秋山成勲、ユン・チャンミン
秋山成勲、ユン・チャンミン
4月29日(日)よりスタートした、格闘界のレジェンドファイターたちが次世代を担う選手を発掘する、格闘リアリティ「格闘代理戦争2ndシーズン」(AbemaTV)。K-1を舞台に、格闘ファンの圧倒的な支持と共感を得て好評を博した1stシーズンに続き、2ndシーズンは舞台をMMA(総合格闘技)に移し、1stシーズンに参加した山本“KID”徳郁、そして秋山成勲、桜井"マッハ"速人、五味隆典、青木真也といった格闘技界のレジェンドたちによる新たな代理戦争が勃発。優勝した推薦選手には、AbemaTVから賞金300万円、そしてアジア最強の格闘技団体“One Championship”と最高1,000万円の契約(5試合契約/試合前に100万円、さらに試合に勝利したら100万円)が保障されることが決定している。

秋山成勲 の最新ニュースまとめ

 自身のルーツが韓国にあるとして、「韓国から選手を選出します」と宣言した推薦人の秋山成勲は、韓国格闘技界の“虎の穴”と言われる釜山の格闘技ジム「TEAM MAD」から、MMAアマチュア4戦3勝のユン・チャンミンを最強の刺客として抜てき。試合に向け、闘志をみなぎらせる推薦人・秋山成勲と注目のイケメンファイター、ユン・チャンミンに意気込みを聞いた。



Q.まずは秋山さんにお聞きします。最近、SNSにハワイで撮った写真などもアップされていましたが、近況から教えてください。

秋山成勲(以下、秋山):ハワイに行ったり来たりしながら、もちろん日本も韓国も上手く回りながら生活していますね。まあ、トレーニングもそうだし、仕事もそうですし、いまはそういう感じで動いています。


Q.活動の拠点というと?

秋山:東京は東京で拠点みたいなものなので、いままでと変わらず、東京ではありますね。


Q.韓国では、イメージキャラクターを務める「BODYFRIEND」の広告撮影やサイン会などもされているようですが、サイン会には主にどういう方がいらっしゃるんですか?

秋山:老若男女問わず、子供から妊娠されているお母さんも来られますし、逆に若い男の子も女の子もお年寄りの方も、けっこう幅広くて、すごいありがたいなと思っています。


Q.やっぱり娘さんのサランちゃんの影響で。

秋山:そうですね。娘の影響で、お母さんとかが来られるので、本当にすごいありがたいですね。


Q.サイン会では、ファンの方からどんな言葉をかけられることが多いんですか?

秋山:サランがいない場合は、「サランちゃん元気ですか?」っていう方がほとんどですね(笑)。やっぱりみんな、愛情を持って私の娘のことを考えてくれているので、私もすごく居心地のいい空間です。


Q.そして、今回AbemaTVの「格闘代理戦争 2ndシーズン」に出演中ですが、出演することになったきっかけを教えてください。

秋山:もともと私も格闘技をやっていますし、私が格闘技をする以外にも、後継者とは言わないまでも、つなげていかなくてはいけないと思うんですね。それは生命もそうですけど。それと一緒で、格闘技も自分たちだけではなく、後世に残るような、未来に夢を持っている選手たちを育てたいという気持ちもあるので、こういうお話をいただき、タイミングよくいい機会に恵まれたなと思って。それで、私のルーツはやはり韓国なので、韓国の選手をぜひこの大会に出場させてあげたいなと思いました。


Q.韓国のジム「TEAM MAD」からユン・チャンミン選手を選ばれましたが、その理由は何でしょうか?

動画で動きを見たり、僕の後輩でもある「TEAM MAD」の選手とか、いろんな人に聞いた上での判断だったんですが、だいたい動画をパッと見れば、強いか弱いかとかいろいろ分かるので、この選手だってすぐに決めました。理由としては、いろんな要素があるんですけど、やはり格闘技だけではなく、エンターテインメント的な部分も必要だと思うんですよね。ルックスもそうですし、発言もそうですし。そういう面で、彼が総合的に一番高かったので。技術ももちろん、それだけじゃない実力もしっかりあるので、私がイチオシで紹介したい選手でした。


Q.ユン選手は、もともと秋山さんのファンだったそうですが、今回推薦を受けてどう思いましたか?

ユン・チャンミン(以下、ユン):格闘技を始めて7年間、その背中を追い続けてきたロールモデルのような先輩だったので、本当に光栄でした。今回選ばれて、信じられないと思う一方で、上手くやらないといけないというプレッシャーもあるんですが、自分の最大限の力を出して頑張りたいです。


Q.これから試合まで、どのようにトレーニングを行っていくんでしょうか?

秋山:彼は釜山(プサン)にいったん戻って、私がこの数日で見て、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、と伝えたことを宿題として持って帰ってもらい、それプラス、自分の練習をしっかりしてもらう、というスケジュールになると思います。


Q.今回トーナメントに出場する他のチームで気になっている方はいらっしゃいますか?

秋山:まだ、正直そこまで気にはなっていないっていうか。それより、彼が気になっているので。彼のポテンシャルをどう上げるかの方を重点的に置かないと。もちろん対戦するから、そのときは気になるんですけど、いまは全く気になっていないです。


Q.番組では、階段を駆け上がったり、手押し車や肩車といった軍隊式ともいえる激しい練習をする様子も流れましたが、ユン選手は相当大変そうですね。

ユン:練習はいつも大変です(笑)。でも、番組を通して、相手の試合スタイルを見たので、むしろ頭がぐちゃぐちゃになっています。


Q.トレーニング環境も決して良いとは言えないところで練習をされていて、秋山さんは「韓国人選手はハングリー精神が強い」とおっしゃっていましたが、彼らの練習の様子をどうご覧になっていますか?

秋山:日本と韓国は文化が違うし、やり方も違うんですが、どっちもそれぞれに良さがあると思うんですよ。それで、韓国の選手は韓国のスタイルに合っていますよね。練習の仕方が。やっぱり軍隊式で、そういう部分でもハングリーなところがあるし、やはり若くて、夢を持っているので。ま、全員が夢を持っていると思うんですけど、田舎で育って、今回こういう機会をもらっているので、余計にそういう気持ちは他の選手より強いと思うんですよね。なので、それをプレッシャーに変えるんではなく、気力に変えてもらいたいなと。彼はまだ若いので、どんどん話し合って、モチベーションを上げる方向に持っていってあげたいなと思っています。


Q.ユン選手は秋山さんの指導は怖いなと感じたりしますか?

ユン:指摘であれ、褒め言葉であれ、教えていただく立場として、どんなことも受け入れたいと思います。怖いと思うより、光栄なことだと思っています。


Q.秋山さんは現役選手としても活躍されていますが、今回指導するに当たって、自分のトレーニングとの違いなどはありますか?

秋山:選手が100人いれば、100通りの練習の仕方があると思うので、私のやり方が彼に合うかどうか分からないですけど、私も彼も初めての試みになるので、お互いに話して、合わせながら、相乗効果で上がっていきたいです。上からこうだと言うのは違うと思うんですよね。そういうやり方ではなく、少し上ですけど、一緒に上がっていくようなスタンスで、彼のポテンシャルを上げていくのが私の役目だと思っているので、そういったトレーニングをやっていきたいなと思っています。


Q.ユン選手はご自分ではどんな部分が魅力だと思いますか?

ユン:自分の試合スタイルに魅力があると思います。退屈に見えるような感じではなく、カーッと熱く戦うスタイルが好きなので、そういう部分だと思います。


Q.ユン選手は釜山出身ですよね。口数が少なくて、男らしい感じがまさに釜山の方だなぁと。秋山さんから見て、どうですか?

秋山:田舎から来たなぁって(笑)。たぶん、緊張しているのもあると思います。きょう私と会ったのも初めてですし。日本に来たのもそうだし、いろんな部分で緊張していると思います。


Q.ユン選手は来日するのが初めてですか?

ユン:大阪は行ったことがあるんですけど、東京は初めてです。


Q.東京の印象はどうですか?

ユン:感性豊かな都市というか。キレイだと思います。


Q.今回の「格闘代理戦争2ndシーズン」は、どういう部分に注目して見ると楽しめるでしょうか?

秋山:まず根本に、頑張っている子たちが、自分の拳でお金が稼げる、夢を叶えられるというストーリーを見てほしいです。4人のトーナメントで行われますが、ここに4人の人生がかかっているわけですよね。そういった部分も注目してほしいです。あと、彼のファイトスタイルとしては、パンチとかキックも上手なので、そういうところをしっかり見ていただけたら、いいかなと思っています。顔もカッコいいですし、いい体もしていますし、ビジュアルもいいので、日本のファンの方がたくさんつくんじゃないかなって。やっぱりファンがたくさんつけばつくほど、自分のモチベーションに変わると思うんですよね。だから、たくさんの方の応援を受けながら、しっかり結果を残して、もっともっと応援してもらえるような選手になるよう、僕も指導していきたいなと思っています。


Q.では、秋山さんからファンの方にメッセージをお願いします。

秋山:格闘技の魅力を味わいながら、先ほども言ったように、若い選手たちが夢を持って真剣に戦っている姿に注目していただきたいです。お金がなかったとしても、夢を持って、死に物狂いで戦っている姿をしっかり見ていただけたらなと思います。


Q.そして最後にユン選手、試合に向けての意気込みをお願いします!

ユン:すごい緊張しているんですけど、緊張すると自分の力が十分に発揮できないので、最大限リラックスして、フラットな状態でいながらも、勝ちたいという気持ちがすごく強いので、それを上手く融合させて、ベストのコンディションで戦いたいと思います!


 さすが格闘界のレジェンドファイターだけあって、圧倒的な存在感を放っていた秋山成勲。そんな秋山とは、この日が初対面で、しかも一緒にインタビューということで、緊張している様子のユン・チャンミン選手だったが、秋山も言っていた通り、笑顔がステキなイケメンファイターで、どんどんファンが増えていきそうな予感。
秋山が選んだ“原石”ユン・チャンミン選手がどのようなバトルを見せるのか。「格闘代理戦争2ndシーズン」はAbemaTVで、毎週日曜夜11時~放送中。


Copyrights(C)wowkorea.jp 0