ヒョンシク(ZE:A)
ヒョンシク(ZE:A)
アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで、歌手としてはもちろん、バラエティーやドラマでもその魅力をますます発揮しているパク・ヒョンシクの日本での初ソロファンミーティングが10月12日(月祝)に日本教育会館一ツ橋ホールで開催された。

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 ドラマ「家族なのにどうして」、「上流社会」といったヒット作に続けて出演し、高い注目を集める今まさに旬の俳優となったヒョンシク(ZE:A)。

 参加が発表された人気のバラエティー番組「三食ごはん-漁村編2」への関心も高まる中、ドラマ「上流社会」のKNTVでの日本放送決定を記念し、「ZE:A」のメンバーとしてはシワンに続いての日本単独ファンミーティング開催となった。

 開催が発表された時から多くの関心が寄せられた今回のファンミーティング。日本のファンはもちろん韓国や台湾からも集まった。

 オープニングはドラマ「上流社会」のOSTより、「You’re my love」を披露。「歌手としてOSTを歌いたい気持ちがあったが、今までその機会がなかった」というヒョンシクは、このドラマでOSTを歌うことができとてもうれしかったという。さわやかなメロディーは彼の甘い歌声にぴったりで、ドラマのシーンをどんな風に彩っているのかも気になる。

 「ヒョンシクです!お会いできてうれしいです!歌もイベントコーナーもたくさん準備しました。今日は楽しい時間になりそうです。期待してください」とあいさつ。

 この日のファッションは、ネイビーのタイトなストライプスーツに前髪をあげたスマートな“上流社会”スタイル。バラエティー番組出演などの経験を通し、自分のルックスにも自信を持てるようになったと明かした。

 続いてのトークコーナーでは、出演ドラマをダイジェスト映像で振り返りながら、俳優としてのヒョンシクにクローズアップ。

 2012年にドラマ「愛の贈りもの」で俳優デビューを果たしたヒョンシク。初めて演技をした時はどんな気持ちだったかと聞かれると、「とても緊張したので、正直演技をすることが楽しいとは思えなかったけど、だんだんと経験をつんで、色々なことを学んでこられたと思います」と振り返る。

 今では「演技はとても楽しいです」とし「悪役もやってみたい。色々なキャラクターを演じたい」という意欲も熱く語ってくれた。これまでに出演してきた作品の撮影当時のエピソードを語る時は、身振り手振りを交えてシーンを再現する場面もあり、自身が演じた役への愛着をみせた。

 待望の日本放送が決定したドラマ「上流社会」については、「ネタバレはダメですよね?」という前置きのもと、ヒョンシクが演じた大企業の末息子のキャラクターを紹介。更にヒョンシクが選んだおすすめの名シーンベスト3を映像で公開。撮影は厳しいダイエットをして臨んだというそのシックなビジュアルに加え、御曹司というキャラクターならではのドキドキするシーンに、その全貌が気になるファンの期待も高まった。

 ファンとの交流を深める質問コーナーでは、ヒョンシク自らが客席をまわり質問に答えた。

 「歯がとてもきれいですが、虫歯になったことはありますか?」という可愛らしい質問には「前に虫歯になった時、治療にとてもお金がかかったので、今は6か月に一度検査をするようにしています。この笑顔のために!」と見せたヒョンシク・スマイルにファンも大喜び。

 韓国で出演したバラエティー番組にまつわる質問などもあり、幅広い活動への関心の高さがうかがえた。ヒョンシクも「ファンの皆さんの近くでこうしてお話ができてうれしいです」と楽しんだ様子だった。

 もちろん歌手としてカリスマ溢れる姿も披露。「これから寒くなっていく季節ではありますが」と春を歌った曲、清水翔太の「桜」をカバー。ヒョンシクの歌声に会場も暖かい雰囲気に包まれた。

 韓国語で歌われた「Beautiful Lady」では客席の扉からサプライズ登場し、ゆっくりとファンの間を歩きながら歌い上げ会場を沸かした。

 ここで衣装をチェンジ。アクセントの入った白いシャツに黒いパンツというシンプルなスタイルになったところで、ダンスコーナーへ。メドレーにした「ZE:A」の曲のサビパートを次々と踊るというミッションにチャレンジし、アイドルとしても完ぺきな姿を見せつけた。

 いつもは9人グループとしてステージに立っているので、「1人では寂しい」と言うヒョンシクのために、我こそはというファンがステージに上がり、ヒョンシクとのスペシャル・コラボステージを開催。ヒョンシクがリードする「ファイティン!」という掛け声で始まった、リハーサル無しのファンによるダンスの完成度にはヒョンシクも驚き!客席も大盛り上がりをみせた。

 続くコーナーはヒョンシクが投げるサイコロの目にふられたファンサービスを、抽選で選ばれたファンにプレゼントするというもの。“ひざまずいて手の甲にキス”や“バックハグ”、“ツーショットセルカ”など、その内容はドキドキのシチュエーションばかり。ヒートアップするファンにヒョンシクもそのサービス精神で応え、ファンとのプレミアムな思い出を作った。

 イベントの最後を飾るステージは平井堅の「瞳を閉じて」のカバーから。言葉をひとつひとつ丁寧に置いていくような心のこもった歌に合わせ、ファンもミント色のペンライトを揺らす。Vanessa Carltonの「A Thousand Miles」ではリズムに合わせて自然とクラップが起き、会場は風に乗るような、ソフトで優しいヒョンシクの歌声に包まれた。

 ラストの曲はバラード歌手パク・ヒョシンの「Gift」を熱唱。熱い余韻を残しながら、最後には彼らしい親しみのある笑顔でファンへの感謝を伝え、「サランヘヨ!」とイベントを締めくくった。

 ステージを後にするヒョンシクにファンも客席から大きく手を振って見送った。




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