俳優チ・ヒョヌ
俳優チ・ヒョヌ
現在、韓国で絶賛話題の放送中ドラマ「ウォンテッド」に出演し、演技力に更に磨きをかけて活躍する俳優チ・ヒョヌが、6年ぶりに行われた大阪でのファンミーティングに続き、7月31日(日)東京・品川インターシティーホールにて「チ・ヒョヌ FANMEETING in TOKYO2016 」を開催。

チ・ヒョヌ の最新ニュースまとめ

 最新出演ドラマの撮影真っ只中のチ・ヒョヌは日本のファンに会いに来日。初めて開催した2007年のファンミーティングから9年を経て行われた同イベントは「その中で一番忙しく準備を進めたので緊張します」と話ながらも、尾崎豊の「I LOVE YOU」を優しい声でしっとりと歌いながらスタートした。ピンクのシャツとブルーデニムの爽やかな姿で登場するやいなや、オープニングからフォトタイムを設けたチ・ヒョヌは、舞台を移動しながらポーズをキメたり、ほほえましい笑顔で手を振りながらファンへのサービスに努めた。

 現在出演中のドラマ「ウォンテッド」の撮影写真を見ながら振り返るトークコーナーへ。
チ・ヒョヌは敏腕刑事役を演じ、ロマンスとは違ったジャンル、リアリティー追跡スリラーで新たな役を演じることで演技の幅を広げている。役を演じるにあたって、実際に韓国の凶悪犯罪を扱う署を訪れてみたり、他の作品をみて演技の勉強をしたりと努力したことを語った。撮影は同イベントの前日も深夜3時までつづき、イベント翌日も撮影があるという。

 ハードスケジュールの中で開催されたファンミーティングであったが、その表情には疲れは一切みえず、ロマンスとは違った目力で演技力を高めるチ・ヒョヌの大人の男らしい一面も伺えた。

 チ・ヒョヌをもっと詳しく知るための一問一答コーナーや、事前にファンから集めた質問に答えるコーナーでは、可愛いさだけでなく、大人の男に成長した姿も伺えた。「どうしたらあなたのような素敵な人に出会えますか」という質問には、「自分が軍隊に行っていて辛かった時に読んだある本があります。その中で、“大変なことがあっても今できる最善のことをすれば、芽がひらくので、辛いことがあっても一日一日を忠実に過ごすように”とありました。きっとあなたも一日一日を大切に過ごせばいい人に出会えますよ」と悟りをひらいたような回答に会場からは感嘆の拍手がわいた。「ヒョヌさんはポケモンGOで遊びますか」という質問には、「やはり忙しくてやってはいませんが、僕はポケモン世代ではなく、ピグ&ドンキー世代だ」と話し、話題になっていることは知っていたと、ゲームをしている人の真似をするしぐさで笑いを誘った。

 また、後半は淡いグレーのストライプスーツに紺色のネクタイを絞めた大人っぽい姿に着替えて登場した。「イニョン王后の男」や「トロットの恋人」で演じた懐かしの場面をファンと再現する「演技でトキメキ!」のコーナーでは、ファンと近い距離でふれあう場面もあり、会場中からは黄色い歓声があがり、盛り上がりは一気に加速した。

 さらに、「あなたの願いを叶えよう!」のコーナーでは、チ・ヒョヌがいくつかのミッションにチャレンジし失敗したら抽選で選ばれたファンの方の願いをかなえるというコーナーで誰もがうらやむような夢のような願いを実現させてファンを魅了した。「箱の中のものを触ってあてる」というゲームでは、恐る恐る箱の中に手を入れ真顔で触れて考えるなど、ドラマでは見ることができない素の表情をみせた。一つ目の箱の中身は、パイナップルでトゲトゲした部分を触ると、「歯と口がある?生き物ではないか?」とビックリした表情をみせ、ファンも答えを惑わせるようなリアクションをとるなど、一緒になってゲームを楽しんだ。ミッションは残念ながら全て失敗に終わり、チ・ヒョヌがファンの願い事を全て叶えてもらえるというファンにとってはうれしい状況に。

 願いことは全部で5つあり、会場のファンの元を訪れてセルカでツーショット撮影や私物にサインをするなどのサービス精神たっぷりの内容もあれば、選ばれたファンのためだけのキヨミポーズやバックハグで愛のささやきをするなど、甘い笑顔で会場中のファンの心を虜にした。 ファンと触れ合う楽しい時間はあっという間に終わりに近づき、約2時間のイベントも残すところ歌を2曲歌うだけとなった。

 ファンにむけた最後のあいさつでは、「俳優という職業をやらせていただきながら、今また基礎から勉強をさせていただいています。ファンのみなさんと一緒に過ごして楽しい時間が終わると空虚を感じます。会いたいと思ってもすぐに会えるという状況ではないです。自分が毎朝読んでいる自己啓発書に、“器の大きい人間になれ、気の小さい人間では大きなことをなしとげられない。傲慢になった気持ちをもう一度引き締めなおす、心の温度を下げないよう維持させよう。勉強や修行は焦ってはいけない、成功して困っている人を助けてあげよう”と書いてあり、僕自身こうした人間になれるよう、テレビをみている人が心の温度を維持できるような俳優でありたいと思います」と誠実なチ・ヒョヌからのあいさつにファンからも「ファイティン!」と大きな声援が送られた。

 最後は、尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」を優しい歌声と愛おしい表情で歌い、そのきれいな日本語の発音と美声に会場からは拍手喝采。最高潮の盛り上がりのまま、イベントは幕を閉じた。

 鳴りやまない拍手に再登場すると、チ・ヒョヌは「みなさん立ち上がって後ろを見てください。先日、テレビをみていて聞いた言葉があります。『背中の後ろの愛』親は子供の後ろ姿をみると学校にいるときの様子が分かるといいます。僕の後ろには、こんなにたくさんの人がいて、それを時には忘れてしまうことがあります。みなさんのたくさんの後ろ姿をみて、これから大変なときに思いだし、一生懸命に活動していきたいと思います。」と感動的な言葉でしめくくり、アンコール曲の山下達郎の「街物語」を歌唱。ファン全員がスタンディングで手拍子をしながら声援をおくるとチ・ヒョヌはとろけるような笑顔で楽しそうにバウンスでリズムをとりながら歌った。会場のファンもチ・ヒョヌに応えるように幸せそうな笑顔をうかべ、温かい雰囲気に包んだ。最後にチ・ヒョヌは「皆さんの応援が僕の支えになり成長になる」と語り、更なる活躍を期待させるイベントとなった。

 イベント終了後には、チ・ヒョヌの意向で集まったファン全員とのバックハグ会が開催された。



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