ダニエル・ヘニー=10日、ソウル(聯合ニュース)
ダニエル・ヘニー=10日、ソウル(聯合ニュース)
韓国系米国人俳優のダニエル・ヘニーが、『X-メン』シリーズ最新作『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』に出演し、ハリウッドデビューを果たした。プロモーションのため訪韓した主演のヒュー・ジャックマンとともに10日に記者会見を行ったダニエル・ヘニーは、この作品では韓国でのロマンチックでジェントルなイメージとは異なり、タフで男性的な役を演じたとアピールした。
ダニエル・ヘニーが演じたのは、主人公ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)と対立するミュータント、エージェントゼロ。突然変異で生まれたミュータントは人間との間でアイデンティティに葛藤(かっとう)するが、ゼロも悪役だが完全な悪ではなく、政府とミュータントの間のメッセンジャーのような存在だと説明。原作によると、豊富な過去を背景に持つ複雑な人物だと紹介した。
出演作は慎重に選ぶほうだが、この作品は迷わず引き受けたという。韓国での出演作に比べ小さい役柄だが、むしろ負担なく楽しみながら撮影できたと振り返った。今回は初めてアクションにも挑戦、短期間でキャスティングされたため役作りの時間が多くとれなかったものの「直感を信じて演じました」と語った。出演が決まってすぐにニュージーランドでジャックマンとのアクションシーン撮影があり、心配する点も多かったが、いざ撮影に入り、杞憂(きゆう)だと分かったという。「彼と共演できてよかった。かれは映画俳優だけでなく、真の文化人です」と賞賛した。
今後の韓国での活動については、「“もう米国に帰れ”と言われるまで続けたい。韓国の観客に、自分のことを誇らしく思ってもらえたら」と話した。
「わたしは常に、自分は韓国の俳優だと考えています。年に1~2回は韓国のドラマや映画に出演したい。しかし、韓国語が完ぺきではなく、ジェントルなイメージが固定されているので、難しいところはあります」。
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