「JYJ」ジュンス
「JYJ」ジュンス
人気グループ「JYJ」メンバーのジュンスが名古屋・日本ガイシホールに続き3月30日(水)東京・東京国際フォーラムで「2016 XIA BEST BALLAD SPURING TOUR CONCERT vol.2 in JAPAN」を開催し、東京公演の初日を大盛況で飾った。

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 同公演はジュンス(JYJ)のパフォーマンスはもちろん、30人の日本現地のフルオーケストラにバンド、コーラス、ダンサー達が一緒に参加しているのも見どころの一つである。今回初めてとなる東京国際フォーラムでの公演にファンも期待に胸を躍らせていた。

 同公演のチケットはファンクラブ会員もチケット入手困難という超プレミアムなコンサートで、多くのファンの要望で急きょ最終日31日は昼の追加公演が用意されたほど。満席の会場にジュンスがミュージカル「デスノート」のLに扮して「ゲームの始まり」、「死のゲーム」のミュージカルナンバーを披露。ミュージカルの舞台さながら、表現力豊かな歌声で公演の幕を開けた。

 続いてあいさつになると「『2016 XIA BEST BALLAD SPURING TOUR CONCERT vol.2 in JAPAN』へようこそ!会いたかったですか?やっと東京に来ました、国際ファーラムのステージはやってみたかった。皆さんのおかげでステージに立つことができました。ありがとうございます。最後まで色んな曲を準備したので期待しても良さそうだ!」と相変わらずのジュンス節で笑いを誘った。

 「デスノート」よりLに扮したダンサーと共に「死のゲーム」、「奴の中へ」を披露。冒頭からジュンスの圧巻のパフォーマンスに会場は見入っていた。スクリーンに映し出されこれまでのジュンスのライブ、授賞式などメモリアル映像が流れるとファンは当時を振り返るように思い出にひたった。

 王子様のような爽やかな水色のロングジャケットの衣装に変わり「ディッセンバー」のミュージカルから「切なすぎる恋は、恋でないことを」、韓国の女性デュオ、ダビッチの「今日に限って会いたくて」やドラマ「シークレット・ガーデン」OSTの「あの男」を情感たっぷりに歌い上げ、バラードをしっとりと聴かせた。

 ジュンスは「バラードを3曲歌いましたがどうでしたか?国際フォーラムの会場とバラードは雰囲気が合ってよいですよね。今までのライブと何か雰囲気が違うとオープニングから感じていました。皆さんが集中していてとても良いと思います」と国際ファーラムでの喜びを打ち明けた。

 そしてそんなしっとりとした時間もつかの間、「お待たせしました。ここからはジュンスタイム」とジュンスが叫ぶと会場はわれんばかりの「イエーイ」という歓声で熱く盛り上がっていった。「脱いでもいいですか?熱くないですか?」とジュンスが問いかけると「脱いでー」と会場より掛け声が上がり「シャツを脱いだら裸だよ、ふう~、ジェジュンは裸で歌っているけど僕はまだだよ!5年後にしましょうか!と茶目っ気たっぷりなジュンスを見せた。

 「ここからはジーニータイム(ジュンスがファンのリクエストに出来るだけ答えてくれるというコーナー)になります。僕の公演が初めの方いますか?」と会場に問いかけると一人のファンが「大好きだったけど…」と打ち明けると「なんで今さら?」と笑いを誘い「遠かったんです…」、「どこですか?」、「沖縄の中でも遠い所から来ました」と分かると「それなら仕方ない、今さら来ていただいてありがとうございます(笑)」とジュンスが答えると会場は爆笑のうずに。そんな楽しい雰囲気の中、ジュンス恒例のジーニータイムがスタートした。

 「三つの願いことをできるだけ叶えてあげます。一番目いきます!」とジュンスが呼びかけるとファンは一斉に用意したメッセージボードやペンライトを高く上げ「ジュンス!」「ジュンス!」とアピールすると会場は一気に盛り上った。

 一つ目は韓国、中国で大ヒット中の人気ドラマ「太陽の末裔」のOSTを歌ってほしいというリクエスト。この曲は最近、まだ一部の音源しか発表されていなくジュンスが公の場で歌うのは初めて。本邦初公開となるジュンスの甘い歌声に会場中が酔いしれた。「フルバージョンはいつかステージで歌います」と約束をし、2番目のリクエストに。

 ジュンスが選んだのは娘さんの代わりに代理でコンサートに来たというファンのリクエストだった。ミュージカル「ドラキュラ」から「The longer time I live」とミュージカルデビューを飾った作品「モーツァルト」から「星から振る金」を続けて披露すると大きな拍手と歓声が会場を包み込んだ。

 そして最後のリクエストになるとファンはより一層高くメッセージボードを上げた。再びジュンスコールが起こると「う~ん、難しいなあ、本当に選べないですよ」と全てのリクエストに応えたいというジュンスのファン思いの一面を垣間見せた。そんな中でジュンスが選んだのは韓国でのバラードコンサートで歌った「俺の彼女なんだから」。これは年下の男性が年上の女性に恋する物語で彼女に「一人の男として愛してください」という男の気持ちをストレートに表現した曲だ。三つのリクエストが終わると「もっと歌ってー」とファンからのリクエストがあり「もう一回、もう一回と三つしかやらないと守ったことはないです。男性のお客さんがいたらやります!」とジュンスが宣言すると会場のあちことから「ジュンス!」と男性の太い声が上がった。

 そして、ジュンスが選んだのは17歳の少年からのリクエスト「Rainy Night」だった。この曲はジュンスが作曲した曲で「これはいつの曲?」「2007年!(ファン)」「9年前だったら君は何歳だったの?8歳?その時からファンだったの?なんでいきなりファンになったの?」と17歳の少年がファンであることがうれしい様子を見せ、可愛らしいジュンスの一面を感じた瞬間だった。「久しぶりなのでもし間違ったら許してください」と歌うと途中からはファンも一緒に歌い会場一体となった。

 コンサート中盤では日本のアーティストの楽曲を披露。「J-POPのバラードは愛が美しく表現されているところが大好きだ」と語り「スキマスイッチ」の「奏」、福山雅治の「誕生日には真っ白な百合を」。そして「DEEP」の「君じゃない誰かなんて~Tejina~」の3曲のバラード曲を生バンドと一緒に披露。ジュンスの甘く切ないバラードの世界へ誘い、会場はうっとりと酔いしれた。

 今回のコンサートのグッズの撮影のビハインド映像が流れると愛嬌たっぷりのジュンスも堪能出来、さらにフルオーケストラでジュンスの楽曲の演奏もあり、彼の歌の世界観を体で感じられた時間となった。

 白いシャツに黒いベストのクールな衣装に変わってジュンス自らオーケストラの指揮をとるというサプライズへ。タクトを巧みに操り、完ぺきに演奏すると「X-SONG」のディスコファンクバージョンへ。ノリノリの曲にファンが総立ちになり、会場は赤いペンライトが大きく揺れていた。ダンサーたちも加わり一緒に一階の会場に降りて歌うというハプニングがありファンのテンションもMAXに!! 

 大興奮のまま「ほうき星」になるとジュンスが「ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!」と掛け声をかけると会場全体がジャンプし、ファンのボルテージも頂点に!曲の終わりの瞬間には爆発音とともに銀テープが宙を舞う美しい光景が演出された。

 「楽しんでますか?ロックのジェジュンの会場の様で楽しかった!」と告白し「実は会場に降りるのは危ないから無理とスタッフに言われたけど、『僕は大丈夫だから!』と、あまりに近くて、最初はちょっとビビったけど楽しかった!触られたけどいい経験でした!」とファンサービス満点のジュンス。二階席のファンにも「気持ちは飛んで行きたい!」と小鳥が飛ぶしぐさを真似て「そこまで行けなくて申し訳ない」と深々とお辞儀をするジュンスに会場は温かな雰囲気に。

 さらに「こんな近い距離で皆さんと過ごすのはハイタッチ以来。皆さん、結構美人でびっくりしました」とジュンスなりのリップサービスでファンを喜ばせた。「暑い」というジュンスにするとファンから「脱いで、脱いで」とのリクエストが。「すごく悩む…。どういう風にしてあげたらいいか、これは難しいなぁ~。ふふふ。」と無邪気に笑うジュンスの可愛さにファンはますます虜に。

 コンサートも終盤に入ると「皆さん、最後の曲で残念ですけどこの曲を歌った後に僕の名前を呼んでくれたらまた出るかもしれないです」とし「OeO」のバラードコンサート用にアレンジしたというアコースティックバージョンを披露。続き「OeO」オリジナルバージョンでは再びファンが総立ちになりペンライトを振ってジュンスのパワフルなダンスステージを一体となって楽しんだ。

 曲が終わるやいなや「キム・ジュンス!キム・ジュンス!」とファンからのアンコールを促すジュンスコールで会場はわれんばかりの歓声と熱狂に包まれた。

 ジュンスがステージに登場し「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべながら「すごくキレイです」を歌った。この曲はジュンスが最近見て、大好きになったという「パレル」というミュージカルの楽曲だ。アンコールではペンライトが赤からきれいなブルーオーシャンに変わり、会場はまるで大きな海のように輝いていた。

 トークでは「ギンジャ(銀座)は一番高い街ですよね」と銀座の発音に爆笑する場面や10歳の少年に「童心、幽体離脱って知ってる?」とあどけないジュンスも見られる一幕も。最後の曲、3番目のアルバムに収録されている「Reach」を歌いあげると「12年間こうして歌い続けられるのは皆さんのおかげです。ありがとうございます」と深く頭を下げる真摯に感謝の言葉を伝えるジュンス。

 常にトップにいながらも初心の時のような純粋な気持ちを忘れずに持ち続け今もなお進化し続けるXIAジュンス。同公演が多くのファンを魅了した特別なコンサートとなったのは間違いないだろう。



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