ウン・ジウォン=14日、ソウル(聯合)
ウン・ジウォン=14日、ソウル(聯合)
アイドルダンスグループ、<Sechs Kies>のメンバーだったウン・ジウォンは、ソロデビューにあたりヒップホップの進路を選んだ。バラエティー番組では「ウン・チョディン(小学生)」というニックネームで呼ばれるが、歌手としての信念は明確で老練さもある。
 ウン・ジウォンはジェクスキス解散後、タイガーJK率いるヒップホップクルーの<ムーブメント>メンバーの助けを得てソロアルバムを発表した。しかし、昨年のシングルアルバム『アディオス』からは、キープルーツやミスタータイフーンなど自分の音楽チームと作業し、ウン・ジウォンならではのヒップホップ音楽のカラーを固め始めた。

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 最近発表したシングル盤『Gコード』は、『アディオス』の延長線上にある。タイトル曲『デンジャラス』でもそのカラーは明瞭だ。ラップはメロディが強いがグルーヴ感があり、テンポは早くない。ラップも歌のように、歌もラップのように仕上げたとウン・ジウォンは説明する。

以下は一問一答。

――ウン・ジウォンのヒップホップ音楽とは。

「ポップというにはヒップホップに近く、ヒップホップというにはやや柔らかい感じで、その接点だと言える。音楽仲間との作業で、ディープバンクをベースに、メロディはディスコからラップまで加えると、何これ?とみんなが笑った。とうてい特定ジャンルに区分するのは難しい」

――インターネットユーザーの間ではエイコンをフィーチャリングした<カーディナル・オフィシャル>の『デンジャラス』を盗用したとの指摘もあるが。

「アルバムジャケットにモチベーション曲は<カーディナル・オフィシャル>の『デンジャラス』だと表記した。<カーディナル・オフィシャル>もフランスのユーロダンス曲をサンプリングしたが、原曲よりシンプルな感じがよく、この曲からフィーリングを得て曲作りをした。雰囲気が似ただけでメロディは全く違い、リメークした部分もない」

――実力あるラッパーになるにはどのような努力が必要か。

「フィール(feel)だと思う。ラップは作曲家がメロディをつくるようなもので、ボーカルと違ってトレーニングより自分だけの感覚が最優先だ。わたしはビートを押したり引いたりすることが今やっとできるようになった」

――KBSテレビ<ハッピーサンデー>のコーナー<1泊2日>を通じて変わってことは。

「厚かましさが出てきて、人と接する方法も学んだ。特に偏食がなくなり、衛生観念も鈍くなった。また、苦労しながら寝泊りするだけに、どれだけ家がいいものかがわかった。好きな季節も変わった。もともとマリンレジャーを楽しめる夏が好きだったが、<1泊2日>の撮影で冬が好きになった。冬にはテレビ画面に白い息が映るだけで苦労していることが伝わるが、夏には暑くて虫がわいてもテレビ画面にはちゃんと映らず、苦労する様子がわからない」

――”チョディン(小学生)”と呼ばれているが、不満はないか。

「<1泊2日>で映る姿に飾りはない。20歳にデビューし、友だちには社会生活を早く始めたとうらやましがられた。しかし、早くテレビに出ただけで、社会生活をちゃんと送っていたわけではない。<1泊2日>は日常生活を撮影するが、視聴者は世情を知らないわたしを理解できなかったようだ。そのため、”チョディン”というニックネームが付いた。ただ嫌なのは、このキャラクターを別の番組でも求められることだ」

――今後、音楽的にやっていきたいものがあるならば。

「今回のアルバムに参加した<キープルーツ>、<ミスタータイフーン>などの音楽メンバーらとレーベルをつくりたい。そこでわれわれの音楽もやりたい。大きな人気は得られなくても、恥ずかしくない音楽をやりたい」

――親友のタイガーJKはすでに結婚している。自分の結婚を考えたことはあるか。

「よく考えたりはする。結婚すれば、わたし1人だけのためではなく、家族のための生活になるべきだ。3男2女の末っ子だが、両親はすべてを犠牲にしわたしのために生きてきた。それを思うとまだ結婚はできないと思う」
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