11日(月)にスタートした「ラケットボーイズ」。左からキム・ミンギ、チョン・ドンウォン、ユン・ドゥジュン、スングァン、ヤン・セチャン。(画像:画面キャプチャ)
11日(月)にスタートした「ラケットボーイズ」。左からキム・ミンギ、チョン・ドンウォン、ユン・ドゥジュン、スングァン、ヤン・セチャン。(画像:画面キャプチャ)
秋の改編でこのところ新バラエティが続々と始まっている。目立つのは、tvNの豪華ラインナップだ。華やかに見えるのは、バラエティなのにお笑い芸人ではなく、俳優メインの番組になっているからだろう。

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9月28日(火)放送の「傷つけない」(出演:オム・ギジュン、ポン・テギュ、ユン・ジョンフン)を皮切りに、ナ・ヨンソクPDが手掛ける5分バラエティ(フルバージョンはYouTube「チャンネル十五夜」で配信)の最新作「運動の天才アン・ジェヒョン」(出演:アン・ジェヒョン)が10月1日(金)、同じくナ・ヨンソクPDが手掛ける「賢い山村生活」(出演:チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド)が8日(金)にスタート。14日(木)には人気シリーズ「車輪のついた家3」(出演:ソン・ドンイル、キム・ヒウォン、コンミョン)も始まるのだ。4番組とも、レギュラー出演者は全員俳優、なんならゲストも俳優という珍現象が起こっている。

そんな中、11日(月)にスポーツバラエティ「ラケットボーイズ」がスタートした。各ジャンルの芸能人9人の“ラケットボーイズ”がバドミントンに挑戦し、全国大会を目指す模様を追った番組だ。スポーツバラエティというと、芸能人がサッカーやバスケに挑戦したJTBCの「集まれば」シリーズや、俳優イ・サンユン、チャウヌ(ASTRO)らがバスケに挑戦したSBSの「熱血バスケ!ハンサムタイガース」などがあるが、このスケール感のバドミントンは初めてだ。

“ラケットボーイズ”のメンバーは、元アナウンサーでタレントのチャン・ソンギュ、元プロ野球選手の俳優ユン・ヒョンミン、お笑い芸人ヤン・セチャン、「Highlight」リーダー、ユン・ドゥジュン、東京2020オリンピックのフェンシング男子サーブル団体で金メダルを獲得したフェンシング選手オ・サンウク、トロット歌手イ・チャンウォン、「SEVENTEEN」スングァン、ドラマ「ラケット少年団」の新人俳優キム・ミンギ、14歳のトロット歌手チョン・ドンウォンとバラエティに富んでいる。

このチームの監督を務めるのは、北京オリンピックのバドミントン混合ダブルスの金メダリスト、イ・ヨンデ(李龍大)。韓国のバドミントン人口は300万人で、する人は多いけれど、見る人がいないという現状なので、「もう一度バドミントンブームを起こしたい」と熱く意気込み、「公式大会で優勝」を目標にしている。

そのため、“ラケットボーイズ”はバドミントン歴が1年未満の初心者たちだが、イ・ヨンデ監督は使命感を持って臨んでいるので、今後スパルタ訓練が展開されるようだ。番組冒頭では、「これはバラエティなのか?国家代表選抜なのか?本気のスターたちのバドミントン挑戦」というテロップで番組が紹介された。

初回放送では、9人のレベルテストの模様が公開。テストは「守備能力」、「攻撃能力」、「試合運び能力」の3つ。全てのテストにおいて、上手さが際立っていたのはスングァンだった。スングァンのバドミントン好きはイ・ヨンデ監督の耳にも入っていたようで、最初から期待されていたが、それ以上の活躍で、ステップもできているし、スマッシュもキレイに打てるし、「守備能力」と「攻撃能力」の2つのテストを終えた時点で、監督、メンバーたちからも認められるこのチームの“エース”となった。

よって、「試合運び能力」テストでは、スングァン以外の8人はダブルスの試合をしたが、“エース”スングァンはイ・ヨンデ監督と1対1のイベントマッチを行った。さすがにハンデが必要なため、11点マッチなので、スングァンには8点が与えられた状態からスタート。すると、スングァンがドロップショットを打ったり、スマッシュを決めるなど、2点を取る大健闘を見せ、「心臓がバクバクしている」と驚きながら喜び、“ラケットボーイズ”も大歓喜。これでイ・ヨンデ監督を本気にさせ、スングァンは2点止まりで終わったが、大きな可能性と希望を示した。また、スングァンが良いプレーを見せるたびに、「VERY NICE」や「CLAP」などが挿入されていたのも印象に残った。「SEVENTEEN」の曲にはスポーツの場面で似合う曲も多く、スングァンの活躍シーンにぴったりの演出効果だった。

ほかに、バドミントンは高校以来なので、自分にとっては挑戦だというユン・ドゥジュンも、持ち前の運動神経の良さを見せていた。イ・ヨンデ監督は「相手が取りにくいところに返す守備的なスタイル。ショットを打つと、すぐに次のターンを準備する機敏さ、集中力がいい」と評価。スマッシュも前の3人が打っていたのを見ただけで、すぐにできるほど観察力も鋭く、ダブルスの試合ではキム・ミンギとペアを組んだが、コート上で声をかけ、フォローするなど試合運びの上手さが光っていた。

テストの結果、レベルは上中下に分けられ、上はスングァン、ヤン・セチャン、チョン・ドンウォンの3人。中はユン・ドゥジュンのみ。下はチャン・ソンギュ、ユン・ヒョンミン、イ・チャンウォン、キム・ミンギ、オ・サンウクの5人で本格始動することになった。

この番組は、そんな“ラケットボーイズ”のガチのバドミントン挑戦記で、バドミントンに臨む姿勢は真剣そのものだが、チャン・ソンギュとヤン・セチャンが盛り上げ役となり、スポーツ中継のアナウンサーになるのが夢だったというイ・チャンウォンもよくしゃべり、リアクションも良いため、初対面の人同士が多いチームではあるが、お笑い色もあって、バラエティとしても面白い。初回放送は視聴率3.7%(全国基準、ニールセンコリア調べ)とまずまずのスタートを切ったが、バドミントンブームのきっかけになるだろうか?

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