俳優ヨ・ジング
俳優ヨ・ジング
<b>―tvN初のSF追跡劇「サークル ~繋がった二つの世界~」について紹介と、ヨ・ジングさんが演じた“キム・ウジン”という人物について紹介をお願いします。</b>
「サークル~繋がった二つの世界~」は、“ミステリー”と“SF”というあまり馴染みのないジャンルが合わさった作品です。2017年、僕が演じるキム・ウジンという大学生が、一つのミステリー事件に関わり、それが2037年にまで影響を及ぼし、ドラマのタイトル「サークル」のように、二つの世界が繋がっていく内容のドラマです。2017年を描くPART1と20年後の2037年を描くPART2のストーリーが同時に進むダブルトラックで作られているので、より一層楽しみながらご覧頂けると思います。

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<b>―ドラマ出演のオファーが時はどうでしたか?また、出演を決めたきっかけは?</b>
最初は僕もどんなストーリーなのか気になりました。(笑) 
PART1とPART2が全く違う時代で、これは“タイムスリップ”なのかな?とも思いましたが、台本を読んでいくうちに理解が出来ました。またドラマをご覧頂いた皆さまも、一緒になってPART1とPART2の繋がりを探しながら見て下さったみたいで、「サークル」はただ見るだけではなく、一緒にドラマの中に入って推理に参加するドラマのように感じました。そういう点を一番意識しながら撮影に励みましたし、皆様が楽しく「サークル」を見てくださったので良かったです。

<b>―“ダブルトラックドラマ”でPART1の2017年現在と、PART2、20年後の未来の世界が同時進行で進むのですが、これからご覧になる日本のファンの皆様にドラマの見どころをお願いします。</b>
PART1は、ミステリー事件、謎の死、大学内での学生の自殺を描いたストーリーで、僕が演じるキム・ウジンという学生が、事件の真相に迫っていく内容です。PART2は、2017年に起きた事件が未解決で残ったあと、ある刑事がその事件に疑問を抱き、何かしらの繋がりを見つけ、ある大企業にまつわるミステリーな事件を解明していく内容です。PART1とPART2にはどのようなつながりがあるのか一緒に推理しながらご覧になると、より一層楽しく見て頂けると思います。

<b>―キム・ウジンという人物を演じながら、特に気を付けた部分、悩んだ部分とは?</b>
一番気を付けたのは、事件の中心でウジンが多くのことを感じないといけないし、また、毎回急変するストーリー展開を表現しないといけない役柄だったので、監督と一緒に、いつも同じ演技で表現するのではなく、どうすればもっと違う感じの表現ができるか考えました。

<b>―“キム・ウジン”というキャラクターが、ヨ・ジングさん本人と似ていると思う点と、反対に似ていないなと思う点は?</b>
ウジンというキャラクターは僕と似ているというよりかは、現代を生きていく若者たちの姿に似ていると思いました。いきいきとした青春ではない、生活に苦しむ、少し寂しがり屋の20代を描いているので、僕の姿というよりかは、僕たちの周りにいる、もしくは、いるかもしれない20代の姿に似ているんじゃないかと思いました。また、一つだけ思うとしたら、僕ならウジンみたいに出来なかったと思います。耐え難い現実と向き合った時、ウジンのように戦って行けたのかな?と思いますし、そういう意味では凄くカッコイイ人物だと思います。

<b>―撮影中の記憶に残っているエピローグがありますか?(楽しかったこと、又は難しかったシーンなど) </b>
感情面で一番辛かった時は、あんなに探した兄との再会のシーンですかね。あの時は色んな思いが溢れてきました。やっと兄と会えた安堵と喜びなのか、自分が本当に会いたかった人に会えた時、どんな感情が湧くのか想像するのは簡単ではなかったです。また、「サークル」はミステリーを描くドラマなので、若干ドラマのトーンは暗めなイメージですが、現場では凄く明るい雰囲気でした。監督が、エネルギーの溢れる方だったので、凄く楽しく撮影しました。

<b>―コン・スンヨンさんとのシーンが多かったですが、共演の感想は?</b>
ウジンとジョンヨンのラブラインがもう少しあれば、青春のようなドキドキするシーンをもっとお見せ出来たと思いますが、僕たちの前には向き合い難い現実があり、ミステリーなので、ジャンルの特性上、事件の進行をお見せする演技が多かったです。そのおかげか、途中途中でお見せするラブシーンを好きな方が多かったみたいです。

<b>―PART1の中心人物だったので、PART2のキム・ガンウさんやイ・ギグァンさんとのシーンが少なかったですが、交流する機会がありましたか?</b>
ドラマの終盤になってからは、キム・ガンウ先輩と演技を一緒にしましたが、その前までは、コン・スンヨンさんとのシーンとか、僕一人のシーンが多かったですね。背景が異なるので撮影中も全然会えなかったです。なので、PART2に出演する先輩方と、また今度違う作品で一緒に撮ろうと話した記憶があります。

<b>―PART1のキム・ウジンとハン・ジョンヨン VS PART2のキム・ジュニョクとイ・ホスのカップルの演技の相性はどうでしたか?また、PART2の撮影現場で羨ましかったことはありますか?</b>
逆に難しそうだなと思いました。役柄としては、ウジンの役も深くて、辛い現実と向き合う設定でしたが、PART2は多くがCGを必要とする演技だったので、あれは難しそうだな、苦労しただろうなと思いましたね。なので、僕はPART2を視聴者の目線で見たような気がします。(笑)
PART1のウジンとジョンヨンのラブラインは、皆さん少し物足りないと思うかもしれません。作品をご覧頂ければお分かりになると思いますが、二人とも平凡な設定のカップルではないため、この二人にくっついて欲しいなと思いながらも、あー、難しいかもしれないと感じると思います。PART2のジュニョクとホスのカップルは、お互いギクシャクしながらもブロマンスがあって、楽しく可愛くご覧になれると思います。(笑)

<b>―後半部分のキム・ウジンとキム・ジュニョクの再会シーンが印象的だったのですが、どんな心情でしたか?</b>
理解するのが少し難しかったですね。20年後に、自分は2017年の姿そのままで、そこで初めて見る人が、20年経った自分の探していた兄ということが、演技をしながら凄く難しかったです。しかし、自分も自身に確信を持てなくて苦しんでいる時に、ウジンをずっと否定していた人が、弟として認めてくれたことで瞬間感情がこみあげましたね。実際、撮影も感動的に撮影をして今でも記憶に残っています。

<b>―ヨ・ジングさんが選ぶ「サークル」の名場面はどのシーンですか?</b>
凄く大切にしている作品なので一つのシーンを選ぶのが難しいですが、そうですね…最後のエンディングのシーンが今でも記憶に残っていますね。ビルの屋上で、事件に関係する人物が一つの場所に集まって、最後を締めくくるシーンで、その時なぜかこの20年の長い年月の事件が遂に終わりを迎えるんだなと思いました。共演者の方ともこのシーンについて色んな話をしました。「サークル」は沢山のシーンが思い浮かびますが、最後のシーンが、爽快でありながら、心の中のつっかえが取れる感じが記憶に残っています。

<b>―“記憶”がキーワードだったドラマでしたが、ヨ・ジングさんが今までの人生の中で消したい記憶、ずっと覚えておきたい記憶はありますか?</b>
消したい記憶は、誰もがそうだと思いますが、滑ったとか、道で転んだとかそうゆうことだと思います。(笑)常に忘れたくない記憶は、ファンミーティング?ファンの方の前に立った時のことは忘れられないですね。俳優という職業柄、ファンの方とお会いできる機会があまりなく、申し訳ないのですが、ファンミーティングの時に来てくださって、沢山応援して下さるので凄く記憶に残ります。

<b>―ドラマ終了後、シーズン2を見たいという声が多かったのですが、もしシーズン2が制作されてオファーがあったら、出演意思はありますか?</b>
光栄です!皆さんが「サークル」を応援してくださってありがたいですし、皆さんが望んでまた呼んでくださるのであれば、光栄です。(笑) もし、実際シーズン2がでるとしたら、ウジンをどのように描いたら良いのか作家さん達が一番大変なのではと思います。(笑) 僕はありがたいですが、作家さんの頭が痛くなりそうですね。

<b>―子役時代から演技派俳優と言われていますが、どのように思われますか?</b>
そのように思って頂いて、ありがとうございます。これからも、良い姿、演技をお見せしたいと思います。

<b>―「太陽を抱く月」、「テバク~運命の瞬間(とき)~」、「会いたい」、「オレンジ・マーマレード」に続き、最近「サークル~繋がった二つの世界~」、「再会した世界(原題)」、そして映画まで絶え間なく活動をしていらっしゃいますが、今後挑戦してみたいジャンルはありますか?</b>
韓国でSFをまた挑戦してみたいですね。今回「サークル」はSF追跡劇ではありますが、実際、僕はPART1で主に撮影をしてSFの要素はそこまでなかったので、今度機会があれば、韓国で制作するSFに挑戦してみたいと思います。難しいでしょうけど、次はSFがテーマのドラマに出演してみたいですね。

<b>―今後、どんな俳優を目標にしていますか?</b>
“信じて観られる俳優”?“限界のない俳優”?“限界のない俳優”の方がカッコイイですね(笑) 作品ごとに新しい姿をお見せできるようにしたいですし、僕自身もよどみなく作品を選びたいです。また、今は色んな役を演じてみたいですが、僕がもっと大人になったら、以前演じた役と似た役を演じてみたいです。絶妙な演技で違いをお見せできるようになりたいですね。今はまだそれが難しいです。(笑) なので、沢山のことを学び、積み重ねながら、今は最大限色んな演技をして、前作で見たことのない姿を演じるのが目標です。

<b>―日本での活動の予定は?</b>
まだ公演やファンミーティングの予定はないのですが、最近、後々大人になって、“あの時の自分の姿はこうだった”と振り返れるような物事、青春を記憶に残したいと思いました。そういう青春というのは、日本のドラマや映画が良く表現できてると思っているので、公演やファンミーティングもよいのですが、機会があれば、日本の監督、日本の俳優さんと作品で共演できるといいな~と思います。そのようになるためにはまず、僕が勉強を沢山しないといけないのですが。(笑)

<b>―最後に日本のファンの皆様に、ドラマ「サークル ~繋がった二つの世界~」の見どころとメッセージをお願いします。</b>
こんにちは、ヨ・ジングです。僕が出演したドラマ「サークル ~繋がった二つの世界~」が遂に日本でDVDで発売されるそうです。「サークル」はミステリーSF追跡劇です。ジャンル通り、ドラマには正体不明のある女性が登場します。その女性によって事件が発生するのですが…皆さん気になりますよね?(笑) 沢山の応援お願いします。「サークル」はダブルトラックという、あまり馴染みのない構成で、PART1の2017年と、PART2の2037年の時代で構成されています。この二つの異なるストーリーが、どのようにしてタイトルの「サークル」のようにつながっていくのか是非お楽しみに!また、僕ヨ・ジングも応援してください~!ありがとうございます。


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