「CHERRSEE」
「CHERRSEE」
K-POP界No.1プロデューサー「勇敢な兄弟」が総合プロデュースを手掛け、シンクロダンスとキャッチーなメロディが話題の本格派ダンスボーカルグループ「CHERRSEE」(チェルシー)。デビューから1年4か月で、「CHERRSEE」の名前の由来となる「Cherry Seeds」をタイトルに、初のアルバムを2017年11月にリリースし、注目を集めている。4月1日(日)に自身2度目となるワンマンライブ「CHERRSEE 2nd LIVE ~SAYURI Last LIVE~」を東京・morph-tokyoで開催した。

BLACKPINK の最新ニュースまとめ

 SAYURIの最後の勇姿を見届けようと、会場は集まったファンの熱気で溢れかえっていた。照明が落ちると、ピンクのチェックスカートにネクタイ姿のメンバーがステージ袖から1人ずつ登場。横1列に並び、まずはデビュー曲「Mystery」からスタート。ファンとの距離が非常に近く、キラキラと輝く笑顔でファンとアイコンタクトを取るメンバーたち。「カメレオン」、「Hallo」など人気ナンバーを立て続けに披露した。

 HIKARU、LENA、SAYURI、MIYUの順で自己紹介し、最後にリーダーのNENEが「今日は体力温存していてはダメですよ?最後に体力が残っていたらあなたたちの負けです!よろしくお願いしまーす」とあいさつし、メンバーもファンも気合い十分。ファンの人たちの元気のバロメーターを図るための掛け声では、LENA公案の「東京バナナ」というフレーズを採用。メンバーが「東京!」と言ったら、ファンが「バ!ナ!ナ!」と叫び、会場の一体感もバッチリ。

 続いて1st Album「Cherry Seeds」に収録されている「白いシャツ」や「SURISURI MASURI」をセクシーな振り付けでファンを魅了した。ここで一旦メンバーがステージ裏にはけると、スクリーンには何やら仮装したメンバーの姿が。美少女戦士のようなコスプレのSAYURIや殿様の格好をしたLENAが、昨年バブリーダンスで話題となった荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」を踊り、会場を沸かせた。

 ここからは「2NE1」の「I AM THE BEST」や「BLACKPINK」の「BOOMBAYAH」のカバーをはじめ約9分間にわたるダンスコーナー。これはグループ最年少でダンス担当のMIYUの念願でもあったそうで「やってみたかったカバー曲と洋楽でも踊れてよかった!」と、大満足していた。さらにMIYUとSAYURIがイチからダンスを作り上げた曲もあり、2人の頑張りをメンバー全員で称えた。

 白い衣装に着替えたメンバーは「Rose」と「Oh Mama」を感情たっぷり込めて歌い上げた。「CHERRSEE」の楽曲は韓国のプロデューサー「勇敢な兄弟」が手掛けているため、最初にメンバーの手元に届くデモテープは韓国語の歌詞で収録されているそう。「プロデューサーには私たちのデビュー当時からお世話になっていて、その方たちが作ってくれた楽曲を今日は韓国語で歌わせていただきたいと思います!」と、今回のライブのために「Cry again」と「Mystery」の韓国語バージョンを披露し、ライブ本編は終了。

 会場に響き渡るアンコールの声にメンバーも舞台裏から「ヘイ!」と応えながら、笑顔でふたたびステージに戻ってきた。メンバーそれぞれが感想を伝えた後は、今日で「CHERRSEE」としての活動が最後になるSAYURIがファンにあいさつした。

 「今日は来てくださりありがとうございました。morph-tokyoはたぶん1番来させていただいているステージなので、ここで最後のワンマンライブが出来て本当にうれしいです。大阪公演にも来ていただいている方もありがとうございます。今日このあと2部がありますが、1部で最後という方もいると思います。本当に出会えてよかったと思っています。今回のワンマンライブは私自身新しいことに挑戦できたライブでもあって、皆さんにとっても印象的なライブになったと思います。なかでも個人的には『Mystery』の韓国語バージョンを歌えたことがうれしかったです。練習生時代、毎日練習していても先が見えないと思っていたときに突然プロデューサーの方が部屋に入ってきて流した曲が『Mystery』の韓国語バージョンでした。その場で泣いているメンバーもいて、少し光が見えた瞬間でもあったんです。自分たちの希望が見えた瞬間でした。『Mystery』の韓国語バージョンを聞いた時が『CHERRSEE』の原点だと思うので、今日その歌を歌えることができて本当に幸せでした。今回のワンマンライブでの私の目標はしんみりとせずに楽しいライブにすることなので泣くのはこらえます(笑)」と、目に涙をためながら「CHERRSEE」として活動してきた2年間を振り返った。

 アンコール1曲目、メンバー同士腕を組みながら「古いPOPソングのように」を歌うと、HIKARUとLENAは涙をこらえきれず何度もタオルで顔をぬぐっていた。そして、ラストはやはりデビュー曲の「Mystery」。「しんみりとしたまま終わりたくない」というSAYURIの言葉通り、最後は弾ける笑顔をファンに届けた。ほかのメンバーがステージをはけた後もSAYURIは1人ステージに残り、ステージの端から端まで手を振って歩き、ファンとの別れを惜しんだ。



Copyrights(C)wowkorea.jp 0