“東方の神が起き上がる”という名を掲げ、日本での活動を始めたグループ<東方神起(トンバンシンギ)>。韓国内ファンの支持度や声援と比べると、日本での成果はまだ大きくなく、東方神起からの“勝戦報”もないまま、ファンを口惜しがらせている。

リュ・シウォン の最新ニュースまとめ

韓流トップ歌手BoAと比較するまでもなく、日本活動を始めた韓流歌手と比較してみると、東方神起の成績はまだ不振であるというのが日本音楽関係者の話。実際、SE7EN(セブン)、リュ・シウォン、Kなどは、日本でアルバム発売と同時にオリコンチャートトップ10にランクインするなど、人気ラッシュを記録している。

昨年11月25日、シングル『HUG』の英語バージョンと、韓国での1stアルバム『TRI-ANGLE』をリリースし、日本での活動に乗り出した東方神起は、去る4月27日、日本デビューシングル『Stay With Me Tonight』をリリース、日本征伐の旗印を立てた。

シングルの売上記録は、今の段階ではこれといったものはない。しかし各番組出演と、GW全国名刺交換会など、異色のイベントで日本ファンと対面した東方神起は、その可能性を認められている。

現地専門家たちは、彼らの個性と音楽性に高い評価をつけており、実際東方神起は、去る3月にテレビ東京の音楽番組<音流>に“東方神起コーナー”が用意されるという、VIP待遇を受けている。

しかし現在、東方神起の音楽チャート成績が芳しくない理由は何なのか?日本の有名音楽雑誌のある記者は、東方神起について“表面的な不振”と分析し、“韓流の相対性”に起因するものと主張している。

「韓国での人気からすると、東方神起もまた、日本で大人気になれる潜在力を持っている歌手である。しかし、他のK-POP歌手が日本活動を開始するにあたって、“韓流歌手”ということをアピールしているのに比べ、東方神起は“韓流”を表面に出していないということが“表面的な不振”の理由だと思う」とコメント。

つまり、オリコンチャートにランクインした韓国歌手は“韓流歌手”として、日本で大ブームとなっている“韓流熱風”に便乗したというのである。もちろん彼らもまた、潜在能力や人気を博するだけの条件は充分備えている。

「だが、東方神起は“韓流”“K-POP”ではなく、“J-POP”の歌手として入ってきたという点が最も際立っている」としている。一時的なブームに便乗せず、J-POPの中での新人歌手として活動を開始したという点に意味を置き、東方神起の成功の可能性をBoAの例で説明した。

現在最高の人気を博してるBoAも、去る2001年初、日本活動を始めた頃、注目する人は誰もいなかった。当時は“韓流”という基盤も無く、K-POPに対する関心も無かったため、BoAは実力で真っ向勝負し、その結果、アルバムがリリースされるたびに最高の売上を記録してきているのである。

「日本人の中で、BoAを“韓流歌手”と見ている人は少ない。“韓国出身の歌手”であるだけで、BoAはBoAであるに過ぎない」という主張も一理ある。この主張からすれば、東方神起は日本活動においてJ-POPで真剣勝負に出たと言える。その分、日本人にとっては話題性のない歌手に見えるかもしれない。

だからと言って東方神起の音楽や活動がJ-POPミュージックの障壁を越えられないとか、日の目を見ずに埋もれたままで終わりはしないだろう、というのが専門家たちの見解だ。「“J-POPの新人”として2~3回の新譜を発表し、大衆的な認知度を徐々に広げていけば、長期のステディセラー歌手として残れるものと期待される」というのは、ある大手レコード会社の関係者の弁。

東方神起がJ-POPに含まれるということに敏感な反応を見せるファンもいる。しかし東方神起が海外での公演中に見せた姿を見ると、誰よりも堂々とした韓国歌手であることが分かるだろう。先頃見せた中国でのコンサートで、堂々たるステージマナーは、韓国を知らせる韓流大使として遜色の無い事を証明するものであった。

東方神起の所属事務所側は、「東方神起は中国、日本などのアジア市場をまとめるという目標のもとに結成されました。日本活動は今やっと一歩を踏み出した段階なので、今後の新譜発表を通して、長い目で見てほしい」と語り、日本現地の専門家とほぼ同じ主張である。

もちろん東方神起の日本での成功は、言うまでもなく5人のメンバーたちの絶え間ない努力によって成されるものだ。“東方の神が起き上がる”という彼らの掛け声のように、早く“立ち上がる”ことが彼らの望みである。

Copyrightsⓒgonews & etimes Syndicate & wowkorea.jp
Copyrights(C)gonews & etimes Syndicate & wowkorea.jp 0