「B.A.P」
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すっかり秋も深くなってきた11月。ソウル・弘大(ホンデ)エリアの某スタジオで6人組アーティスト「B.A.P」のインタビューを行った。

B.A.P の最新ニュースまとめ

 11月7日には韓国でのカムバックアルバム「NOIR」を発表したばかり。同日にショーケースも開催され、多忙なスケジュールの中でも笑顔で出迎えてくれたメンバーたち。リーダーのバン・ヨングクが療養中ということで、ヒムチャン、デヒョン、ヨンジェ、ジョンアプ、ZELOの5人がインタビューに応じてくれた。

 今回は「NOIR」と、12月7日に日本で発表となる6作目のシングル「FLY HIGH」について、さらにワールドツアーでのエピソード、今後の活動について話を聞くことができた。この日は数多くの媒体によるインタビューを行った「B.A.P」だが、パワーに溢れ、また人懐っこいキャラクターもプラスしてその場の雰囲気はとても明るいものだった。

 さっそく「昨日のショーケースはいかがでしたか?」と尋ねると、メンバーたちは口々に「すごく楽しかったですよ!日本からもたくさんのファンの人たちが来てくれてうれしかったです!記者さんも来られましたか?」と逆に質問を受ける。残念ながら行けなかったことを伝えるとメンバー全員で事務所のスタッフに「ちょっとちょっと!なんで呼んであげなかったんですか!」と問い詰める場面も。(笑)ノリとツッコミ満載のインタビューがスタートした。


<B>―みなさん自己紹介をお願いします。アピールポイントや趣味、特技なども教えてください。</b>
ヒムチャン:僕は映画を観ること、写真を撮ることが好きで、ワインを集めるのも好きなのですがたくさん飲んでしまいました。あと、特技は…韓国の伝統音楽を専攻していました。好きなことは、寝ることです。
ジョンアプ:僕は、ゲーム、映画、マンガなどが好きで…時にはお酒も好きで、ダンスも好きでパーティーも好きで、メンバーと一緒に何かをするのが一番好きですね。
ヨンジェ:僕は、ヨンジェです!94年1月24日生まれで、ユ・ヨンジェといいます。「B.A.P」ではリードボーカルを担当しています。趣味はドライブで、特技は僕よりも先を行っているヒムチャン兄さんを追い越すことです(笑)あとは、やっぱり歌手という職業ですから、歌うことと、舞台の上で一生懸命頑張ることですかね。
デヒョン:僕は93年生まれです。僕の趣味は練習で、特技も練習で、できることは練習しかありません。実践では未熟ですから、一生懸命練習をしています!
ZELO:僕の趣味は、兄さんたちが送ってきた画像などを保存することで、メモ帳にその日あった出来事を書くことや、ラップを書いたり…靴下を集めたりするのも好きです。特技はジョンアプ兄さんのマネをすることと、ジョンアプ兄さんの友だちとすぐに仲良くなることです。

<B>―12月7日(水)に日本で6作目のシングル「FLY HIGH」がリリースされますが、同曲のコンセプトやダンスのポイントについて教えてください。</b>
ジョンアプ:まず「FLY HIGH」には希望に溢れたメッセージが込められています。どんな理由であれ、助けやエナジーが必要な人を引っ張って、持ち上げて、空へ“FLY HIGH”といったイメージで、元気づける曲です。
ZELO:今回の曲の振付は、ライブでカッコよく見えるパフォーマンスを重視して作りました。ダンスがちょっと複雑ですが、みなさんがマネできるポイントを見つけてくれたらいいなと思います。
ヨンジェ:ZELOくんが考える“みんながマネできる”部分と、実際に“マネできる”部分はいつも違うよね。ZELOくんはいっつも高難易度テクニックのダンスを作るので(笑)
ZELO:でも1個はありますよ!最後のこのポーズ!(両手を高く上にあげるポーズを見せてくれる)
ヨンジェ:ということで今回もZELOくんがカッコいいダンスを作ってくれました。ZELOくんはいつも僕のパートだけ変な振付にするんですよね。他の曲でも!

<B>―11月7日には韓国でセカンドアルバム「NOIR」による活動がスタートしましたが、この「NOIR」と日本での新曲「FLY HIGH」は同時進行で準備されたのですか?</b>
ヨンジェ:そうですね。「NOIR」のタイトル曲「SKY DIVE」を3日で撮って、半日ぐらい休んで「FLY HIGH」を撮りました。

<B>―アルバムとシングルのイメージが全然違いますが、それぞれ大変だったのでは?</b>
ヨンジェ:そうなんですよ。監督さんから「FLY HIGH」を撮る時に“お願いだから笑って”という注文を受けました。「SKY DIVE」はメンバーが銃で撃たれて死んだり、裏切ったりといったミュージックビデオだったので切り替えが必要でした。でも僕たちはこういうジャンルの楽曲が初めてではないので、そこまで大変ではなかったですね。

<B>―「FLY HIGH」ミュージックビデオの撮影でのエピソードを教えてください。</b>
デヒョン:「FLY HIGH」のミュージックビデオには女性が1人登場するのですが、女性が登場するミュージックビデオで演技をすることに、僕たち慣れていなくて、そのぎこちなさで汗をかきながら撮影しました。ビデオでは、ヒムチャン兄さんとZELOくんだけがその女性と手をつなぐシーンが出てきます。(笑)完成したものには、カッコよく撮れているものしか映っていませんが、あの撮影の時は他のメンバーは本当に笑いを堪えながら見守っていましたね。(爆笑)
ZELO:本当に手だけをつなぎました。

<B>―現在、リーダーのバン・ヨングクさんが療養中ということで、しばらくは5人での活動になると聞きましたが、今のお気持ちはいかがですか?</b>
ヒムチャン:しんどいです。
(バン・ヨングクの代理で臨時リーダーを務めるヒムチャン)
デヒョン:ヨングク兄さんのいない隙間を大きく感じる理由はやはり、僕たちのリーダーですし、今回のアルバムの制作でも多くの努力をしてくれたので、いつもヨングク兄さんに頼ってしまう部分があります。今は、ヨングク兄さんの隙間を埋めながらも、ヨングク兄さんがいた時にはそれぞれできなかったことに挑戦する時期なのではないかと考えて頑張っています。

<B>―バン・ヨングクさんからはどんな言葉がかけられましたか?</b>
ZELO:はい、兄さんからはメイクをキツめにしろと言われています(笑)普段から、メンバー全員のチャットルームがあるので、常に連絡は取り合って喋っていますね。
ヨンジェ:ヨングク兄さんが最近勉強してることがあって、昨日もそのことで連絡を取り合ったりしました。
ヒムチャン:僕のところにも昨日電話がありました。

<B>―先日日本の音楽番組にも出演された「B.A.P」のみなさんですが、他にも出演してみたい番組はありますか?また、共演してみたい日本のアーティストや好きなスターはいますか?</b>
デヒョン:「紅白歌合戦」に出られるぐらい大きくなりたいです!
ヨンジェ:いつか僕たちのミュージックビデオに石原さとみさんが出てくれたらうれしいです。すごくファンです!
ヒムチャン:僕は木村拓哉さんと山P(山下智久)さん!山Pさんは本当にイケメンですね。亀梨和也さんも好きです!
デヒョン:僕はサクラちゃん!「NARUTO」のサクラちゃん。
ジョンアプ:僕は「クローズZERO」の小栗旬さん!

<B>―日本での活動中にやりたいことや行きたいところはありますか?</b>
ヨンジェ:僕は日本に行ったら必ず、美味しいものを食べます。美味しいものがとても多いので。いつも日本に行く時はスケジュール的に余裕があるわけではないのですが、合間合間に休憩時間があるので、その時は必ず美味しいものを食べるようにしています。ほぼ食べに行っているようなものですね(笑)日本のビールもすごく美味しいです!
ヒムチャン:鏡月(焼酎)めっちゃ、美味しいです!(笑)
ZELO:僕は“ほろよい”が好きです!お酒は強くないんですが、“ほろよい”は本当に美味しいと思います。
ジョンアプ:僕は温泉に行ってみたいです。今まで一回も行ったことがないんです。

<B>―みなさんお酒がお好きなようですね。すごく仲も良いですよね。</b>
デヒョン:いえ、僕は練習だけが好きです(笑)趣味練習、特技練習です!(笑)

<B>―みなさん、プライベートはどのように過ごしていますか?</b>
ZELO:僕たちは僕たちだけで遊ぶのが好きですね。家でみんなで遊んでます。一緒に住んでいるので。
ヒムチャン:お正月にはみんなで済州(チェジュ)島に旅行に行きたいなって話もしています。まだ何も決まってないですが、新年を迎える時に全員で済州島なんてどうかなと思ってます。前は釜山(プサン)旅行にも行ったよね。

<B>―12月には東京、大阪、名古屋で新曲のリリースイベントがありますし、日本のファンと直接触れ合う機会が多くなると思いますが、他の国のファンに比べて、日本のファンの“ここは一番!”と思うところはどこですか?</b>
ZELO:変わらずに僕たちを愛してくれて、僕たちの音楽を好きでいてくれて、応援してくれる一途なところにいつも感謝しています。
ヨンジェ:日本のファンの方々のリアクションですね。日本のファン独特のリアクションがあります。
デヒョン:「キャーカッコイイー!! 」みたいな大きなリアクションよりは、小さく、可愛らしいところですね。

<B>―ライブやファンミーティング、リリースイベントなど、日本のファンと交流も多くなると思いますが、今後日本のファンとしてみたいイベントはありますか?</b>
ヨンジェ:ちょっと平凡かもしれませんが、ディズニーランドに行って、チームに分かれてゲームをしたり…スタンプラリーみたいに写真を撮ったり、他のチームに紛れ込んだりしたら楽しそう!
ヒムチャン:僕は“誰が一番よく食べるか!? ”ゲームがしたいですね、フードファイター!すっごい痩せてる人が、すっごい食べたりしたらおもしろそう!

<B>―「B.A.P」では誰が一番よく食べるんですか?</b>
メンバーたち:ヒムチャン兄さんとZELOくんですね!
ヒムチャン:え~僕はそんなに食べないよ!
ZELO:僕はどんな料理でもご飯と一緒に食べたいタイプですね。お茶碗2杯はいつも食べています。
メンバーたち:ZELOくんはたくさん食べるから背が高いのかな?まだ大きくなるのかな?
ZELO:お父さんが大きいんですよ。遺伝子です!(笑)

<B>―サンフランシスコを皮切りに、アメリカ大陸、カナダ、メキシコ、そして日本と世界16ヶ国全30公演に及ぶワールドツアーを大盛況で飾った「B.A.P」のみなさんですが、失敗談やおもしろエピソードはありますか?</b>
ヒムチャン:そんなつもりはなかったんですが、4回ぐらいズボンが破れました(笑)
ヨンジェ:ヒムチャン兄さんはズボンも破れたけど、舞台でケガしたこともありましたよね!オーストラリアでしたよね。まだ4曲ぐらい残ってる時に、結構ひどくケガしちゃって…。
ヒムチャン:あれは驚いたね。
ジョンアプ:僕も、ツアーをやってるとマイクに歯が当たることがあって、前歯がちょっと出てるので…。ぶつかって歯が欠けたことがありましたね。
デヒョン:僕も歯が欠けたことあったよ!
ヒムチャン:外国だったら距離感がわからなかったりするんですよね。

<B>―2017年1月には待望の2ndオリジナルJAPAN TOURが決定しました。今回はどんな公演になりますか?</b>
デヒョン:今回からは、日本で発売された日本語のオリジナル曲と、韓国で発売された曲の日本語バージョンも増えたので、そういった曲が中心になると思います。日本のファンの方々のために、日本語の曲を多く歌いたいです。
ヒムチャン:スタンディングのホール公演になると思うので、ファンの方々と呼吸を合わせながら、できるだけ臨場感のある公演にしたいですね。
デヒョン:ソロステージなんかもできると思いますね。期待してください!

<B>―最後に、みなさんの来日を楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。</b>
ジョンアプ:はい、韓国では「NOIR」の「SKY DIVE」、日本では「FLY HIGH」という素敵な楽曲でカムバックします。これからの活動とこれからの僕たちの姿に期待していただいて、12月に会いましょう!「隣でずっといつまでも~」(「WITH YOU」の歌詞より)
デヒョン:僕たちの新しいシングルがリリースされます。みなさん、楽しみにしていてください!愛してるよ!
ヒムチャン:日本にいるファンのみなさん。僕たちはずっとずっと活動をする予定ですし、ずっとずっと会えますので、もう少しだけ待っていてください。日本で一日もはやくお会いできたらうれしいです。愛しています。
ヨンジェ:僕たちが、日本にいらっしゃるファンのみなさんと良い時間を過ごせそうで、とても楽しみです。ファンのみなさんも、寒いので健康に気をつけて、お会いできるその日まで待っててくれるとうれしいです。日本での活動、一生懸命頑張る予定なので、一緒に楽しんでくれるとうれしいです。愛してます、みなさん。
ZELO:日本のファンのみなさん、近々新しいシングルを持って会いにいきます。良い音楽を聴かせられるように頑張ります。はやく会いたいです!そしてはやくみんなで温泉にも行きたいです。


 気さくで親しみやすい「B.A.P」メンバーとのインタビューは時間が経つのも忘れるほど、楽しく進行でき、メンバー愛、そしてファンに対する思いがひしひしと伝わってきた。
一日もはやく日本に行きたい!と目をランランと輝かせていた「B.A.P」のメンバーたち。
日本ニューシングル「FLY HIGH」をぜひ楽しみにしていただきたい。



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