シン・ハギュン=(聯合ニュース)
シン・ハギュン=(聯合ニュース)
韓国俳優シン・ハギュンが主演したKBS第2の医療ドラマ「ブレイン」が好評のうちに幕を閉じた。シン・ハギュンは主人公の天才外科医、イ・ガンフンを演じた。ドラマ出演は2003年に放送されたMBCの「ナイスガイ」以来。昨年末には、KBS演技大賞で大賞を受賞した。ドラマを振り返ってもらいながら、演技についての考えや今後の予定について尋ねた。
 以下は一問一答。

シン・ハギュン の最新ニュースまとめ

――主人公の神経外科医、イ・ガンフンはどんなキャラクターですか。
「ひと言で言うと、可愛そうな人ですね。自分のことを完璧だと思っているが、実は欠点が非常に多い。強がっていて、他人に内面を見せられない。それゆえ、また背伸びをしてしまうんです」

――イ・ガンフンを語る時、欠くことができないのが先輩医師のキム・サンチョル(チョン・ジニョン)ですね。どんな存在だったのでしょうか。
「単に師弟という関係ではなく、父子関係と言ってもいいのではないでしょうか。手腕を認めているし、越えなければならない存在。いつもは強がっているのですが、自身が傷ついた時などは本音も漏らす。イ・ガンフンの父親に対するコンプレックスを和らげてくれた人とも言えるでしょう。不満は多いものの、(キム・サンチョルに)愛情を持っています。

――イ・ガンフンを演じて、最も大変だったのは。
「せりふですね。映画とは比べ物にならないほど多かったんで。それも医学の専門用語。舌が回らないんです。おかげで体重が5キロも減っちゃいました。人間の脳のエネルギー消費量のすごさを知りました(笑)。逆に手術の撮影シーンは思ったほど大変ではなかったです。神経外科の手術は小さな穴を通してするので、手術が始まれば顕微鏡を見ながら、手を小刻みに動かせばいいんです」

――最も印象的なシーンは。
「母親を亡くして、患者の老女と会話を交わすシーンですかね。会話しながら、人生で最も幸福だった瞬間がフラッシュバックする。そこで感情が一気に吹き出るんです。よく、あんな表現ができたなあと」

――KBS演技大賞も受賞しました。
「信じられないという感じです。ネットユーザーの賞もいただきました。『ブレイン』は多くの人に愛されていたんだなあと実感しました。受賞を知らされた時は、撮影中で疲れがピークのころ。ボーっとしていましたが、背筋がピンと伸びました」

――「強い」役が多い。演じる役を選択しているのですか。
「無理に強い役や、変わった役を選んでいるわけではないです。ただ、新しい役への関心が強いだけなんです。どんな役でもそうですが、哀れみを感じられる部分があれば、やりがいがありますね」

――結婚の予定はないですね。
「その通りです(笑)。もうすぐ(数え歳で)40代になるので、何とかしないといけませんね。まず、無愛想な性格から直さないと」

――次回出演作は。
「まだ何も計画はありません。少し休みますが、春には何かを始めるつもりです」

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