女優チョン・ジヒョン(提供:OSEN)
女優チョン・ジヒョン(提供:OSEN)
公開後、連日新記録を打ち出し、嵐のような勢いで疾走中の映画「暗殺」は、韓国映画界の語り手チェ・ドンフン監督のストーリーテリングと俳優たちの熱演が一体となって、観客から良い反応を導き出している。

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 しかし何と言っても、劇中アン・オギュンを演じた女優チョン・ジヒョンの役割を欠かすことはできない。彼女はつらい状況の中でも親日派の暗殺作戦を遂行していこうと努力する独立軍の射撃手アン・オギュンを切々と表現した。「こうしてでも知らせないと。我々が戦い続けていることを」という名台詞まで残した。

 映画「ベルリンファイル」を見た人なら、チョン・ジヒョン演じるアン・オギョンに違和感はないだろうが、SBSドラマ「星から来たあなた」もしくは映画「猟奇的な彼女」のイメージが強い人なら、多少違和感があるかもしれない。特に「星から来たあなた」で演じたチョン・ソンイで、韓国国内はもちろん中国にまで旋風を巻き起こした彼女であるから、無愛想で男のようなチョン・ジヒョンの姿は、新鮮に感じるはずだ。

 実際にはチョン・ソンイの性格に近いと言うチョン・ジヒョンは、演じるにはアン・オギョンの方が楽だと言った。自分と似ている性格の人物を演じると、ごちゃごちゃになるという。自分が今、チョン・ソンイを出さなければいけないのか、チョン・ジヒョン本人でいいのか、混乱することが多いと言った。そのため「暗殺」の時の方が楽だと言いながら笑って見せた。


<b>―映画「暗殺」に出演を決めた理由は?</b>
チェ・ドンフン監督の映画だからです。映画「10人の泥棒たち」を撮影した時も本当に良かったんですよ。私が現場で小さな感情が入ると、それを監督がキャッチしてくれるんです。そんな作業は初めてでした。そういう点で、喜びを感じることができました。だからチェ監督と続けて作業してみたいと、いつも思っていたんです。そして監督の映画には、様々な特徴があるけど、一番目立つ特徴の一つは、キャラクター性が強いということです。だからいつもいい俳優がつく理由も、キャラクターごとに強いカラーがあるからだと思っています。

<b>―アクションは大変ではなかったですか?</b>
銃は簡単ではなかったですね。昔、銃をそのまま練習していました。体になじむようにするのが優先だと思って、現場の序盤ではニセモノの銃を作ってもらい、それを持って走るシーンも多かったんです。でもそれを持って走ると、アマチュアな姿がもろに出てしまったんですよ。いかにもニセモノって感じが出ちゃったので、本物の銃を持つように言われました。一番つらかったのは、銃が重かったことです。特に走りながら撃つこと。訓練をする時も体力的につらかったですね。

<b>―生まれつきアクションの才能があるみたいですね。</b>
体で表現するのが好きな方だと思います。私は写真を撮る時や撮影の時は、自分が出て行くほうが楽です。クローズアップがぎこちないことはないんですが、自分が出て行った時に多くのことを表現できると思っています。その理由は、毎日運動をしているから。運動をしてみると、体が鋭敏になる気がします。銃を撃っていて、足がふらついてはいけないんです。体が鋭敏だと手先、足先まで緊張して表現できる感じです。運動が役になっているようです。

<b>―「星から来たあなた」のチョン・ソンイはコミカルな部分があったが、今回はありませんね。</b>
「暗殺」のアン・オギョンは、私にとっても新しい空気のような感じでした。新たな場所に行って、新しい空気を吸う感じで演じました。実際の性格は明るい方です。「猟奇的な彼女」や「10人の泥棒たち」、「星から来たあなた」での役柄と似ています。自分と似た性格の人物を演じるのは楽ではありません。混乱するから。役を演じなければならないのに、自分自身をそのまま出してしまう時がありました。1~2回ならいいけど、何度も繰り返してしまうと、つらいですね。だから私自身とは違う性格のキャラクターを演じる時が楽だし、おもしろいです。徹底的に演じることができるし、ルールどおりにすればいいと思っているので。だから「ベルリンファイル」や「暗殺」など私とは違う性格の人物を演じるほうが楽に感じます。

<b>―勝負師の気質があるのも同じですね。</b>
私がうまくできることは、うまくやりたいという欲があります。できないことは、最初から見もしない。だからなのか、一つでもうまくやりたいという気持ちに欲が出るようです。

<b>―「ベルリンファイル」でのカップル、俳優ハ・ジョンウとの再会の感想は?</b>
ハ・ジョンウさんは本当におもしろいんです。私がとりわけ楽しんでいるかもしれませんが…すごくおもしろいです。おもしろい人が横にいると、楽しいじゃないですか。現場では、つらいことしかありません。座っているだけでもつらいんです。でも愉快な人がいると、そばにいて、何を話すだろうなんて思っていたら、本当にいい人なんだと思いました。いい共演者はいい人だという認識を個人的には持っています。そのせいか、楽に息を合わせられるし、楽しくうまくできる気がします。人間関係において、親友とまでいかなくても、楽な関係で作業をしてみると、仕事の能率も上がる気がしていいと思います。


映画「暗殺」メイン予告編
映画「暗殺」メイン予告編




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