秦始皇帝の使者・徐福
秦始皇帝の使者・徐福
紀元前3世紀に秦の始皇帝の使者として不老不死の妙薬を求め韓国の南海沿岸や済州島、日本などを回ったと伝えられる徐福の語を、韓日中が協力しドラマ化する。

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 ドラマ『母さんに角が生えた』『糟糠の妻クラブ』などの制作会社、三和ネットワークスの申鉉沢(シン・ヒョンテク)会長は5日、「徐福のドラマチックな旅程を韓国と中国、日本の3カ国が集まりドラマにすることで合意した」と明らかにした。全24話で、制作費は総額180億ウォン(約14億円)を予定する。同社のほか、日本のTBSが企画・マーケティングを担当し、日本放送作家協会の市川森一理事長が台本を手がける。中国からはエンターテインメントグループの国安グループが参加。演出は韓日中から1人ずつ出し、来年をめどに、済州島を中心に中国や日本でも撮影する予定だ。

 始皇帝は徐福に童男童女数千人をつけ、仙人と不老不死の薬を探すよう命じ派遣した。徐福は済州島の正房瀑布の岩壁に「徐市過之(徐福がここを通り過ぎる)」という句を刻んでから西側へと回ったといわれ、西帰浦という地名もこれに由来するという説がある。こうした説話を基に、済州道西帰浦市に2003年10月に徐福展示館がオープンした。徐福の足取りや、始皇帝の青銅馬車と兵馬桶の実物レプリカなどが展示されているほか、屋外には徐福の像も立てられている。

 申会長によると、ドラマ化は日本が最初に興味を示し企画したもので、制作費の半分の約90億ウォンを日本が持つ。主人公役はアジアを代表するスターにオファーし、韓流スターも何人かキャスティングするという。
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