11月1日、パークハイアット東京にて、俳優チョン・ウソン、チャ・テヒョン、シン・ミナ、ヨ・ジングが参席する中、映画『Sad Movie』の来日記者会見が行われた。人気俳優が総出演ということもあり、会場には約300名もの報道陣が集まり、盛大な会見となった。

ソン・テヨン の最新ニュースまとめ

映画『Sad Movie(サッド・ムービー)』は、誰の心にもある忘れられない“別れの瞬間”ばかりを集め、主人公8人のそれぞれ迎える大切な人との、切ない“さよなら”を通して、今まで気づかなかった“愛”や未来への優しい“希望”を描いた新感覚の映画だ。出演は本日出席の4人に加えてイム・スジョン、ヨム・ジョンア、ソン・テヨン、イ・ギウと、豪華韓流スターが顔を揃え、話題となっている

-(チョン・ウソンへ)この映画の制作からキャスティングまでの流れと、今回チャ・テヒョンさんの出演を推薦されたとのことですが、これからも出演作の制作等に関わっていかれるんでしょうか。
チョン・ウソン:今回シナリオを読んだ時に、チャ・テヒョンさんが頭に浮かびました。そして「こういったシナリオがあるよ」と勧めたのですが、それはあくまでも勧めただけでしたので、出演はチャ・テヒョンさん自らの意思でした。僕の映画出演が決まると、他のキャスティングはまだということが多いので、そんな時には僕の頭の中で想像して、この役はこの俳優がいいんじゃないかということを、監督さんに提案をすることはよくありますね。

-シナリオを読んでどこに惹かれて出演を決めましたか?
チャ・テヒョン:まず、多くの俳優さんたちと仕事ができるということに魅力を感じました。シナリオに関しましては、演じる役が上手く演じられそうだという気がしましたので、出演を決めました。
シン・ミナ:ハリウッド映画で『ラブ・アクチュアリー』という映画がありましたが、あんな風に、多くの俳優さんたちが一緒に出演できることは、とても良いことだと思っていたんです。私もそういう映画作りに興味があったんですが、今回は4組のカップルの別れが描かれています。重い部分もありますが、すごく美しく描かれていて、楽しいものになるのではないかと思い、出演を決めました。
チョン・ウソン:最初にシナリオを読んだときは、“別れ”をこのように美しく描けることにとても驚きました。ただ出演を前提に読んだのではなくて、あくまでも「感想を聞かせてほしい」ということで読んだだけだったのですが、最初はエピローグの部分が『ラブ・アクチュアリー』のようなものだったんですね。その時は、少し残念に思いましたね。こんなに素晴らしい映画なのに、なぜもっと東洋的で韓国的な感情をあらわさないのか…と思いました。本編はそういった部分は変えてあります。企画意図自体は、美しい愛を描いているということで、興味がありましたし、俳優としての自分の力を、少しこの映画に捧げて役に立ちたいと思いました。出演時間はそんなに多くないんですが、出演ができて幸せを感じました。

-『Sad Movie』の中ではどのエピソードが好きですか?それから今までにこんなに悲しい経験をしたことがあれば教えて下さい。
チャ・テヒョン:シナリオを読んだ時点では自分の役が気に入っていましたが、実際に映画を観ると、隣にいるジング君がお母さんと息子の愛を描く部分がとても胸が痛むなと感じました。それから別れた経験は、個人的にあることはありますが、今新婚なものですから発言はちょっと…ごめんなさい!(会場爆笑)
ヨ・ジング:別れた経験はないけど…(チョン・ウソンに促され)昔、2年生の時に好きだった女の子が引越しをしてしまって、それが悲しかったです。(会場爆笑)
シン・ミナ:自分が演じたエピソードが気に入っています。撮っている時も集中して撮影に臨んだせいか、非常に気に入りました。他のエピソードというのは、死であったり永遠の別れであったりするわけですが、私が演じたの部分は、可能性を残した上での別れだったのではないかと思います。スウンという女性はとてもか弱くて、コンプレックスもあるだけに、可能性はあっても胸が痛むものだったと思います。人は出会いがあれば必ず別れがありますよね、私自身も経験しましたが、そういった“悲しみ”を通して愛や親への思いとか、様々な感情が作られていくのではないかと思います。
チョン・ウソン:シナリオを読んだ時は、チャ・テヒョンさんが演じたハソクの役とエピソードに興味がありました。自分の別れを自分で代行するという点が妙な気がしましたし、楽しく切ないなと思いました。映画を観た時は、やはりジング君が演じた子供の純粋なエピソードに心を打たれました。そして気に入らないのは、僕が演じたジヌの別れのシーンなんですね。別れるときの歪んだような顔がはっきりと画面に映りだされてしまって、シナリオでの印象と違うなという思いでした。別れについては僕も経験しています。でも人は別れを通してより美しく、誰かを愛したり、美しく恋愛をする機会や心を育てられるのではないかと思います。

-涙の演技のポイントは?
チャ・テヒョン:男が泣くということがあまり好きではありませんので、演じることも好きではありません。ですので、泣く演技は僕にとっては大変です。今までの人生でそれほど悲しい経験もしませんでしたし。映画に関してはセリフの感情を自分の中に取り込んで泣くことはなんとかできますが、セリフがなく表情だけで泣く場合は、まだ未熟な点がありますね。
シン・ミナ:以前は祖母が亡くなった時のことを思い出して悲しみの表現をしましたが、そうやって泣くと劇中の状況と合わない涙になってしまうことがあるんですね。今の状況を考えることで、泣くことが1番観客に伝わるんだということがわかりました。今回スウンは外見にコンプレックスがあったんですね。元々悲しみを抱えたキャラクターでしたので、感情表現がやりやすかったと思います。映画全体にも悲しい雰囲気が漂っていましたので、無意識のうちに気持ちが入りましたね。

-撮影中のエピソードを教えて下さい。
シン・ミナ:私は話せない役だったんですが、チョン・ウソンさんとイム・スジョンさんと会話をするシーンで、チョン・ウソンさんが私が耳が聞こえない役だからと大きな声で話すんですね。それに驚いたり…。
チョン・ウソン:僕は普段アドリブが多い方ではないんですが、今回はスジョンとスウンという2人の姉妹と一緒のシーンで、僕が手話が下手なのでそのときに見せる演技においてアドリブがたくさん出ました。
チャ・テヒョン:僕はチョン・ウソンさんとは反対で普段もアドリブが多いんですが、今回も半分以上アドリブでした。ですからアドリブを少し抑えなければならないということで大変でした。(会場爆笑)

-日本の役者さんで共演したい人は?
チョン・ウソン:『ラストサムライ』に出演していた小雪さんですね。
チャ・テヒョン:竹中直人さんが好きです。
シン・ミナ:先日『ゆれる』という日本映画を観まして、そこに出演していたオダギリジョーさんの演技が素晴らしかったので、今名前が浮かびました。

映画『Sad Movie』は来たる11月11日、日本公開予定。



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