「BTOB」
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人気実力派7人組アイドルグループ「BTOB」が、6月15日発売のニューシングル「L.U.V」のリリースを記念して、6月11日(土)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて、『SPECIAL CONCERT 「L.U.V」』を開催した。

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 2012年に韓国でデビューした「BTOB」は、キャリア4周年を迎えた春に韓国で8枚目のミニアルバム「Remember That」でカムバック、念願であった地上波音楽番組で初めての1位を獲得するなど大躍進を遂げ、“ヒーリングアイドル”として誰もが認める人気と実力を誇るグループとなった。

 カムバックの放送活動を終えた後も、メンバーそれぞれがバラエティ番組やドラマで活躍する中、日本では5枚目のシングルとなる「L.U.V」のリリースが決定。5月になるとすぐに日本での活動を勢力的に開始し、日本各地でリリースイベントを開催している。

 そんなプロモーション活動真っ最中、そしてニューシングルの発売日を目前に控えた6月11日に開催された『SPECIAL CONCERT 「L.U.V」』は新曲初披露の場ということもあり、ファンも大きな期待を寄せて会場に集まった。

 オープニング映像が流れ、1曲目の「When I Was Your Man」が始まると桜色のジャケット姿で「BTOB」のメンバー7人がステージに登場。ファンの大きな歓声に応えるように客席に手を振ったり、アイコンタクトを送ったりと穏やかな雰囲気でライブが始まる。プニエルは上の階に自分へのメッセージを掲げたファンを見つけて、目線を高く上げて笑顔を見せていた。

 2曲目は「オリジナルバージョンは久しぶり」という「Insane」。続く「I Only Know Love」では、ヒョンシクが歌詞に合わせてイルフンとキスをする仕草を見せてファンの興奮を煽る。

 「『BTOB』のスペシャルライブにようこそー!雰囲気いいですね!」というウングァンの第一声から最初のMCタイムに突入。イルフンも「公演始まったばかりなのに、熱いですね!」とうれしそうに客席を見渡す。韓国でドラマの撮影スケジュールをこなしながら日本での活動に参加しているミンヒョクは、「韓国で1人で仕事があって、ちょっと来るのが遅くなってしまったので、すごく気がかりでした。『Melody』(=「BTOB」のファン)に本当に会いたかったから、韓国での仕事が手につきませんでした」と多忙な中でも日本で彼らを待つファンを思う気持ちを告げた。

 「次の曲はあたたかい曲です。熱い曲です」、「夏に似合う曲です」と、曲紹介をイルフンとミンヒョクが始めると、すかさずソンジェが乗っかり「夏の記憶じゃないですか?秋の記憶?冬の記憶ですか?」とボケる。「全部間違ってます。チャンソブくん、次の曲は?」とイルフンからふられたチャンソブも「次の曲は~ほ~んとに~あたたかいけど~こうなんか~あ~う~ん」と身体をくねらせるばかりで一向に答えにたどり着かず、「すみません。春にぴったりの曲です」というイルフンの見事な仕切りによりショートコントも無事決着。韓国で3月にリリースされたミニアルバムのタイトル曲「Remember That」“春の日の記憶”が披露され、「BTOB」をヒーリングアイドルたらしめた「It’s Okay」と続く。テレビ番組出演時にはあたたかく優しい印象を与えるこの曲たちも、ライブでは歌の力が直接伝わり、声が持つ力強さも加わる。そして「Summer Romance」で季節は春から夏へ。

 ニューシングル「L.U.V」のメイキング映像を挟み、衣装も夏のカジュアルファッションにチェンジして再登場した「BTOB」。「Magic Time」で真夏のパーティーの開始を告げると、ニューシングルの収録曲「Go for it」と「JUMP!」を続けて披露。どちらもアップテンポで爽やかな夏にぴったりの前向きなポップソングで、「JUMP!」の曲中ではメンバーがステージを降りて客席にキャンディーを投げ入れながら、会場との一体感を楽しんだ。

 「どうすれば心が伝わるか考えました」とキャンディーのプレゼントを説明しながら、届かない2階や3階のファンへも心遣いも忘れず、「ウングァンくんのハートをあげます!」と3階席のファンへ愛をふりまくリーダー、ウングァンのエンターテイナーぶりにファンも大喜びで歓声をあげた。

 続いて「久しぶりに僕たちのユニットステージを準備しました」と始まったのは、ボーカルチームのウングァン、チャンソブ、ヒョンシク、ソンジェの4人が歌い上げるバラード「I’ll be here」、そしてラップチームのミンヒョク、プニエル、イルフンの3人によるパーティーソング「Drink!」。ノリノリのコール&レスポンスで「BTOB」のサマーパーティーは最高潮を迎える。

 ここでメンバーは一度退場。スクリーンに映し出されたのはファン待望の新曲「L.U.V」のミュージックビデオのフルバージョン。今回の主人公はヒョンシク。愛しい記憶の中を彷徨うようなミステリアスな雰囲気の中、切なげな表情がストーリーを紡いでいく。

 そして満を持してのステージ初披露となった「L.U.V」では、メンバーもシックな大人の男の顔で壮大なラブソングを表現。息をのむほどの迫力が伝わるボーカルの掛け合いに、クールなラップが絡み合い、歌詞に綴られる愛する人への強い思いがより強く、聴く者の心を震わせる。同じくニューシングルに収録される「Beyond the time」もメンバーそれぞれの個性あふれる表現力に支えられるバラードだ。

 曲を歌い終えチャンソプが「本当にいい曲ですね~全部!」と満足気な様子を見せると、ソンジェも「愛して、愛して、まだ足りない~」と「L.U.V」の歌詞の一節を口ずさんで、「『Melody』に僕たちが伝えたいことですね」とファンへ思いを伝えた。ここまでMCでは控えめだったヒョンシクも「ミュージックビデオはどうでしたか?」と自身が主人公を演じたミュージックビデオの感想を客席に問いかける。「恥ずかしいですね」と話しながらも、ファンからの拍手を受けてうれしそうに笑顔を向けた。

 すると、ここで突然ウングァンが「僕の服、ちょっと小さい」ときりだす。細身のウングァンにもタイトめなシャツでボディーラインがあらわになった姿に視線が集まり、会場中から黄色い声があがる。メンバーからも「ウングァンさんセクシー!」という声がかかり、ソンジェが「ウングァンさんが『L.U.V』を歌っている時、ファンのみんなが笑ってたよ(笑)」と話すと、「聞きました」とウングァンも客席から意図せず起こってしまった笑いに気づいていたことを明かした。「誰も気にしないよ!」というイルフンの一声でやっとのことで事態は落ち着き、ようやく次のステージへと進むことができた。

 ここからはライブもクライマックス。「BTOB」のライブではおなじみのかっこいいダンスナンバーからスウィートなラブソングまで、韓国の曲と日本の曲を織り交ぜた魅力全開のステージを届けてくれた。

 最後のあいさつでチャンソブは「新曲『L.U.V』を初めて皆さんにお見せできてとてもうれしいです。日本でのスケジュールの間、皆さんと一緒に過ごしたいと思います」と話し、プニエルも「今日は6月11日なので、4日後にシングルが発売になります。応援してください!」とニューシングルをしっかりアピールしたのに、次のソンジェからは「今日は特別な公演でしたよね!お兄さんたちにたくさん愛された末っ子、ソンジェでした!イエーイ!」と突然の末っ子アピールが飛び出し、当のお兄さんメンバーたちは困惑の表情。

 ミンヒョクは「たくさんの『Melody』の前で久しぶりにステージに立って、ちょっと緊張したんですけど、舞台の上で汗をふればふるほど…汗をふる?かく?汗をかけばかくほど!」と客席のファンと日本語の確認をしながら、「皆さんの幸せな雰囲気を感じて、緊張はなくなりました」と話した。久しぶりで日本語が難しいと「幸せー…」とミンヒョクが言葉に詰まると、そこに他のメンバーがハモりを重ねてきて、即席コーラス隊が何度もステージに登場しては笑いを誘った。イルフンは「今日はもう終わってしまって寂しいですけど、次にまたみんなで会える日がたくさんあるからね!みんな、これからも楽しみましょう!」といつも通りの親しみのあるカジュアルな雰囲気でまとめる。

 ヒョンシクは「僕たちの『Melody』が今日は本当に可愛くて、みんな全員よしよししたい」と甘いセリフと最高のスマイルでファンの歓声を集めるも、「今日初めて新しい曲を見せる日でしたけど、歌詞を忘れちゃった…」という告白が飛び出し、リーダーのウングァンに「ちゃんとして!もっと頑張って!」と怒られるという可愛らしい一面も見せた。
最後はウングァン。「僕は今、服を着替えたいです!」と衣装の件をまたも引っ張ってきて、客席を沸かせる。

 「今日はウングァンさんの新しい姿が見れました」とメンバーたちも一緒になって盛り上がっていたが、イルフンの「真面目にやってください!」の一声で仕切り直しに。「皆さんはいつも、いつも僕に力をくれます。皆さんが応援してくれるので、僕は元気になれます」とファンへ感謝の気持ちを伝えて本編を締めくくった。

 今回のシングル曲でライブの幅は更に広がり、多彩な姿でより一層ファンを楽しませてくれた「BTOB」。これから夏本番を迎えようという2016年、次の活動ではどんな姿を見せてくれるのか期待が高まる。



BTOB L.U.V MV full ver.
BTOB L.U.V MV full ver.




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