「U-KISS」左からフン、ジュン、キソプ、イライ
「U-KISS」左からフン、ジュン、キソプ、イライ
日本8枚目のアルバム「Glory」(12月19日発売)を引っさげ、2018年を締めくくる活動を展開している「U-KISS」。今作は、ことし8月にデビュー10周年を迎えた彼らにとって、この10年間の活動・音楽、それを愛してくれる「KISSme」(=「U-KISS」のファン)との出会いが誇りであり、大きな名誉であるという意味合いを込めた作品。

U-KISS の最新ニュースまとめ

 リード曲「Glory」は「U-KISS」初のアップテンポクリスマスソングで、“歌ってみた”系動画シーンから登場したシンガーソングライター・伊東歌詞太郎が書き下ろした楽曲。その他、15thシングルから「SCANDAL」「Chair」、メンバーのキソプが作曲した「Ready for U」日本語バージョン、キソプとフンのユニットシングル「Train」「Milk Tea」、イライとジュンによるユニット曲「Stop Sign」「Face Off」、「Dear My Friend」の2018年バージョン、メンバーの絆を歌詞にした「Sunset」、韓国語バージョンの新曲「Only You」が収録されている。

 12月15日(土)、東京・府中の森芸術劇場にて開催した3年ぶりとなるクリスマスイベント「U-KISS Christmas Fan Event 2018~Glory~」で、「Glory」をはじめ、ニューアルバムの収録曲を次々と披露したメンバーたちに、新曲にまつわるエピソードをたっぷりと語ってもらい、さらにはことし1年の反省&慰労をしてもらった。


Q. 3年ぶりのクリスマスイベント「U-KISS Christmas Fan Event 2018~Glory~」の東京公演はいかがでしたか?

キソプ:3年ぶりのクリスマスイベントだから、みんなドキドキワクワクしながら、すごく楽しく準備しました。いい思い出を作りたくて、いろいろな曲をファンの皆さんにプレゼントしましたが、すごく喜んでくれてうれしかったです。特に今回はクリスマスっぽく、バラード曲も多かったし、流れ的にすごく意味があって、みんなそれぞれの感情を表現したかったので、それが上手く見せられたと思います。
フン:やっぱり、スヒョンさん不在の中、初めてのクリスマスイベントだから、最大限僕ら4人ができることはやろうってことで、今回いろいろ準備しました。ファンの皆さんにスヒョンさんの不在を感じさせないように、頑張れたと思います。さらに自信を持てるようになりました。
ジュン:ジュンも責任感を持って準備しました。前のクリスマスイベントはけっこう踊る曲が多かったんですけど、今回は僕たちのことをちゃんと伝えたくて、4人の気持ちが入っている曲を歌ったので、アーティスト的な魅力もたくさん見せられたと思います。


Q. カッコいいステージだけでなく、MCも楽しい雰囲気でしたよね。特に、イライさんは自己紹介からかなり面白かったです(笑)。

フン:あ~、“ユンケルさん”。
イライ:ハハハハハ。
キソプ:“皆さんのユンケルです”。


Q.その自己紹介は、その場で思いついたんですか?

フン:イライはいつもその場で思いついたことを言うんです。だから、“天才”だなって。
イライ:イライは(自己紹介が)最後で、みんなの自己紹介がいつもヤバイから、プレッシャーなんですけど、頑張って考えました(笑)。
フン:あまりに面白くて、夜公演はみんなテンションがヘンになっちゃったかもしれないです(笑)。
キソプ:やっぱり楽しく皆さんと過ごせるのが一番大事だと思います。


Q.クリスマスライブでは、ニューアルバムの収録曲をほぼ全部披露されましたね。

フン:今回はファンのみんなが4人の新しい曲を聴いて、とても喜んでくれているのを感じました。だから、僕らがもっと努力して、新しい姿を見せたいなと思う時間になりました。


Q.メッセージ性の強い楽曲が多いですよね。

フン:いままで僕たち「U-KISS」が経験してきた部分、成長してきた部分を詰め込んだアルバムになったと思いますね。今回のアルバムには、ファンの皆さんに伝えたいことをちゃんと込めました。皆さんと直接会って、長く話すということは難しいじゃないですか。だから、音楽で、歌詞で伝えたいことを伝えるのが一番大事だと思うから、今回のアルバムにはそういう曲を選んで、収録しました。


Q.リード曲「Glory」は「U-KISS」初のアップテンポクリスマスソングですが、歌ってみてどうでしたか?

キソプ:クリスマスイベントで披露したとき、思っていたよりすごく盛り上がったので、良かったと思います。やっぱりバラード曲とアップテンポの曲ではギャップがありますよね。悲しいバラードのときは、皆さんが心で聴いてくれるから静かになって、僕たちもそれがちょっとぎこちなかったんですけど、やっぱりクリスマスの雰囲気はアップテンポの曲がいいなと思いました。
ジュン:僕たちが笑顔で歌うから、ファンの皆さんも一緒に笑顔になって、本当に楽しんでパフォーマンスができたし、歌詞にも「KISSme」の皆さんに伝えたい言葉とかメッセージも入っているから。皆さんが笑顔だということは、僕たちの想いが伝わったということだと思うので、すごく楽しかったです。


Q.「Glory」の注目ポイントというと?

フン:メンバーの“爽やかな笑顔”です。今回PV撮影でもちょっとぎこちなかったんですが、1人ずつ撮影するとき、監督さんがとても爽やかな笑顔を要求したんです。でも、それを他のメンバー3人が隣で見守っているから、それがちょっとイヤでした(笑)。
キソプ:ちょっと恥ずかしかったです。なぜならば、セクシーな表情とかは、よくやっているんで得意なんですけど、爽やかな楽しい感じでずっと笑うっていうのはあんまりないんで、恥ずかしい。
フン:自分自身も恥ずかしいのに、さらに、メンバーが見ているから、もっと恥ずかしくて。
ジュン:そうですね。それは僕たちが仲良いからじゃないですか。
イライ:本当に笑顔で撮影をするのが、恥ずかしかったです。
キソプ:ダンスをするより難しい。
イライ:ダンスをするときの笑顔は大丈夫ですけど、朝ベッドから起きる演技が、ちょっと恥ずかしくて、大根演技だったと思います(笑)。いまPVを見ると、もっと恥ずかしいです。
フン:たしかに寝起きの演技をしたとき、隣でメンバーの笑い声が聞こえてきて、ちゃんとできなかったです。
キソプ:何回もNGが出て。
フン:そのシーンが、一番時間がかかったと思います。


Q.キソプさんはケーキを作るシーンがありましたよね。

キソプ:そのシーンのコンセプトは、最初は上手くできなくて、失敗していたんだけれど、頑張って完璧なケーキを完成させて、彼女に「メリークリスマス」、みたいな感じです。ケーキのスポンジに生クリームを塗るとかやったことがなくて、今回初めてやってみたら、見ていたのとは違って本当に難しかったです。


Q. そして、ジュンさんは誰かにプレゼントを渡すシミュレーションをしているシーンがあって。

ジュン:撮影現場にプレゼントボックスがあったから、2014年ジュンが「Sweetie」のPVでも、誰かにプレゼントを渡そうとしているシーンがあったじゃないですか。だから、監督さんに「誰かにあげるフリをやってもいいですか」って聞いて、OKをもらって、成長した少年がプレゼントをあげるっていうコンセプトで、“昔のジュン”と“いまのジュン”の差を見せようと、自分でそういう意味を込めて演じました。
フン:へぇ~。
キソプ:プレゼントの中身が違うんだ~。
ジュン:そうですね。中に入っているものが(笑)。


Q. PVのコメント欄を見ていたら、伊東歌詞太郎さんのファンだという方からのコメントもあり、「U-KISS」を初めて知ったという方々から「優しい歌声でステキ」、「爽やかでいい声」という声がたくさんありました。

キソプ:伊東歌詞太郎さんのファンの方たちが、歌っている僕たちのことまで気にしてくれたというだけでも、うれしいですね。
ジュン:ジュンは伊東歌詞太郎さんの顔を見たことがないけど、爽やかな曲を作る方じゃないですか。この方はきっと“優男”だなって。いつか会えたら、ギュッってハグしたいです(笑)。


Q. じゃあ、先ほどクリスマスプレゼントの話題が出たので、もしメンバー1人にだけ、クリスマスプレゼントを贈るなら、誰に何をあげたいですか?

キソプ:スヒョンさん。いま入隊していて大変じゃないですか。食べたいものも自由に食べられなくて。だから、スヒョンさんと一緒に頑張っているみんなにおいしいものをプレゼントしたいです。
イライ:イライはフンさんに、カバンをあげたいです。いつも忘れ物が多いんですよ。車に乗ってから、「あ、忘れちゃった。ごめん、ごめん」って取りに戻るから、僕たちが面倒くさいんです(笑)。だから、持ち物を入れられるカバンをあげたいです。
フン:じゃあ、僕もイライにソリを。
イライ:あるある。
フン:イライがよく使うヘッドホンを。
イライ:だから、あるよ。よく使うんだから。
フン:イライにスリッパを。
イライ:いらない。
フン:(イライから耳打ちされて)イライに時計をプレゼントします(笑)。
ジュン:ジュンはフンさんにタンパク質を。
フン:あるある。
ジュン:死ぬまで食べることができるぐらい。
フン:じゃあ、フンは2人にプレゼントします。ジュンにはスノーボードをプレゼントしたいです。まだジュンに教えてあげたことがないから。ほかのメンバーにはフンが直接スノーボード教えたんだけど、ジュンにはプレゼントして、実力までプレゼントしたいです。
ジュン:あ、けっこうです(笑)。
フン:OKで~す。
ジュン:だったら、僕はフンさんにタンパク質と緑パンツを。
フン:僕はみかん色のパンツをプレゼントします(笑)。


Q. ハハハハハ。本当に仲が良いですよね~。ちなみに、クリスマスには何を食べたいですか?

イライ:雪が降ったら、外でカップラーメンを食べたいです。寒いとき、外で食べるカップラーメンが本当においしいんです。
キソプ:いいレストランに行ってステーキ、ワインとか食べたり飲んだりしながら、音楽を聴きたいですね。
ジュン:僕はワインとチーズです。
イライ:ワインの味、知ってる!? 
ジュン:知ってるよ。ジュンはホワイトよりレッドが好き。なんかちょっと味が強いやつが好きなんです。韓国では、面倒くさくてあんまり外に出ないから、家で好きな音楽を聴きながら、絵を描きながら、飲みますね。
フン:僕はチキンとビール。
キソプ:メンバーみんな、お酒は必要ですね(笑)。


Q. 話を戻して、今回のアルバムでもキソプさん作曲の楽曲が収録されています。「Ready for U」日本語バージョンはクリスマスライブで、フンさんが最後に歌う「そばにいて」の部分がいいとメンバーの皆さんが絶賛されていましたが。

フン:そうですね。褒めてくれて。もともとはこのパート、スヒョンさんのパートでした。だから、「Ready for U」韓国語バージョンはスヒョンさんが先輩だけど、日本語バージョンはフンが先輩だから、フンにぴったりだと思います(笑)。
ジュン:いいね~。
キソプ:日本語歌詞にアレンジして、レコーディングしたときも、フンさんは感情の入れ方がすごく良かったんです。特に、「そばにいて」の部分ではフンさんの感情が伝わってきます。自然にキュンとなる声が歌詞とよく合っていると思います。
フン:ありがとうございます。


Q. 歌の実力もメキメキ上がっているジュンさんはそのパート、歌ってみたいとか思いませんか?

ジュン:ジュンはサビの部分を歌うだけでいいです。もともと、前よりパートが増えたから、欲張る気持ちとかはないですね。この曲はキソプさんが作ったから、キソプさんに「このパートはジュンの声に似合うから、歌ってね」って言われたパートだけ、頑張ればいいじゃないですか。いつかもっと頑張って、フンさんのパートを奪うから(笑)。
フン:ギャハハハ。「欲張る気持ちはない」って言ったくせに!
ジュン:いまはない。いまはないよ。でも、来年は……。
フン:オレが行っちゃったら、歌って(笑)。


Q. イライさんもラップだけではなく、歌も上手じゃないですか。

ジュン:そうですね。
イライ:じゃないです。
ジュン:すごく上手いです。声がすごいですよ!


Q. もっと歌唱パートがほしいなと思ったりしませんか?

イライ:僕は歌いたいから、いつでも待っています(笑)。レコーディングのとき、フンさんが、これは誰が歌うってパート分けをしているんで、イライは隣で真剣に待っていますね。
ジュン:(フンに)待っているんだって、真剣に。
フン:じゃあ、僕、イライのためにパート分けを頑張ります(笑)。もともとのスヒョンさんのパートをそれぞれ分けたんですけど、イライになるべく歌唱のパートをあげるように頑張ります。
イライ:くれたら、イライのラップパートを少しだけあげる。
フン:お~。僕、ラップへの欲がちょっとだけあるんで。


Q. じゃあ、もしキソプさん&フンさんが「Face Off」、イライさん&ジュンさんが「Milk Tea」といった感じで、ボーカルラインとラッパーラインの曲をチェンジしてみたら、どんな感じになると思いますか?

フン:僕はいいと思います。
キソプ:いいです。
フン:フンとキソプとは別の魅力がある曲になると思います。それぞれ個性があるボーカルだから。


Q. イライさんとジュンさんは「Milk Tea」とか「Train」を歌ってみたいと考えたことなどはありますか?

ジュン:いや~、考えたことないですね。この曲は2人にぴったりの曲だと思っているから。2人で作った曲じゃないですか。自分が上手くできる曲を作ったわけだから、これはお2人様がやらなきゃならない曲だと思います。いつかカバーはしたいという考えはあったけど、歌いたいという気持ちはなかったですね。
フン:歌ってよ~!
ジュン:難しい。キーが高いじゃん。
フン:高くないよ。
イライ:僕はいいと思います。どう完成するか分からないですけど、頑張って歌ったら、2人とは違う魅力があると思います。逆にフンさんとキソプさんも、「Face Off」とか「Stop Sign」、「DAMN!! 」を歌ったらカッコいいと思います。


Q. そうですよね。キソプさんとフンさんは、イライさん&ジュンさんのユニット曲を歌ってみたらどうなると思いますか?

キソプ:たぶんそんなに上手くできないけど、頑張ってそれらしく、モノマネぐらいのレベルで、2人の魅力を表現はできると思います。完璧ではないけど。
ジュン:キソプさんは自分が曲を作るとき、ラップ部分を自分の声で入れるんですよ。だから、ジュンもキソプさんに「ラッパーになってよ」って言ったんです。でも、フンさんは……(笑)。
フン:ラップ、めっちゃ上手いですよ!
ジュン:自信だけあるから。
イライ:自信しかない(笑)。
フン:僕がラップしたら、めっちゃカッコいいと思う。自分が(笑)。
ジュン:それが問題ですよ!フンさんは死ぬまで歌ってください。“感性ボーカル”ってタイトル捨てないで。ラップは絶対ダメですよ。キソプさんは安心ですけど、フンさんは信用できない(笑)。
キソプ:でも、僕は早口ができないんですよ。早口ラップだと、モノマネもできないです。
ジュン:あっ!フンさん、早口はすごいです!
キソプ:うん、すごいです。
ジュン:いま考えが変わりました。フンさん、できるかもって(笑)。


Q. ユニット曲をチェンジしてやってみたら、面白そうですね。

フン:特別ステージになりそうです。
ジュン:いつかやりましょう~!


【個別インタビュー(後編)】に続く



Copyrights(C)wowkorea.jp 0