インタビューに応じるパク・クァンヒョン
インタビューに応じるパク・クァンヒョン
去る15日、韓国俳優パク・クァンヒョンが、日本メジャーデビューを記念したプレミアムイベントをタワーレコード渋谷店にて開催した。“親愛なる…”という意味をもつ「Dear...」をデビュー曲として披露し、涙ぐむ場面もみせたパク・クァンヒョン。昨年、この世を去ったパク・ヨンハと心を通わせた親友であることで知られており、天国にいる友人を想い、感情があふれ出たのだろうか。彼を見守るファンも涙を流しながら、ステージを見守っていた。

パク・クァンヒョン の最新ニュースまとめ

 1997年に韓国SBSトップタレント選抜大会で金賞受賞をきっかけに芸能界デビューを果たしたパク・クァンヒョンは、視聴率40%を記録した大ヒットドラマ「あんぱん」をはじめ数多くのドラマ、映画で活躍する一方、番組MCやCMにも出演するなど、多方面で才能を発揮している。「器用な俳優」というイメージが強い彼だが、本当のパク・クァンヒョンが知りたいという思いから、独占インタビューを決行した。芯が強くワイルドな姿の中に、その場の空気を一瞬で和ませるような柔らかい笑顔と温かさを持ち合わせた人間味あふれるパク・クァンヒョン。彼が語る「Dear...」、そして親愛なる人へ捧げた鎮魂歌(レクイエム)とは…。

<b>-タワーレコード渋谷店でのイベントを終えて、今の感想は。</b>
いつもそうですが、歌うときは緊張してしまうので、今はステージを終えてほっとしています。

<b>-イベント中も日本語で話していましが、日本語の勉強はどのようにしていますか。</b>
最近は、勉強する時間があまりとれないのですが、以前3か月ほど日本語の学校で勉強しました。今は、マネジャーさんやヘアメイクさんと日本語で会話をしているので、少しずつ上達していると思います。
<b>-日本語で歌うということに関して、難しい点は。</b>
やはり発音です。「つ」や「ず」、「ぜ」という発音は韓国語にないので、「なぜ」という単語が難しいと感じました。マネジャーさんが、何度も「“つ”だよ、“つ”」と、発音矯正をしてくれます。

<b>-日本デビュー曲「Dear...」には、“嬉しい気持ち”と“悲しい気持ち”が込められている、と話していましたが、具体的には。</b>
幼い頃の記憶を思い出してみると「あの頃にかえりたい」という思いに駆られるのですが、実際には戻ることができませんよね。ですから「あの頃の、あの人に会いたいな」というような気持ちを込めています。
<b>-レコーディングのときは、どんな思いで。</b>
実際にレコーディングを行ったときは、悲しみの感情が先立ちました。「Dear...」を何度も聴いていたら「僕にも子どもの頃があったんだなぁ…」という思いがあふれてきました。

<b>-イベントで歌唱中に涙ぐんでいたように見えたのですが。</b>
歌自体が哀しい曲なので、明るい感情を持っては歌えません。「Dear...」は、愛する人のことを想った曲です。現在日本では地震と津波で家族を失った方々が大勢いますが、その方々の立場になるとさまざまな感情が浮かび、何とも言い難い気持ちになります。また、歌詞に「なぜ、ひとりで決めてしまったのか」という部分があります。そのか所を歌うときが最も切なくなり、感情があらわになります。
ただ、僕はもともと明るい性格なので、マイナスなことは考えないようにしています。昨年亡くなった友人のことも考えれば考えるほどつらくなってしまうので、考えないように努力しているところです。

<b>-韓国では俳優としても活躍されていますが、日本で演技活動する予定は。</b>
機会があれば、台本も頑張って覚えてチャレンジしてみたいです。もし、日本で演技活動ができるならば、上野樹里さんと共演してみたいですね。ドラマ「ラストフレンズ」で彼女を拝見して、演技が上手な女優さんだと感じました。

<b>-今まで、日本には何度も来ていますよね。</b>
そうですね、何度も来ていますよ。最近は日本を外国だと感じなくなりました。以前、六本木で「ものまねショー」を見たのですが、とてもおもしろかったのを記憶しています。大阪弁にも興味があり、先ほど渋谷でのイベントでも使ってみました。「きょうは、ほんまに暑いやん!」、「これ、めっちゃうまいやん!」とか(笑)。

<b>-日本の音楽にも関心がありますか。もし、今後コラボレーションする機会があれば、誰としてみたいですか。</b>
やはり女性の方がいいなぁ(笑)。宇多田ヒカルさんの曲が好きなので、彼女と活動できる機会があればうれしいです。

<b>-日本で印象深かった場所はどこですか。</b>
徳島です。僕が魚に名前を付けました(笑)。鳴門海峡に行ったときに、流れが速いところで泳いでいる魚を見て、「疲れるだろうな」と思ったんです。そこで、「疲れた魚」という愛称を付けました。日本海側の魚は身が締まっているので、「泳ぎ疲れている」という発想が生まれたようです。
<b>-今後、日本で行きたいところはありますか。</b>
沖縄でゴルフがしたいです。

<b>-最新出演ドラマ「ピンクのリップスティック」(日本で6月より放映)は、犬猿の仲から恋愛へ発展する、という特殊なケースを描いていますが、ご自身にも経験はありますか。</b>
そのような恋愛経験はありません。う~ん、あったかな…というか、恋愛したいな(笑)。「ピンクのリップスティック」はとにかく修羅場が多いドラマで、僕には理解し難いシーンが何度かありました。シチュエーション自体に理解はできますが、愛することはできないと思います。
<b>-ドラマの見どころを教えてください。</b>
最後が見どころですが、まだ言えませんよね(笑)。ジェボム(役名)は僕が今まで演じたキャラクターの中で、最高の男性だと思います。劇中、どのように女性を愛していくのかにぜひ注目してご覧ください。

<b>-ファンの方へメッセージをお願いします。</b>
いつも来てくださるファンの方は顔も憶えていますし、すごく感謝しています。また、初めてお会いできたファンの方々もたくさんいるので、嬉しいです。今後日本で活動していく上で、ファンの存在は重要だと思います。この方たちと一緒にいれば、最後まで頑張れるという思いにもなります。ブログ(アメブロ)でも力になる言葉を送ってくださり、また握手会でも温かい言葉をかけてくださるので、本当に有難く思っています。これからも応援よろしくお願いします。

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