「超新星」ユナク
「超新星」ユナク
シェイクスピア没後400年にあたる2016年、彼の最高傑作「マクベス」が、荘厳なスペクタクルとエモーションをみなぎらせ映画「マクベス」として、スクリーンに蘇った。
公開初日となる5月13日(金)、東京・お台場シネマメディアージュにて行われた舞台あいさつに、同作の日本版テーマソングを担当したユナク(超新星)が、「マクベス」をはじめとするシェイクスピア4大悲劇の全てに出演歴持ち、現在、文学座の劇団代表としても活躍中の俳優江守徹と共に登壇した。

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 長年の映画ファンだという江守徹はシェイクスピアを題材にした映画の中で同作が一番いいものと絶賛。
その理由について「主役のマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールが演じる夫婦の良さがまるで、シェイクスピア劇とは思えないほど、現代に存在している人物なのではないかと思ったことが一番の理由です」と語った。

 シェイクスピア4大悲劇の中で「マクベス」が「台本が一番短く、物語のすじが単純」と話す江守徹は「一つひとつの心情をどう表現するかに面白さがあり、そこに映画監督の力量があると思います」と述べた。

 また、シェイクスピアの魅力については、「人生にあることの全てを描こうと思っているところ」として、「特に『マクベス』は現代を生きる我々の心にのしかかってくるように描かれているところが魅力です」と説明した。

 スクリーンにユナクのレコーディング風景が映し出された後に光沢のあるブラックのジャケットとブラックのパンツにホワイトのインナーを合わせたシックな装いでユナクが登場すると、会場からは一段と大きな歓声が上がった。

 シェイクスピアの作品はほとんど読んでいるというユナクは本作「マクベス」について、去年12月に韓国で公開されたときに鑑賞済であると述べ、「 この映画は映像美がすごいきれいで、俳優たちの演技力がすごいと思いました」と語り、「 特にマクベスを演じた俳優(マイケル・ファスベンダー)がすごいと思いました」と“すごい”を連発。

 特に「すごい」と思った点を聞かれると「戦闘シーンも素晴らしいですが、(マクベスは)最初は強い将軍じゃないですか。でも魔女の甘い口説きに騙されて、結局精神的も感情的にも変わって。野心とか、その変化がすごい、見えるんですよ。セリフはちょっとむずかしいけど…。とにかく“すごい”と思いました」とユナクらしい言葉で本作の素晴らしさを伝えた。

 「Eternal Star ~君のために~」が日本版テーマソングに起用されたことについて、「シェイクスピア作(作品)のテーマソングで僕の声が流れるのはとても光栄です」とし、「日本に来て、テレビから僕の声が聞こえて、ビックリ!『マクベス』のCMでした。とにかく、光栄ですし、うれしいです」と喜びもひとしおといったユナク。

 また、レコーディングについて「普通は1回で終わるんですが、今回は3回しました。悲しい映像や悲しいことを思い浮かべ、感情移入してチャレンジしました」とエピソードを交え、「アーティストとして、“満足”という単語は使えないけど、いい曲に仕上がったと思います」と同曲への強いこだわりと自信を感じさせた。

 続いて、6月29日(水)に同曲が収録されるニューアルバム「REAL」のリリースを発表すると、会場は歓喜の波に包まれた。

 ここで、椅子に座り、俳優江守徹とトークへ。
初対面となる江守徹について質問が及ぶと、「僕は名古屋での留学経験があるので、江守さんのことは、お名前はもちろん、よく存じていました。先ほど、ごあいさつさせていただきましたが、すごく存在感のある方で、オーラを感じました」と少し緊張しながらも笑顔を見せると一方の江守徹も「(ユナクは)実に爽やかで、僕が女性だったらいいなと思いました(笑)」とユーモアたっぷりに返すと会場を沸かした。

 また、ことし12月に上映されるミュージカル「プリシア」に出演し、ドラッグクイーンのアダム役を演じるユナクは演技についてのアドバイスを求めると「演技というのは、自分を観客の前に、さらけ出すこと。心のままに正直に演じることが大事だと思います」と演劇界の重鎮の言葉にユナクはもちろん、会場も感銘を受けた。

 映画のみどころを江守徹は「この『マクベス』はシェイクスピアのお芝居ではあるが、身近にいる人々、そして事件を描いた現代的な作品だと思います。みなさんも、ご覧になるようにお勧めください」と紹介するとユナクも「SNSなどで、超いい作品なので、観てください!とつぶやいて!」とPRした。

 最後は二人揃って、フォトセッションに応じ、舞台あいさつを締めくくった。


映画『マクベス』予告編
映画『マクベス』予告編




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