俳優ユ・ジテが、新作映画『ノートに眠った願いごと』(制作:映画セサン)の興行可否を、パートナーであるキム・ジスにゆだねた。

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映画『ノートに眠った願いごと』は、デパート崩壊事故によって恋人“ミンジュ”(キム・ジス)を失った“ヒョヌ”(ユ・ジテ)の、切ないラブストーリーを描いた作品。『バンジージャンプする』と『血の涙』のキム・デスン監督がメガホンをとり、愛に関する3番目のストーリーをスクリーンいっぱいに描き出す。

ユ・ジテは9日午前11時、ソウルプラザホテルで行われたこの映画の制作報告会で、「出演俳優の中でキム・ジスさんが一番先輩で、劇中、僕に心の痛みを与える核心。だから映画が上手く行かなかったら全てキム・ジスさんの責任」と述べた。

『アタック・ザ・ガス・ステーション!(1999)』や『同感(2000)』で、一躍青春スターの一員となったユ・ジテは、その後、路線を変えて主に芸術映画監督と組む。『春の日は過ぎゆく』(監督:ホ・ジノ)、『オールド・ボーイ』(監督:パク・チャヌク)『女は男の未来だ』(監督:ホン・サンス)など、大衆性より作品性を重んじる映画で経験を積み重ね、演技派俳優のイメージを刻み込んだ。

しかし昨年、野心作『美しき野獣』と『南極日記』が相次いで惨敗し、苦戦を強いられたため、今回の映画に対するプレッシャーは相当なもの。現在、トップスターのソン・ヘギョと共演中の映画『黄真伊』の来年公開を控えて、自身の商品性を試みるいい機会でもある。

演技力では高得点を得ているキム・ジスもまた、興行成績はすっきりしないのが事実。デビュー作『チャーミング・ガール』で、各映画祭の主演女優賞と新人女優賞を受賞するなど、実力は認められたものの、興行的には上手くいかなかった。また、今年初めにチョ・ジェヒョンと熱演した『ロマンス』が静かに埋もれ、ブラウン管のロマンスクイーンの名声を、スクリーンにつなげることができなかった。

そのため、今年の秋にハン・ソッキュと共演した『愛するときに話すこと』と、『ノートに眠った願いごと』の2作品が同時に公開を控えているヒロインとして、キム・ジスが感じている責任感は計り知れない。憎らしくも責任を回避するユ・ジテの言葉に、黙ってやられっぱなしの彼女でもない。

キム・ジスは「ユ・ジテさんの言葉にも一理あるけど、ユ・ジテさんの出演分が一番多いので、映画が上手くいかなかったら、当然ユ・ジテさんが責任持たなくては」と反撃、逃げ道(?)を作った。

これに降参したユ・ジテは「今回の作品が16作品目で、上手く演じられたかはわからないけど、1年間ベストを尽くした」「前作の試写会の際に、自慢をしすぎてホラ吹きになってしまった。なので今回は自制するが、ご覧になれば絶対にがっかりしないはず」と自信たっぷりに語った。

映画の興行可否が誰のせいなのかは、来たる26日に判断が下される。『ノートに眠った願いごと』はこれに先立ち、12日に開かれる第11回釜山国際映画祭の開幕作として選ばれており、映画関係者に初披露される。


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