「2AM」チョ・グォン(提供:OSEN)
「2AM」チョ・グォン(提供:OSEN)
人気ボーカルグループ「2AM」のチョ・グォンが、2012年6月に初のソロアルバムを出した時、多くの人が驚いた。女性のようなスタイルでハイヒールまで履いて「I’m Da One」を歌う彼は、破格そのものだった。それから3年8か月後、チョ・グォン(2AM)が2枚目のソロアルバムで戻ってきた。今回も“破格アゲイン”があるのだろうか。

チョ・グォン(2AM) の最新ニュースまとめ

 「I’m Da One」の続きを期待していたら、すっかり外れてしまった。だからといって「2AM」として活動していた時のバラード曲とも違う。まさに“チョ・グォン風”バラードが完成していたのだ。“破格とバラード”の間で彼は苦労し、「チョ・グォンのバラードが聞きたい」というファンに200%応えた。新曲「横断歩道」でカムバックしたチョ・グォンに会った。


 ◆「2AM」の時にはわからなかった愛の感情を伝え方、今回はきちんと。

 チョ・グォンのニューアルバムの収録曲「横断歩道」は、ことし27歳になる彼が自ら作詞した曲で、誰もが一度は経験した恋のトキメキと別れの経験談を「横断歩道」に盛り込んだ。現実的な歌詞と悲しげなボーカルが印象的なバラード曲になっている。チョ・グォンの経験談が込められた歌声は、よりストレートに伝わってくる。

 「初のソロ活動の時は、破格的で楽しくできました。そして2枚目のソロアルバムを準備しながら、関心を高めたいと思っていました。『また破格的な歌を出すのか?』と、『チョ・グォンのバラードを聞きたい』という2つの期待や要望の間で悩みました。『2AM』メンバーの所属事務所が分かれた後なので、バラードで満たしてあげたかったんです。

 実際に恋愛をして相手が横断歩道の向こう側で待っている時がありました。その時『この人と永遠にいられるかな』と不安な気持ちになったんです。その時の気持ちを歌詞にも入れました。デビューしたころは、恋に対する間接経験やトレーニングを受けたとおり歌っていましたが、今は感情の入れ方が変わりました。心を込めて歌えば僕の気持ちが伝わるということを、確実にわかりました。」

 今回のアルバムには「横断歩道」をはじめ、温かいピアノの旋律、タイトルどおり癒される「大丈夫です」とチョ・グォンの甘い声とメロディーに自然と笑みが浮かぶラブソング「Flutter」の3曲が収録されている。本当は「大丈夫です」がタイトル曲だったが、「横断歩道」に変えたというほど、全てすばらしい。

 「シンガーソングライターとして一歩成長したと思います。僕の経験を込めてみようという気持ちと、僕のアルバムに参加してみようという意思が大きくなったんです。『2AM』のアルバムに僕だけ自作曲がなかったんです。参加したいという意思はあったんですが、機会がなかったんですよね。ところが今回は収録曲に携わってみたくなりました。この際3曲目の『Flutter』も作詞してみると言ったんです。
 今回のアルバムで僕の音楽的力量はもちろん、歌唱力を思い切りお見せしたいと思いました。実は『2AM』の時はチャンミン兄さんがいるので、僕の歌唱力と気持ちの伝え方が分かれていると思っていたんです。“おふざけグォン”のイメージも大きかったし。だけど最近はソロで『シュガーマン』や『ヒーリングキャンプ』のような音楽バラエティー番組に出て、ボーカルの実力をたくさんお見せしたじゃないですか。自らもだんだん期待が大きくなりました。ボーカリストとしてうまくいっているのではないかと思っています。」


 ◆「2AM」メンバーと離れているからチームワークがさらに深まっている。

 「2AM」のメンバー4人は昨年、JYPエンタテイメントとの専属契約満了により、バラバラになった。ジヌンはミスティック89エンタテイメントに、スロンはサイダスHQ、チャンミンはBIGHITエンターテインメントと契約をした。チョ・グォンのみJYPに残ったのだ。しかし「『2AM』が解散することでは絶対にありません」と強調した。

 「4人でグループトークができるようにして、ずっと連絡をしています。お互いの近況も全部知っていますよ。記事が出ると声をかけ合ったりもします。今回も『横断歩道』を先に聞いてもらったんですが、3人共いいと言ってくれました。相変わらず応援し合っている関係です。むしろ離れているからチームワークが深まっている感じです。」

 「合宿所生活を長くしてきましたが、僕は3~4年ぐらいしたら、それぞれ独立しなければならないと思っていました。会いたいから自然に会ってご飯を食べてお酒を飲むようになりました。事実上の解散ではないかと心配もされましたが、僕はファンに希望だけを持たせる拷問のようなことはしたくありません。いつでも『2AM』として団結したい時には、それぞれの所属事務所で全面的な支援を得ることにしたんですが、それぞれの夢をかなえてから集まったら、どんなにカッコイイでしょうか。」

 チョ・グォンは今回のソロ活動で「2AM」の時とは違ったボーカルのパワーを思い切り知らせたいと言った。メインボーカルのチャンミンの後ろで隠れていただけあって、今回はただ自分の声だけを聞かせるんだという意思なのだ。それも一番得意なバラードで。バラード歌手チョ・グォンの明日がさらに期待される理由である。

 「一人でもうまくやっていると言われるようになりたいです。ソロアルバムで、さらに多くの人が関心を寄せてくださっているので、前回とは相反したチョ・グォンのバラードに期待してください。ただ『あの子も恋をしたんだな』と思ってもらえるくらいに気持ちをうまく伝えられたらという思いです。僕には極めて平凡な、特別でも作ったものでもない、気楽なアルバムだからです。」


Jo Kwon(チョ・グォン)
Jo Kwon(チョ・グォン)




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