紫雨林=16日、ソウル(聯合)
紫雨林=16日、ソウル(聯合)
「以前と違って今はステージに立つ瞬間が本当に大切です」

紫雨林 の最新ニュースまとめ

人気ロックバンド<紫雨林(ジャウリム:イ・ソンギュ、キム・ユナ、グ・テフン、キム・ジンマン)>のメンバーは、まじめな顔でイ・ソンギュの話に耳を傾けた。
 
かと思えば、キム・ジンマンの「ステージでのわたしの場所は金を出しても買えません。ベースのわたしはギターやドラム、ボーカルをすぐ横で、ベストのサウンドで聞けるんですよ。VIP席よりもいいでしょう」というユーモア交じりの言葉に手をたたいて笑った。

紫雨林は目下、年末ツアー練習の真っ最中だ。<ミッドナイト・エクスプレス>と題し、20日に大邱のCOEXコンベンションホール、25日に釜山KBSホール、31日にソウル・オリンピック公園の体操競技場でステージに立つ。<ミッドナイト・エクスプレス>の開催は2005年、2006年に続きことしで3回目。デビュー当初からことし6月にリリースした7枚目アルバムまでのヒット曲はもちろん、洋楽なども取り入れ約30曲を歌う。

メンバーらは、<ミッドナイト・エクスプレス>は真夜中の急行列車であり、31日には夜10時に始まり零時を超えるため、1年を走る急行列車だと話す。「“みんな死ぬまで走ろう”という不純な気持ちがある公演です」

またキム・ユナは、いつからか歌手らがラスベガスのショーのような公演を行うべきだと考えるようになったと指摘した。「わたしもワイヤーにぶら下がって歌ったことはありますが、紫雨林は特殊効果よりも音楽に焦点を合わせようとしますね。公演は音楽を生きているままに感じるものなので、観客の体内にアドレナリンが噴き出すようにしなければ」

メンバーにこの1年を振り返ってもらった。イ・ソンギュは「キム・ジンマンが自分の家の近くに引っ越してきて、メンバー間の友情が深まった年」、育児と音楽活動を両立してきたキム・ユナは「人間がこんなに寝なくてもパフォーマンスできるという超能力を発見した年」と評した。また、グ・テフンが「恋人とことし初めて一緒に旅行し、視野が広がり一層大人になった年」と話す一方で、キム・ジンマンは「5年間付き合った恋人と別れ、再び幼い子どもになった年」だったと振り返った。メンバーはさまざまに思いを口にしながらも、来年は面白くなりそうだと異口同音に語った。

キム・ユナは、自分たちは角がある人間だが、音楽活動をともにしながらそうした部分が柔らかくなると評した。「わたしは角があって冷たい部分を音楽で流し出し、治癒するんです。ソロ活動でインタビューを受けるときは非常に大人になりますが、このチームに加わっただけで分別がなくなります」

メンバーは来年1月から7枚目アルバムの収録曲『20世紀少年少女』で活動する。ミュージックビデオの撮影もすでに終えた。新アルバムを出す可能性もあるが、オフを取る計画もある。2001年からアルバムをリリースし、公演を行ってきた日本で精力的に活動することも考慮しているという。
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