映画『スカウト』でオム・ジウォンは、主人公のイム・チャンジョン演じるホチャンの初恋の相手で市民運動家でもあるセヨンを演じている。

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映画についてオム・ジウォンは「これまで出演した映画よりも『スカウト』は商業的な映画だと思いますね。主にコメディや興行作で主演していたイム・チャンジョンさんと、主に作品性を主体とする映画に出演していたわたしがカップルにキャスティングされたのはアンバランスな部分もありますが、よく似合ってるみたいです」と話す。イム・チャンジョンについては、これまでに共演した俳優よりも面白く、才能あふれるスタイルだと評価した。

「初恋の相手」のようなイメージの役どころが多いが、これについては「わたしの女性らしさが強いためでしょうね」と答えた。無関心で適当なところもあるものの、概ね繊細で敏感、感性的なほうだというのが自己評価だ。ただ映画の中のセヨンの姿は、オム・ジウォンのこだわりからざらついた描写にした。

監督はもっと初恋の相手らしいイメージを望んでいたが、市民運動家の女性ならばそのイメージは合わないと考えたという。一例として、監督は女性らしさを表すスカートをはくよう望んだが、それを説得して主にズボンをはいている設定に変えた。化粧もしてなかったのでは、と問うと、「してたんだけど…。それがしてないようだということで、だまされたようですね」と笑った。撮影においては、創作者は監督だが直接表現するのは俳優だとして、妥当でないと思う設定には質問もし、意見もたくさん出した。

『トンケの蒼い空』『スカーレット・レター』『劇場前』『ノートに眠った願いごと』などで主演を務めているが、これといったヒット作に恵まれていないものの、映画監督からはキャスティングに人気の女優の1人だ。この点を聞くと、「そうですね、映画ばかり出ていることと、これまで出演した作品がよかったからでしょうか。わたしのように映画ばかり出ている女優は実際そんなにいないですからね。監督の言うとおりにやってるからでしょうか」と微笑んだ。

イメージチェンジに対する欲求はないのかとたずねると、「演技の幅が広がればと考えています。ファムファタール(魔性の女)や、コミカルな役も、機会があればやってみたいですね。特にどのジャンルと決めてやるのではなく、映画自体の出来がよければできると思います」と語った。

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