イ・ソジョン
イ・ソジョン
10月11日、韓国を代表するミュージカル女優が来日した。女優イ・ソジョンは、ミュージカル女優を目指し18歳で渡米。ミュージカル『ミス・サイゴン』の主人公キム役に抜てきされるなど、韓国人として初めてニューヨーク・ブロードウェイで主役の座を射止めるという快挙を成し遂げた。また、韓国映画『春の日は過ぎ行く』、『英語完全征服』、TBS日韓共同制作ドラマ『フレンズ』などのサウンドトラックにも参加し、歌手としても活躍。さらには、韓国大統領就任式、ワールドカップシリーズでの特別出演や、スペイン王女、IOC代表やオーストラリア首相の前でも歌声を披露している。

東京国際フォーラムにて行われたクロスオーバー・ミュージック・フェスティバル<Music in the Air>に出演したイ・ソジョンは、『オズの魔法使い』より『虹の彼方に』、『ピノキオ』より『星に願いを』、『オペラ座の怪人』より『All I Ask of You』、『ミス・サイゴン』より『命をあげよう』などを熱唱。本場ブロードウェイ仕込みの歌唱力と表現力を見せ、観客を圧倒した。

今回は、公演後の楽屋でインタビューを実施、実際に会ったイ・ソジョンは人々を魅了する声量の持ち主とは想像しがたいほど小柄だった。そんな“小さな巨人”イ・ソジョンにブロードウェイでの成功秘話や今後の活動などを伺った。

<b>-高校卒業後に米国へ行った理由</b>
特別なきっかけがあった訳ではなく、幼い頃から留学を計画していました。

<b>-ミュージカル俳優になろうと思った理由は?</b>
歌が好きで歌手になる夢を持っていました。そんな中で“ミュージカル”というジャンルが先に私の人生に入り込んで来たんです。1つの公演が終わると、次のオファーが舞い込んで来るようになり、10年以上ミュージカルの世界で活動をするまでに至りました。

<b>-米国での生活で辛かったことと良かったことは?</b>
寂しさや言語的な問題に勝つことが大変でしたね。良かったことは自由な部分と人生において冒険できたことです。

<b>-『ミス・サイゴン』のキム役をミュージカルの本場ブロードウェイで演じた感想は?</b>
東洋人の女優が演じられる最も大きな作品であり、最も素敵な配役でもありますよね。そんなチャンスに恵まれ大きな幸せを感じています。

<b>-日本のミュージカルを見たことは?</b>
テレビで見ました。日本語がわからないので理解はできませんでしたが、世界のどこへ行っても俳優らの情熱を表出できる人たちであるように感じ、深い印象を受けました。

<b>-最近はOSTなどにも参加しているが、今後の活動予定と目標は?</b>
2010年1月にミュージカル『善徳女王』で“善徳女王”役として舞台に立ちます。『ミス・サイゴン』以降、最も楽しみな作品・役柄です。その公演が終わると、『Chopin and the Girl』というアルバムを通し、韓国や日本、世界各地でコンサートを開く予定です。

<b>-米国や海外進出を夢見る若いアーティストにアドバイス</b>
本当に好きなことがあって、そのことのために多くを犠牲にする気持ちがある人間であれば、夢は必ず叶うと思います。どのくらいよくやるかというよりは、どれだけ根気があるかが重要です。情熱と冷静な心を合わせ、その道を最後まで歩んでいくことが大切だと思っています。

<b>-活動をしながら最も気をつけていることは?</b>
喉と体に気をつけることが基本になるので、お酒は飲みませんしタバコも吸いません。普段もあまり言葉を発せず、常に風邪を引かないよう、特に公演前は外出を控えています。

<b>-今回の<Music in the Air>が日本での初ステージになるが、感想は?</b>
アーティストが良い気持ちで公演できるような雰囲気作りをしてくださったおかげで、印象深いステージを披露することができました。今後、もっと日本の観客の皆さんに会えるよう、心から願っています。今から楽しみです。

<b>-ファンへメッセージ</b>
少し早いですが、残りの2009年、体に気をつけて過ごしてください。そして2010年も健康で幸せな時間が訪れますように。ありがとうございました。
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