「MYNAME」コヌ
「MYNAME」コヌ
MYNAME」リーダーのコヌが、1月27日(土)東京・有楽町のオルタナティブシアターにて、「GUN WOO BIRTHDAY LIVE 2018 『M.Love』★東京」を昼夜二公演開催した。

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 イベントタイトルの「M.Love」は、コヌが愛する「M」ではじまる「MYNAME」、「MYgirl」(=「MYNAME」のファン)、Music、My、Memory、Miracle、Magicなどを表している。
1月19日には、大阪でも二公演行われた本イベント。大阪はトークを中心にした歌唱もありのファンミーティグ形式。東京は、バンドメンバーを従えての楽曲を中心としたライブ形式で行われた。

 コヌは、「MYNAME」のメインボーカルとして、2016年には、自身が作詞、作曲、アレンジを手掛けた曲やカバー曲を含むソロアルバム「I AM 27」で、グループ初のソロデビューを果たし、2017年はソロライブ「GUNWOO‘S 1st COVER SOLO LIVE」も成功させた実力の持ち主。

 昼公演は、ピアノの調べから、ギター、ベース、ドラム、コーラスと音が重なり、ライブへの期待が高まったところにコヌが登場。清水翔太の「Sorry Not Sorry」でオープニングを飾ると、ソロアルバム収録曲である「何度でも」へ。
ファンの歌声が聞きたいと、客席に近寄り、耳を傾け、笑顔を向けるコヌは歌と共に、視線でもファンを悩殺した。

 曲が終わると「かっこいい~!」、「ハンサム」の声が飛ぶ中、コヌが「やっ!」と叫ぶとファンが「ほー!」と応えて、和やかにトークが始まった。イベントの間中、コロコロと良く笑い、ファンの声も拾い、久しぶりのファンとのコミュニケーションを楽しんでいるコヌ。

 一年ぶりのソロライブだから、緊張しているというコヌは、椅子に座って組んだ足を震わせて「ほら!」とジョークを飛ばす場面も。そして「これがないと、2時間やっちゃうから」とノートを見ながら、今日のタイトルに込められた意味を話し始めた。「『M.Love』のMは、Music、My、美しい『MYgirl』」だと説明し「良い?すごくない?」と、自画自賛。

 会場の笑いを誘った後は、今日のテーマの1つ目「Music」の話へ。「僕と皆さんの間には、音楽があったと思う。どう?拍手のタイミングだよ(笑)」と笑いながら、もう少し詳しい話へ。

 練習生の時、平日は歌の練習を8時間もしていたというコヌは「皆さんに会うこともないから、誰のために練習するかわからなくて、つらかった」と告白。「デビューしてからは、感情を込めて歌うと、皆さんが泣いたり、僕も泣いたり…。歌手になって幸せ」と、最高の笑顔で語った。

 さらに「音楽辞めたら、何もない!音楽は、僕にとって、すごい大事なこと」と熱く語ると会場からは、大きな拍手が送られた。
「(さっき歌ってる時)みんなの表情怖くて、何にもできなかったよ(笑)。次の曲からは、優しくね」と、昼公演で、まだ遠慮がちなファンをからかう様子は、長い日本活動の中で生まれた信頼関係があるからこそのやりとりだ。

 次のラブバラードパートでは、クリスハートの「I LOVE YOU」、中島美嘉の「桜色舞うころ」を情感豊かに歌い上げ、コヌの歌唱力を見せつけた。
ライブの半分以上を日本の曲で占めた選曲の中「桜色舞うころ」だけは韓国語で歌ったことについて「意味わかんないと思うけど、感情を表現したかったから、韓国語で歌いました」とその思いを明かした。

 次のトークテーマ「My」については、「僕、どんな人?」とファンに問いかけ、客席からの「面白いー」、「宇宙人」、「奥深い」などの返答に「宇宙人か~!」と、意外そうな表情を浮かべた。
自身では、好きなことだけしているから、自分のことを「子供だ」と思っているようで、お母さんにも確認したら、同意されたと、エピソードを話し、「まだ緊張してるから」とステージをあちこち歩きながら話す子供っぽい姿も見せた。

 さらに、去年10月から韓国で始めた一人暮らしの様子も、朝から時系列で話し、「まず10時位に起きる」というコヌに、ファンから「え~遅い~」とダメ出しされると、「じゃあ9時にする。早いでしょ?」とお茶目に訂正。
最近プードルを飼い始め、「なっとう」という名前にした話では、(その名前に)びっくりするファンの反応を面白がっていた。

 次の曲への振りとして、突然の「遅いけど、メリークリスマス~!」と季節外れのセリフに、笑いが起こると「(去年は)クリスマスイベントしなくて、ごめんなさい。(曲の間)6分くらい去年のクリスマスに戻って」とBoAの「メリクリ」をプレゼントし、ロマンチックな時間を共有した。

 続く、清水翔太の「Dream」では「君がいるから、君に会えてよかった」の歌詞がコヌのファンへの心情を再び思い起こさせた。

 トークテーマ3つ目は「皆さんです。『MYgirl』。みんなは、かわいい」と微笑みかけ、「例えば、千葉に住んでて、『MYNAME』のライブが横浜であるっていえば横浜まで行って、手紙も書いて、千葉に戻る。言葉で言えば、簡単だけど、ライブのために一生懸命頑張ったり、『MYNAME』のこと考えたり。それはすごいんだよ。だから感謝の気持ち!皆さんと、もっと話したいし、皆さんのために何かやりたい」と、去年インスとライブした時に「(『それまでファンに怖いって言われてたから)面白くなります』って約束したけど、できるかな?」と不安だったらしく「でも、なったじゃん。自分のために性格を変えるのは無理だけど、皆さんのために性格変わった。皆さんの気持ち知ってるから。一緒に幸せになりたい!」と熱い気持ちを語り、「MYNAME」の舞台ではセヨンに邪魔されるから言えないけど、今日は一人だから言えると、「愛してます!皆さん!大好き~!ね?」とあふれる愛を表現し、ファンをメロメロにした。

 ここからはライブパートへ。去年のバースデーイベントでも歌った「Beautiful Life」のアコースティックバージョンに、会場は手拍子で応えた。
迫力の声量で会場を包んで始まった清水翔太の「YOU & I」、コヌ自身一番難しい曲だと思っているAIの「ハピネス」と、歌唱力の必要な曲が続き、コヌの熱唱に会場からは「コヌ~!! 」と熱い声援が送られた。

 テーマトーク最後は「MYNAME」について。
「メンバーみんな元気です。韓国で一生懸命やっています」先日会った入隊中のインスは「『ソロのイベント一年ぶりで、できるの?』って僕のことを心配していた」とインスの近況を伝え、「まず僕は、『MYNAME』が1位、『MYNAME』のコヌだから、『MYNAME』が大事。かっこいいなぁ~」と笑いながら、自分を褒めた上で「今年はインスの分まで頑張る。インスがいなくて寂しいだろうから、運動して腹筋作って、リーダーだから、インスのファンのために頑張ります」と冗談とも取れる今年の抱負を語った。
その流れから「早く5人で歌いたい」と、「MYNAME」の「出会いあいして」を歌唱。

 コヌがひとりで歌う同曲に、いろいろな想いが交錯するのか、聴き入っている会場だったが、コヌがマイクを向けると、みんなで合唱してくれる姿をうれしそうに見つめるコヌ。
生まれる前の曲だけど、良い曲だなと思って選曲したという「Sweet Memories」は、今までの曲とはがらりと雰囲気が変わり、ささやくような甘い歌声にファンの心は、溶けていった。

最後に「今日、来てくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝え、ステージを後にするコヌ。アンコールに応え、再びステージに登場し、「ONE OK ROCK」の「Whereever you are」を披露。コヌの情熱的な歌声は、天井まで突き抜けそうな勢いで会場全体を包み込んだ。

 最後の二曲は「Good Bye To You」「君のために」とコヌのソロ曲を続け、最高潮のまま、ライブを締めくくった。バンドメンバー、スタッフ、観客への感謝を伝え、「一番大切な僕にも」と、いたずらっ子のような表情を浮かべ、最後まで笑いを届け、イベントを終了した。

 公演終了後は、ファンをコヌがお見送りする握手会も行われ、圧巻の歌、爆笑のトーク、近くでのふれあいと、ファンには思い出に残る2時間となった。

 今後のコヌの活動、さらに4人の「MYNAME」の活動からも目が離せない。




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