1930年代の植民地時代を背景にした映画『Once Upon A Time』でセクシーなジャズシンガーに変身したイ・ボヨンに居酒屋で会った。“気分派”という彼女は予想以上にお酒に強かった。

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<b>お酒を飲めば大人になるような気がした</b>
イ・ボヨンに会う前、彼女と一緒に仕事をしていた元マネージャーや元コーディネイターに電話をかけた。イ・ボヨンに対する評価は「見た目よりも大らかで、ひねくれたところがない」というものだった。「保守的な家庭の雰囲気のため苦労も多かったはず」という話もあったが、最も好奇心を刺激したのは“砂袋”だった。彼女はデビューして間もない頃、漢江(ハンガン)沿いで足に砂袋を巻いて体力トレーニングをしていたという、たくましい女性だった。

-本当に砂袋を巻いてまでトレーニングをしていたのか。
「新人時代、海兵隊を出たマネージャーがいて、精神力の強化が必要だと言いながら毎日トレーニングをさせられた。私だけでなく他の俳優も一緒に。その時、そのトレーニングでひざの関節がおかしくなり、生涯忘れられない思い出になった」

-お酒を初めて飲んだのはいつ?
「大学(ソウル女子大国文科)新入生の時、先輩が注いでくれたお酒を初めて飲んだ。もともと親がするなと言うことはあまりしない性格。模範生とまでは言えないが、できるだけ規則は守ろうという考え。でもお酒はちょっと例外だった」

-肝臓が強いようだが。
「大学新入生の頃、どんなに飲んでも私だけが平気だった。友達は頭が痛い、吐き気がすると言っていたが、一度もそういうことはなかった。その時はお酒を飲めばすぐ大人になるような気がしていた」

-好きなビールは?
「暑い夏の日にコロナビールを1本飲むのが幸せ。青島ビールも好き。フィリピンのサンミゲールもおいしいという話を聞くが、まだ飲んだことはない。いろいろなお酒を一緒に飲むのは苦手。最初に飲んだお酒を最後まで飲むというのが私の“酒観”」

-昨日ケーブルチャンネルで映画『卑劣な街』を偶然見たが、実際の性格とは違うようだ。
「監督からは女性らしい役をたくさん受けるが、実際の自分とは全然違う。『卑劣な街』のヒョンジュ役を演じながら何度も混乱することがあった。なぜヒョンジュは既婚男性を好きになり、どうしてならず者に会うのか。完全にヒョンジュになり切って演技しなければならないのに、頭と心が別々になって苦労した」

-ドラマ『ゲームの女王』が終わった後、映画『Once Upon A Time』を選択するまでに10か月間ほどの空白があったが。
「はい。それまでほとんど休みがなかったので、休暇をもらった。2か月に一度ずつ旅行した。タイのプーケットとスイス、フランス、日本に行き、思う存分遊んだ」

-アシアナ航空のCMモデルとして有名になったが、どの航空会社が好きか。
「もちろんアシアナを利用したいと思う。ところが私が行くところはアシアナ航空の路線がなかった。それで大韓航空を利用することになり、最近はマイレージのためそっちを頻繁に利用するようになっている。私は裏切り者でしょうか(苦笑)」

-最近見た映画の中で印象に残っている作品は?
「低予算映画『once ダブリンの街角で』を観て感動した。音楽も良かったのでサントラ盤も買った。制作費1億ウォンでどうやって作ったのか不思議に思うほど」

-映画『Once Upon A Time』出演過程でのハプニングは?
「1年間は完全に休もうと思っていたのでシナリオも見ていなかった。ところがマネージャーに、監督に一度会ってみようと言われて連れて行かれれたが、監督は私が出演の意思があって来たと思っていた。もともと直説的に話す性格なので、今はまだ仕事をしたくないと話すと、監督は少し驚いたような表情だった」

-監督は“変な人”だと感じたのでは。
「おそらくそうでしょう(笑い)。当時は監督の家に赤ちゃんが生まれて間もない頃だったので、その日は3時間ほどずっと赤ちゃんの話をして帰ってきた。2日後にまた電話を受けて会ったが、本格的に作品の話が始まった。どんなに魅力的でも配役が泥棒なので少し心配していたが、監督と話をしているうちに自分も知らないうちに作品にはまっていた」

-相手役のパク・ヨンウとの呼吸は?
「想像を越えるほど誠実で真面目な先輩。半面、寒いギャグにもセンスがある(笑)。普通初めて会えば、君がボヨンか、よろしく、一緒に頑張ろうというような挨拶をするが、先輩はなかなか気軽に話せない性格だった。次からは気楽に話すと言っておきながら、また“ボヨン氏”と呼んできた。映画『シュリ』の頃から好きな先輩だった」

-オッパ(兄さん)とアジョシ(おじさん)の境界線は?
「結婚しているか、していないか、ではないでしょうか。パク・ヨンウ先輩は結婚していないのでオッパだが、映画会社の代表は同じ30代でも既婚なのでアジョシと呼ぶ」

<b>今まで交際した男性は2人</b>
-アナウンサー志望者としても有名だったが。
「正直いうと最近でもアナウンサーらを見ると羨ましく思う。1500人の志願者のうち15人の中に入ったことだけでも満足しないと。なぜ隣の芝は青く見えるのでしょうか」

-大学時代はどんな国文科学生だったのか。
「本は好きでしたが、創作にはあまり関心がなかった。サークル活動もしていない。紹介で会ったボーイフレンドと付き合っていた。今まで2人の男性と付き合った。」

-長く交際するほうか。
「はい。できるだけ別れないように努力する。6年間付き合ったボーイフレンドと別れた後は本当に辛かった」

-家では親に孝行しているのか。
「親孝行になろうと努力はしている。母は私に小学生の頃からスキー、水泳、音楽など多くのことをさせてきた。私の才能を見つけようということだったのですが、自分にはそれをすべて受け入れるという能力が不足していたみたい。幼い頃は過保護のため母を恨んだこともあった」

-母はみんな同じでは。
「こういう話をすれば母は嫌がるでしょうが、私が24歳の時に結婚したかった理由の一つは母から離れたかったから。大学まで夜10時が門限だった」

-女優になることには反対されなかったのか。
「母は才能が発揮できるといって喜んでいた。父は反対したが、俳優になったことで門限もなくなった(笑)」

-結婚の計画と理想のタイプの男性は。
「私にはまだ家庭の責任を持てる能力がないので結婚はかなり遅くなりそう。落ち着いていて多情多感な人、けんかをせず、いつも包み込んでくれる心の広い男性が好き。芸能人だといって好奇心で近づいてくる人はだめ。それに定時に出勤する規則的な生活をする人ならもっといい。子供もいるのに親が2人とも朝寝坊をしていたらいけないので。一日が他の人たちより遅く始まるというのを見せたくない」


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