タレントのホ・ヨンランが、11年ぶりの単独主演キャスティングに対し、気恥ずかしい心境を打ち明けた。

ホ・ヨンランは25日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)63ビルで開かれたKBS1TV小説『あなたの風景』制作発表会で「本当に恥ずかしくてきまり悪い。一方ではプレッシャーがかなりある」と、単独主演に対する悩みを打ち明けた。

ホ・ヨンランは「演技以外のことまで気を配ることがとても多い。やはり1つの作品を引っ張っていくということは大変」「初めからキャスティングのトップ候補にいたのではないので、ベストを尽くしたい」と抱負を明かした。

また「週末ドラマから朝ドラマに移ってきたと思っている方々の前でも、堂々としていたい」「朝ドラマにはいい脚本が多く、ベテランの方々が多く出演なさっていてノウハウも身につけやすい。この機会に朝ドラマに対する偏見を壊したい」と話した。

劇中ホ・ヨンランは、考試村の下宿屋の娘“スリョン”として、青春時代の短い初恋で“未婚の母”という鎖に縛られて生きていく、悲恋の女性を演じる予定だ。

ホ・ヨンランは「前作『姉さん』での狂った演技が初めてだったように、母親役も初めてだ。痩せた体型の私に比べて生後4か月の子どもがとても大きくて大変な点もある。あやしても泣き止まない子どもと、一緒に泣きながら撮影した。まだ小さな子供だけど、私がよくわからない母性愛を演じるためには、2人の呼吸が一番重要みたいだ」と伝えた。

主演であるくらい、ドラマPRと視聴率という点においても、熱い意欲を見せた。

「主婦向けのトーク番組に出て、お母さんたちの前でPRもしようと思っている。連続ドラマということもあり、スケジュールが多くて漠然としたプレッシャーで気が休まらない。栄養剤を食べて、嫌いな注射まで受けながら体力を補強している。視聴率?以前のTV小説の全盛期レベルまで引き上げるのが私の目標。視聴率は全体的な撮影ムードにも相当な影響を及ぼすから」

60年代を背景に、30日から放送される『あなたの風景』は、シングルマザーのスリョンを中心に、家族の愛と葛藤と理解を描く。

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<b>TV小説『あなたの風景』 古き良き時代への郷愁を刺激</b>

KBS1の“TV小説”が30日、ニューストーリー『あなたの風景』として視聴者のもとを訪れる。

『あなたの風景』は、シングルマザーという鎖につながれたヒロインを中心に、夫婦や家族間の反発や葛藤、理解と和解の過程を描く作品。MBC週末ドラマ『姉さん』で印象的な演技を披露したホ・ヨンランが、波乱万丈な人生を生きていく主人公スリョン役を演じる。

時は1960~1970年代。下宿屋の娘スリョンは、初恋のドンヒョク(ムンス)の子どもを妊娠するが、結婚に至らず切ない別れを経験する。スリョンの夫になったジョング(キム・チョルギ)は、結婚はしたもののスリョンの気持ちまでは得ることができず苦悩する。また、ドンヒョクは初恋の傷をずっと心に抱えながら生きて行く。所有欲が強いドンヒョクの妻ユンジュ役には、ベテラン俳優イム・ドンジンの娘であるイム・イェウォンがキャスティングされた。

『庭の茂る家』『息子と娘』『パンウリ』を手がけた作家パク・チンスクが脚本を手がけ、1960~1970年代の郷愁を感じさせる。片想い、ベトナム戦争、下宿生、夜逃げ、オイルショックなど。パク作家は「私自身が60年代を生きてきたから、その時代を表現することは難しくなかった」「年をとっている方々が、気楽に微笑ましく見ることができる番組だとすれば、それだけでもTV小説が存在する必要性がある」と明かした。ホ・ヨンランの他にはキム・ヨンリム、カン・ソグ、ヨン・ギュジン、イ・ヘスクなど、ベテランタレントらが出演する。

ハン・ジョンヒ監督は「TV小説『あなたの風景』は、映像媒体を通じて放送されるものだが、小説を読むのと同じようなドラマを作ってみようという趣旨で企画された番組で、この時代に不足している人同士の“情”を強調した“読むドラマ”」と付け加えた。
『あなたの風景』は、MBC連続ドラマ『私のそばにいて』と視聴率争いを避けられない編成により、既存の時間枠から15分早めた午前7時50分に放送される。

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