「JYPエンターテインメント」の創立者で代表プロデューサーのパク・チニョン氏(42)がデビュー20周年を間近に控えて現在の心境を語った。(画像提供:OSEN)
「JYPエンターテインメント」の創立者で代表プロデューサーのパク・チニョン氏(42)がデビュー20周年を間近に控えて現在の心境を語った。(画像提供:OSEN)
韓国の大手芸能プロダクション「JYPエンターテインメント」(以下、JYP)の創立者で代表プロデューサーのパク・ジニョン氏(パク・チニョン、J.Y. Park、42)がデビュー20周年を間近に控えて現在の心境を語った。

J.Y.Park(パク・チニョン) の最新ニュースまとめ

 JYP社と言えば、かつてはRain(ピ)、「god」などが所属し、現在は「2PM」、「2AM」、「GOT7」、「Wonder Girls」、「Miss A」などのアイドルグループが所属する総合エンタメ企業だ。

 数年前までは、最大手の「SMエンタテインメント」や「YGエンターテインメント」とともに、韓国の「3大芸能事務所」と呼ばれていたが、今はSM社やYG社に大きく水を開けられている。

 自社所属アーティストたちのアメリカ進出失敗が業績低下の主な原因とされているが、旺盛なチャレンジ精神が持ち味でもあるパク・ジニョン氏はいつものポジティブな発想で巻き返しを狙っているようだ。

 なお、将来が期待される若手ヒップホップアイドル「防弾少年団」が所属する「ビッグヒット・エンターテインメント」の社長パン・シヒョク氏も元々はJYP所属の作曲家で、現在も両者は業務提携を結んでいる。

 では、今回のインタビューから主な発言をピックアップしてみよう。

 まず、会社の経営についてだが、スバリ「時価総額3000億円」規模の会社を目標にしているとのこと。

 業界最大手の「SMエンタテインメント」の時価総額が500億円程度であることを考えれば、少し現実味のない感じがするが、パク・ジニョン氏の若さを考えれば、不可能な目標でもなさそうだ。

 彼自身も「ここ3年間はテスト期間だった。アメリカで苦労しながら学んできたものをベースにこれから勝負に出る」と意気込んだ。

 売上向上の具現化については、「アメリカの4大レコード会社のように、優秀な作詞作曲家を自社傘下の音楽出版社に所属させ、彼らを中心としたレーベルを増しながら年間のアルバム発売量も上げていくことが重要だ。現在は30人ほどのクリエイターが所属しており、先行投資を積極的に行っている。自分の分身をたくさん育成し、大量生産可能な体制を構築したい」と述べた。

 そういえば、最近の「2PM」、「2AM」、「GOT7」らの曲は以前と違って、パク・ジニョン氏意外の作曲家が手がけた曲が増えている。

 これについては「今後は私個人ではなく、システムが意思決定を下す体制にしたいので、皆の意見を尊重している」と、これからの明確な方針を語ってくれた。

 さらには、アイドルを発掘し育成する上で重要視していることについても持論を展開した。

 「私は会社の売上よりも正しく生きることが大事だと思っている。今は高級時計も車も持っていない」とし、「我が社のオーディションでは、才能ある人材より人間的にしっかりした人材を優先している。ニックンの飲酒運転以外は20年間1回もアイドルの不祥事は起きなかった。これは会社の売上よりも誇りにできる部分だ」と、芸能人らしからぬ考え方を示した。

 今でも、「JYPエンターテインメント」所属の芸能人たちは、ギャンブルや水商売関連のイベントなど、現金が手渡しされるような場所には出入り禁止になっているようだ。

 「韓国の慶応大学」といわれる名門・延世(ヨンセ)大学出身で、自ら人気歌手時代を経験し若くして大成功を収めた韓国屈指のプロデューサー、パク・ジニョン氏。ここ数年間のJYP社の低迷は、更なる勢いのための準備期間だったかもしれない。


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