子供たちがおいしそうに食べる様子を見て微笑むペク・ジョンウォンとアン・ボヒョン。(画像:画面キャプチャ)
子供たちがおいしそうに食べる様子を見て微笑むペク・ジョンウォンとアン・ボヒョン。(画像:画面キャプチャ)
俳優チャ・テヒョン×チョ・インソンのtvN「見習い社長の営業日誌2」の後枠として、5月26日(木)から新番組「バックパッカー」がスタートした。依頼を受けた場所に、調理道具を入れたリュックを背負って出向き、限られた時間内に料理を完成させ、提供するという出張料理バラエティーだ。

アン・ボヒョン の最新ニュースまとめ

出演者は、ヘッドシェフの料理研究家ペク・ジョンウォンを筆頭に俳優オ・デファン、アン・ボヒョンDinDinというラインナップ。そう、ペク・ジョンウォンの新番組というわけだ。ペク・ジョンウォンのレギュラー番組というと、長く続いていた「路地裏食堂」、「おいしさの広場」(共にSBS)、「ペクファザー:料理を止めるな」(MBC)といった3番組が昨年相次いで終了し、現在はこの「バックパッカー」を除くと、「ペク・ジョンウォン クラス」(KBS第2)のみ。

今度はどのような料理バラエティーなのかと注目を集める中、初回放送の視聴率は3.9%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録。前枠「見習い社長の営業日誌2」の最終回5.8%を1.9ポイント下回る数値で出発した。

初回放送では、4人が初顔合わせをする場面から始まった。ペク・ジョンウォンは全員と顔見知りだが、オ・デファン、アン・ボヒョン、DinDinの3人は初対面。確かにこの組み合わせはかなり新鮮だ。特に、名バイプレイヤーと言われるオ・デファン、ドラマ「梨泰院クラス」の悪役でブレイクしたアン・ボヒョンはバラエティではなかなか見ないので、実際はどんな人なのか興味をそそられる。

それに、バラエティーでは出演者同士のケミストリー(相性)がよく注目され、掛け合いの面白さが見どころになったりもするので、そういう意味では目新しさがあり、どのようなシナジー効果を生むのか、期待される。

また、このメンバーたちが料理バラエティでどのような仕事ぶりを見せるのか、というのも気になるポイントだが、それぞれが自分の役割を上手くこなしていた。炊事兵出身だというオ・デファンは長靴持参で、準備万端。油や水が飛び散っても大丈夫なように、さっそく長靴に履き替えるなど、料理の現場をよく分かっていた。しかも、鮮やかな包丁さばきまで見せる即戦力のメンバーであり、リアクションが大きいので意外とバラエティ向き⁉

アン・ボヒョンは長身で力持ち。23kgもあるリュックを軽々背負っていたし、このチームのドライバーも任されているようだ。DinDinはムードメーカー的な存在でありつつ、冷静に状況判断もできていて、「1泊2日シーズン4」(KBS第2)のときとはまた違う顔を見せており、3人それぞれがうまく機能していた。

この日の依頼は、子供22人にファストフードを食べさせてほしいというものだった。それ以外の詳細は、現場に行ってから分かるというのがこの番組の面白さなのだが、なんと出張先は小・中・高校生の相撲部。しかも、お腹いっぱいになるまで「無制限に」という思いもよらぬオーダーを受け、戸惑うメンバーたち。

準備時間は4時間。ペク・ジョンウォンは「また面白くなってきた。こうなると、意欲に火が付く」と面白がり、「緊迫していたり、思ってもみなかったミッションは面白い。こういうのが本当に好きなんだよ」とむしろ楽しんでいた。

DinDinはひたすらハンバーガーのパテ作り、アン・ボヒョンは60個のハルラボン(済州みかん)の皮むきを黙々とこなし、ハルラボンエードを作り、オ・デファンは揚げ物を担当。フライドポテトを揚げているとき、形が崩れてしまい、“やってしまった”と青ざめるオ・デファンだったが、それをペク・ジョンウォンが機転を利かせ、コロッケに。見事、蘇生に成功したペク・ジョンウォンは「こういうのが面白い」とニッコリ。初回から良いチームワークを見せていた。

22人分のパスタの麺をソースと絡めているとき、ヘラがポキッと折れてしまい、隣でサポートしていたオ・デファンが驚く表情を見せたときも、ペク・ジョンウォンだけは「この番組、当たりそう」とご機嫌に。さらにペク・ジョンウォンは大人数の料理を作り、疲労困憊のメンバーたちに対し、オ・デファンには包丁さばきが上手いこと、アン・ボヒョンには文句も言わず、精神力が強いこと、DinDinには忙しいとき、焼くのを忘れていたベーコンに気付くなど、実はこのチームのエースだということを褒めまくり、労う優しさも。

ペク・ジョンウォンはこれまで料理初心者たちとやってきた番組経験から、失敗してもいいと思っていたらしく、メンバーたちにあまり期待していなかったそうだが、期待以上だったと満足そうな表情を浮かべていた。番組終了後、ペク・ジョンウォンの新番組が始まったが、前にも見たことのあるような内容で、さほど新しさはないという声があったのも事実。そんな声をはねのけ、ペク・ジョンウォンの言葉通り、この番組は「当たる」のか注目していきたい。

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