2人のステージは、ロマンティックコメディ映画『彼女を信じないでください』(監督:ペ・ヒョンジュン/制作:映画社シソン)の撮影現場。

キム・ハヌル の最新ニュースまとめ

この日の撮影分は、カン・ドンウォンが、唐辛子フェスティバルの“ミスター・唐辛子”選抜大会に、町内代表として参加するシーン。キム・ハヌルは、カン・ドンウォンの応援に駆けつける。監督の合図とともに、緊張した表情のカン・ドンウォンが、自信なさげな声で『女・女・女』を歌い始める。

入賞が無理だと思い始めたころ、彗星のように現れた“コーラスガール”キム・ハヌルが、体にフィットしたハデな赤いドレスと振り付けで、グラウンドを埋め尽くした観衆の心を奪い、瞬時に雰囲気を変えてしまう。これに勢いついたカン・ドンウォンは、ハデなステージアクションに加え“コブシ”まで利かせる歌手に変身する。

今回の映画のために、ギターを始めて習ったというカン・ドンウォンは、控え室でもギターを放さない程、ギターの練習に励んでいる。この日の撮影分の他、映画の中でキム・ハヌルを感動させる秘密の切り札として、ブレッドの『Aubley』の練習に没頭している。

順調に撮影を終えたが、カン・ドンウォンにはまだ“難関”の唐辛子大食い競争が待ち受けている。唐辛子フェスティバルならではのイベントだ。撮影前、スタッフたちは、町長から辛くない唐辛子を特別に用意してもらったと、カン・ドンウォンを安心させた。 

しかし、唐辛子をほおばりまくるカン・ドンウォンの涙と鼻水は止めどなく流れ続け、過酷な“スクリーン申告式(韓国での新人いじめ)”を終えた。数回の取り直しの末、食べた唐辛子は数知れない。

これを見守っていたキム・ハヌルの顔には心配と同情(?)が浮かんでいた。「どうしよう~」などと心配するキム・ハヌルは、映画『彼女を信じないでください』では、眉ひとつ動かさずに真っ赤なウソを並べ立てる“サギ師”チュ・ヨンジュを演じる。

しかし彼女の“サギ行為”は憎くはない。むしろ愛らしく感じるほど新しい“サギ師像”を作り出している。キム・ハヌルはカン・ドンウォンを相手に“稀代のサギ劇”を繰り広げる。自由自在にスラングを駆使するため“スラング特訓”まで行った。

キム・ハヌルは、「ユ・ジテ、キム・ジェウォン、クォン・サンウなど、私と共演した男優は皆スターになりました」「カン・ドンウォンさんも上手くいくはず」と、ジョークを飛ばす。「ところで私はいつ上手くいくかな」などと謙遜(?)するが、キム・ハヌルは既に忠武路(チュンムロ/韓国の映画街)キャスティングで一桁代の順位になっている。 

しかし、今回の映画は彼女にとってもっと大きな意味がある。新人のカン・ドンウォンと共演することで、名実共に主役としての責任が双肩にのしかかっているのだ。今回の映画ではワンランク“アップグレード”した姿を披露する。 

騙し騙される中、ロマンスを紡いでいく二人。キム・ハヌルはカン・ドンウォンに、「演技も上手いし、歌もなかなか。撮影場の外に出られないほど大人気です。私の母も好きな俳優です」と絶賛した。カン・ドンウォンもまた、「前に車で通り過ぎるとき撮影しているのを見ましたが、とてもきれいだと思いました」と、にっこり笑った。 

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