストはチョイ。ドンヒョンは「次のステージは顔がちっちゃい人です。ニックネームはたまごです(笑)」と紹介するとファンは爆笑。「たまごさん、よろしくお願いします」とチョイを迎えるとドンヒョンは「リハーサルを見て、この曲は本当に難しい曲だなと思いました。(キーが)超高いんです。でもやっぱりいい曲は難しい曲なんですよね」と語った。

 その言葉を受けたチョイも「街を歩いていたらこの曲が流れていて、すごくいい曲だなと思って、携帯で録音して、キョンジンがSNSで皆さんにこれは何という曲ですか?と聞いたんですよね。それで皆さんに教えてもらって」と経緯を説明し、披露したのは「C&K」の「Y」。言葉通り、キーの高い部分が何度も出てくる楽曲であったが、チョイは持ち前の抜群の歌唱力で歌い上げ、熱唱するチョイの姿にファンは感激し、目頭を熱くする姿も見られた。歌い上げると「すご~い!」とその実力に会場全体が感嘆の声を発した。チョイは「最初は(キーが高いので)女性の曲かと思ったんですよ。今日初めてリハーサルで歌いました」と話し、その完成度の高さに再び拍手が送られた。

 その後は3人でのステージへ。「恋しい」、「忘れないで」とバラードナンバーを続けて披露するとドンヒョンは「なんだか今日はせつない気持ちです。せつない曲がいっぱいだから」と話した。さらに今後の活動について「リリースイベント、赤坂BLITZの公演と、皆さんの力が必要です。ぜひ知り合いにも『L.A.U』を紹介してください!」とお願いした。グループを知らない人に「L.A.U」を紹介する上で、「『L.A.U』はどんなグループ?」と聞かれるとキョンジンは「本心グループだと思います!」と答えた。その理由として「踊り、歌、ジャスチャー、すべてを本心でやっているから。一番本心で活動しているグループだと思います!」とアピール。

 するとファンから「FAKER?」(9月に発売される新曲のタイトル)と声がかかり、キョンジンは「FAKERじゃないよ(笑)それは歌のタイトルなだけ(笑)いつも僕たちが話していることも全部本心です」とセンスのある答えを返した。またドンヒョンはチョイの魅力として「顔が小さい、痩せた、優しい」と挙げ、「キョンジンの魅力は目ですね」と話すと、チョイも頑張って目を見開いてアピールし、笑いを誘った。またキョンジンは「気分のいい目、もっと気分のいい目、本当にかっこいい目」と3種類の目を見せ、会場を沸かせた。

 ラストは「Break Ya!」、「ほし」、「Dream of the future」をパフォーマンス。
アンコールではもう一度ニューシングル「FAKER」を披露して盛り上がり、「高い場所に一緒に行きましょう!」、「FAKERも愛してください!」、「2日間本当にありがとうございました!」と伝え、幕を閉じた。バラードナンバーに比重を置いて、メンバーの優れた歌唱力を思う存分感じることのできる時間だった。


 これから全国をまわり、9月には3rdシングル発売とメンバーの夢だったという赤坂BLITZでのコンサートと、どんどん勢いを増している「L.A.U」。この夏の3人の更なる飛躍に期待だ。


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