俳優チュウォン
俳優チュウォン
ミュージカル「アルターボーイズ」でデビュー、最高視聴率50%を記録した大ヒットドラマ「製パン王キム・タック」のク・マジュン役でブレイク。主演ドラマが次々と高視聴率をマークすることから韓国で「視聴率王子」と呼ばれる人気実力派俳優チュウォンが来日。1月11日(土)東京・中野サンプラザにてファンミーティング「JOO-WON SWEET SMILE CONCERT~Heal Your Heart~」を開催した。

チュウォン の最新ニュースまとめ

 現在韓国でミュージカル「GHOST」に出演中のチュウォンはタイトなスケジュールにも関わらず、東京そして、今回初となる大阪でのファンミーティングを13日(月・祝)に開催するなど日本のファンの前に立ち、“感動と癒し”を届けた。

 最新主演ドラマ「グッド・ドクター」はサヴァン症候群で自閉症でもある主人公パク・シオンが世の中の偏見を克服し、小児外科専門医へと成長していく過程を描くヒューマンメディカルドラマで、最高視聴率21.5%を記録、韓国地上波の月・火ドラマで視聴率1位を獲得した超話題作。チュウォンは同ドラマで年末の「2013 KBS演技大賞」に於いて、“最優秀演技賞”、“ネット・ユーザー賞”、“ベストカップル賞”、“プロデューサー賞”と最多受賞の4冠に輝くなどその演技力と人気ぶりは高い評価を受けたばかり。

 ステージ中央の大きなスクリーンに「グッド・ドクター」の映像が映し出されると会場を埋め尽くすファンの期待感が徐々に高まっていく。客席横の扉から白いジャケットに黒いパンツ姿で「僕がもしも」を歌いながら登場したチュウォンに会場は大歓声に包まれた。うれしいサプライズでオープニングを飾ると、ファンもブルーのペンライトを大きく揺らし、チュウォンの歌を応援し、心を通い合わせた。

 歌い終えたチュウォンは「みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」と新年のあいさつを日本語で披露すると大きな拍手が送られ、「お久しぶりです。チュウォンです。お元気ですか?…会いたかったです」と輝く笑顔で心のこもった言葉を告げると会場中に笑顔の花を咲かせた。「自閉症のシオンが“僕がもしこうだったら”という思いを込めて歌った歌です」と楽曲を紹介、「この曲はドラマの後半に出てきますので、『グッド・ドクター』たくさん見て下さいね」とドラマをアピール。さらに「シオンの純粋な心が皆さんの心まで癒す、“ヒーリング”になってくれると信じています。そして今日はたくさん笑ってください。僕の歌がいいなと思ったら、たくさん拍手してください(笑)。そして思いっきり楽しんでください」と呼びかけた。

 「次の曲は僕にとって、とても大切な曲です。唯一の日本語の曲です」と日本デビュー曲「撫子」を披露、会場に響き渡るチュウォンの甘い歌にファンはうっとりと酔いしれた。

 MCが登場し、トークコーナーへ。まずはチュウォン本人から同ドラマで「2013 KBS演技大賞」4冠を受賞したことを報告すると会場からは称賛と祝福の拍手が送られた。受賞の予感はありましたか?と尋ねられると「いいえ!」と即答し、「ここまでたくさんの賞を頂けるとは思っていませんでした。賞を頂くたびに気分は良かったのですが、その一方でプレッシャーも感じました。この賞を受賞したからには“もっと頑張らなければいけない!”という思いの二つが共存していました」と謙虚に受け止めるチュウォン。

 そんな話題の最新ドラマ「グッド・ドクター」をチュウォンは「韓国で初めてといわれる“ヒーリングドラマ”、“癒し”のドラマです。僕自身も演じながら癒されました。また僕(シオン)のセリフで相手の俳優さんも癒されて、カメラ監督さんやスタッフ皆が癒されたドラマでした。視聴者の皆さんも癒されたと言ってくださいました。このドラマは子供の頃を思い出させてくれる、そして心の温まるドラマです」と自信を持って紹介。表情、姿勢、歩き方、話し方のすべての面で、サヴァン症候群で自閉症のパク・シオンを演じきったチュウォンは役作りについて「僕が演じた役はサヴァン症候群で自閉症の医師でしたので、実際にたくさんのサヴァン症候群の方や自閉症の方たちにお会いし、参考にさせて頂きました。それからサヴァン症候群に関する論文もよく読みました」と明かした。

 「実は今でもシオンの片鱗が出ることがあります。背中を少し丸めて体を縮める姿勢になってしまいます。それからシオンは『ですます調』の丁寧な尊敬語なので、公式的な時以外でも言葉使いがそうなってしまうことがあります」とエピソードも打ち明けた。ここでMCのリクエストに応えて、シオンバージョンで劇中歌「僕がもしも」のワンフレーズを初披露すると場内は拍手喝采。

 続いて、ずば抜けた記憶力を持つシオンにあやかり、記憶を頼りに、客席に降りて昨年6月のファンミーティングに参加してくれたファン3人を探し出すというゲーム『チュウォンの記憶力テスト』に挑戦。3人中2人を当てたチュウォンだが、ファンの期待に応えるように罰ゲーム『笑顔でスキップしながら会場を一周』を実行すると観客は興奮の坩堝と化した。客席の温度を一気に上昇させたチュウォンだが、“スキップしていない”との指摘を受けて、再び客席へ。最初に回ったところとは違う場所を回り、ステージに戻った時は汗をかき、息が切れていた。

 大きな会場だった為、回り忘れたところがあることに気づいたチュウォンは「機会があったら必ず行きます」と約束。そんなファンを大切にする彼の純粋な姿はファンのみならず、その場にいたすべての人の心に響いた。さらに絵が上手なシオンにちなみ、抽選で選ばれたファン1人の似顔絵にも挑戦したチュウォンは「ディテールにこだわりました(笑)」と見事な画伯ぶりを発揮、ファンを喜ばせた。

 子供の頃の夢は『大統領』になること。『警察官』や『通訳』にもなりたかったというチュウォンは大学生の時にミュージカルでデビュー。「製パン王キム・タック」でドラマデビューを果たし、ドラマ、映画、バラエティ番組にと多岐にわたり活躍中。「ミュージカルはありのままの自分を見せ、演技に集中する空間」だというチュウォンは現在4年ぶりのミュージカル「GHOST」に出演中。ここで、主人公サムになりきり、ギターを弾きながら「Unchained Melody」を歌い、ミュージカル「GHOST」の世界へと誘う一幕も。同じ事務所の後輩でドラマ「7級公務員」で共演したイム・ユンホがゲストで登場し、Eric Benetの「Chocolate Legs」を歌い、イベントを盛り上げた。

 衣装をチェンジしてイベント後半をLIVEで飾ったチュウォンは「グッド・ドクター」の劇中歌「消毒薬」をはじめ、シン・スンフンの「I Believe」、ドラマ「7級公務員」OSTから「君に続く道」を立て続けに歌唱。ダンサーを引き連れ、JYPの「Honey」で最高潮へと導いた後はEXILEの「Choo Choo TRAIN」で見事なダンスを披露し、ファンを魅了!最後に初ファンミでも披露した「製パン王キム・タック」の挿入歌「私の愛」を熱唱し、ミュージカル俳優の実力を見せつけた。

 アンコールで「Nothing Better」を歌ったチュウォンは途中、感極まり涙で声詰まらせる場面も見せ、会場の涙を誘った。

 モデル並みのスタイルとカッコよさでイケメンぶりをアピールしたかと思えば、頬を膨らます可愛い癖でファンのハートを鷲掴みにするチュウォン。笑いと涙、そして癒しを届けたチュウォンの3度目のファンミーティングは感動のまま、大盛況で幕を閉じた。またイベント終了後にはファン一人、一人と直接触れ合うハイタッチ会も準備されるなど最後の最後まで彼の真心が感じられた一日となった。

 チュウォンの魅力をくまなく堪能できるイベントの模様は2月6日KNTVにて放送される。好評を得ているミュージカル「GHOST」は6月まで長期公演となっており、韓国で話題のウェブ漫画が原作の次回作映画「ファッション王(原題)」の撮影にも入るという過密 スケジュールをこなすチュウォン。まだまだ未知なる可能性を多く秘めた彼の今後の活躍に注目が集まる。



[MV] Joo Won(チュウォン) _ Love medicine (Good Doctor OST Part.6)
[MV] Joo Won(チュウォン) _ Love medicine (Good Doctor OST Part.6)




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