韓国の人気俳優チ・ヒョヌが除隊後初で、約4年ぶりとなる来日ファンイベント「チ・ヒョヌ Welcome Back Party 2014」を開催した。
韓国の人気俳優チ・ヒョヌが除隊後初で、約4年ぶりとなる来日ファンイベント「チ・ヒョヌ Welcome Back Party 2014」を開催した。
10月25日(土) 東京・ディファ有明にて、韓国の人気俳優チ・ヒョヌが除隊後初で、約4年ぶりとなる来日ファンイベント「チ・ヒョヌ Welcome Back Party 2014」を開催した。

チ・ヒョヌ の最新ニュースまとめ

 チ・ヒョヌは「愛しの金枝玉葉」や「千回のキス」などのラブコメディで人気を集め、入隊前の作品であるラブロマンス時代劇「イニョン王妃の男」は日韓で大ヒットを記録した。また除隊後は、かつて「The Nuts(ザ・ナッツ)」というロックバンドでギター&ボーカルを務めていたことから、「トロットの恋人」などの作品に出演し、その美しい歌声を披露している。そこで、今回の来日ファンイベントでは、ドラマイベント「My Way」とコンサート「My Song To You」の2部構成で行われ、チ・ヒョヌの「俳優」と「歌手」という両面の魅力を楽しめるというファンには何ともうれしい内容だ。本レポートでは、1部の「ドラマイベント」の詳細を存分にお伝えしたい。

 開演前、シンセサイザーやギター、ドラムなどさまざまな楽器が用意されたステージ上のスクリーンには、煌びやかな文字で「チ・ヒョヌJi Hyun woo Welcome Back Party 2014 ~My Way~」というイベントタイトルが映し出されていた。スクリーンの両端には、チ・ヒョヌの復帰を盛大に祝うように、イベントタイトルを記した4つの大きなたれ幕がかかっていた。会場につめかけたファンが本人の登場を今か今かと待ち受ける中、照明が暗転するのと同時に、開演前から流れていたBGMの音量が少しずつ小さくなり、オープニング映像が流れ始め、韓服姿のチ・ヒョヌが楽屋からステージへとやってくる様子が映し出された。スクリーンの映像が途切れた瞬間、チ・ヒョヌ本人がステージ上に姿を現すと、会場はわれんばかりの大歓声に包まれた。チ・ヒョヌが少しはにかんだ笑顔で「こんにちは」とあいさつすると、会場からは「ヒョヌッシ~!」と呼ぶ大きな声が上がった。そして「本当にお久しぶりですね。皆さんお元気でしたか?この服はどうですか?」と問いかけると、大きな拍手が起こった。久しぶりに見るチ・ヒョヌの姿に喜びをおさえきれないファンがステージ下から声を揃えて「サランヘヨ~!」と叫ぶと、感極まって涙を見せたチ・ヒョヌ。そこで、MCの古家正亨が「皆さんで“おかえり”と言いましょうか?」と言うと、会場に集まった600人のファンは大きな声で「おかえり~!」と叫び、チ・ヒョヌの復帰を祝した。

 あふれていた涙が止まったところで、話題は韓服へ。チ・ヒョヌが「韓国の方々は、撮影現場でこの服をご覧になったと思うのですが、日本のファンの方々には(韓服で)お目にかかる機会がなかったので、着てみました。」と言うと、会場ファンは大きな拍手で彼の優しい気遣いに応えた。

 韓服から真っ白なスーツに着替え、再びステージ上に姿を現したチ・ヒョヌ。MCが「このスーツはどうですか?」と問いかけると、客席からは「モシッソヨ~!(かっこいい~!)」という黄色い歓声が上がった。続いて、MCがチ・ヒョヌに「(今日のイベントは)どんな気持ちで準備しましたか?」と聞くと、チ・ヒョヌが「とても久しぶりに(日本に)来たので、公演を行うというよりは、皆さんにリラックスしていただいて、家族のような雰囲気を作っていけたらと思います。」と答え、いよいよステージプログラムがスタート!

この日最初のプログラム、「人生最高の作品はこちら~!」のコーナーでは、チ・ヒョヌが出演した歴代の作品のスチール写真がスクリーンに流れ、印象に残っている作品について、チ・ヒョヌ本人が当時の様子などについて語った。

<b>◎2004年KBS「分かるだろう」</b>
チ・ヒョヌ:KBSの公募でデビューをして、初めて地上波のドラマに出たときの写真です。
MC:初めてテレビに出たときの緊張感を覚えていますか?
チ・ヒョヌ:緊張はなかったのですが、このときから生意気だとよく言われていました(笑)

<b>◎2006年MBC「オーバー・ザ・レインボー」</b>
チ・ヒョヌ:日本のファンの方々は、このドラマで僕のことを知っていただけたんじゃないかなと思います。
MC:何か覚えているエピソードはありますか?
チ・ヒョヌ:ダンサーの役だったので、楽器を弾いていた僕にとっては少し大変でしたね。

<b>◎2007年MBC「メリ&テグ 恋のから騒ぎ」</b>
チ・ヒョヌ:(このドラマでは)パーマもかけたし、衣装も3着くらいしかなかったので、個人的には(撮影が)楽でしたね。ニートの方に見ていただけたら元気が出るドラマだと思います。

<b>◎2008年SBS「マイスイートソウル」</b>
チ・ヒョヌ:女性の方が見ると共感できるドラマだと思います。年下の男性も、年上の男性も、どちらとも付き合いたいと思えるような作品ではないかなと思います。

 これまでの出演作品を走馬灯のように振り返ったところで、MCが「11年間の俳優生活はあっという間でしたか?」と訪ねると、チ・ヒョヌは「20代は、本当に早かったのですが、今は“これからかな”という印象です。」と答え、更なる飛躍への意気込みを見せた。そして「(チ・ヒョヌさん)ご自身にとって一番記憶に残っている作品は何でしょう?その気になる作品はこちらでございます。」というMCのコメントに続いて、チ・ヒョヌにとって最も記憶に残っているドラマ「オールドミスダイアリー」の挿入歌「MONO DRAMA」のイントロが流れ出し、背後のスクリーンに同ドラマの数々の名シーンが映し出される中、客席のファンは、赤く灯したペンライトを揺らしながら、チ・ヒョヌの柔らかく、美しい歌声に酔いしれた。

<b>―このドラマを選ばれた理由は?</b>
チ・ヒョヌ:僕がこうして皆さんとお会いできるのも、この作品のおかげだと思っています。韓国では、僕が今こうして俳優活動をすることのできる人気を得た作品なのです。本当は、(さきほどのライブも)プロっぽくやりたかったのですが、僕のことを知っている方々の前で、(プロっぽく歌うのは)なんだかかっこつけているみたいで、なんだか恥ずかしいですね(笑)

続いて話題は、大ヒットを記録したドラマ「イニョン王妃の男」へ。

<b>―このドラマに出演を決められた決定的な理由は?</b>
チ・ヒョヌ:知らない番号から電話がかかってきて、取らないで無視しつづけていたんですね(笑)。でもあきらめないで何度も電話をかけてくださって、この人は何なんだろう?と思って電話に出てたところ、台本をもらったんですが、1話から8話までぶっ通しで読み続けました。(このドラマに出演したとき)僕は新人ではなかったので、監督・脚本家の方と意見交換をしながら、情熱的に取り組んだ作品です。
MC:このドラマは韓国で大ヒットを記録したわけですが、これだけの反応を得られるという自信は撮影中ありましたか?
チ・ヒョヌ:スタッフの方たちと仕事をするのが楽しかったので、(撮影中は)そういったことはあまり考えませんでした。日本でたくさん愛してくださったというのも、ついこの間知りました(笑)
(客席から「えええ~!」と驚きの声が上がる。)
MC:遅かったですね~(笑)。時代劇パートは非常にシリアスでありながら、現代パートは切なくもロマンチックかつコミカルに演じるということで、演じるにあたって難しいところもあったと思いますが、役者としてやりがいのある作品になりましたか?
チ・ヒョヌ:難しいところは特になく、撮影中はとても幸せでした。
MC:もともと時代劇に興味があったことはいろいろなインタビューで答えてらっしゃいましたよね?
チ・ヒョヌ:この作品で時代劇に対する関心が高くなったのですが、時代劇の持つアナログ的な感性がすごく好きなので、これからも取り組んでいきたいです。
MC:ラブコメというところでは、この人の右に出る者はいないと言われるほど、ラブコメとの相性がぴったりであるという評価を得ているわけですが、ラブコメというジャンルについてはどういう風にお考えですか?
チ・ヒョヌ:今までのすべての作品がラブコメだったので、もう生まれつきですね(笑)
(会場から大きな拍手がわき起こる)

 大人気ドラマの話題でトークが盛り上がってきたところで、この日の目玉とも言える「究極の質問」コーナー第1弾!

 「今日から一つだけ能力が手に入るとしたら?」という質問に対して「A:どんな長いセリフも噛まずにいえる暗記力」、「B:どんな過酷なスケジュールでも疲れない体力」という2つの選択肢が用意されたところ、迷いながらも「男は体力ですよね!」と言ってチ・ヒョヌが選んだのはB。そこで、MCが「セリフを覚えるのは得意ですか?」と聞くと、チ・ヒョヌが「早いほうではないですが、韓国のドラマのシステムは、徹夜で撮影をしなければならないので、体力は欠かせません。」と答え、撮影の大変さをうかがわせた。

 さらに、今回のイベントでは、事前にファンから寄せられた質問に、チ・ヒョヌが直接答えるコーナーも設けられ、チ・ヒョヌとファンとの距離をぐっと縮めることができた。

<b>―次のドラマ出演の予定はありますか?</b>
チ・ヒョヌ:まだドラマ出演の予定はないのですが、来年出なくちゃですね(笑)
MC:どんな役柄を演じてみたいですか?
チ・ヒョヌ:時代劇に出演したいです。

<b>―どういう女性が好きですか?年上の女性は恋愛対象になりますか?</b>
チ・ヒョヌ:年齢に関係なく、意思疎通がはかれるかということが一番大事だと思います。
MC:年齢が離れると、話が通じないことが増えますけどね(笑)

<b>―日本で好きな場所を教えてください。</b>
チ・ヒョヌ:海外の中では、日本に一番たくさん訪れています。1人で旅行ができるところだと思っています。
MC:次行きたい場所はどちらですか?
チ・ヒョヌ:ガイドしてください(笑)
MC:質問者さんはどちらに連れていきたいですか?
質問をしたファン:大久保?(笑)
MC:(大久保は)説明すると韓国を感じる場所です(笑)
チ・ヒョヌ:18歳のとき、10日くらいアルバイトしていました(笑)。(日本で)エキストラの撮影があったときに、もう少し日本にいたくて、知り合いの方にお願いをして中華料理屋のウェイターをしていました。

<b>―演技でキスをするときは、何を思ってしますか?</b>
チ・ヒョヌ:音に敏感になると思います。周りのスタッフが息をのんでいるので、集中しようとするのですが、キスシーンをやるたびに、難しいなと思います。


 チ・ヒョヌが新大久保でアルバイトをしていたこともあるというびっくりなマル秘話も飛び出したところで、再び「究極の質問」コーナー第2弾がスタート!

 質問内容は「今日からずっと?」というもので、「A:積極的な女性が好き!」、「B:消極的な女性が好き!」の2つの選択肢が用意された。MCから「さあ、どちらでしょうか?」と聞かれ、「全ての物事には長所短所があるので…」と言いながらAのパネルの元へ行くも「Aもいいし、Bもいいし…」と言いながら再びBのパネルへ向かうチ・ヒョヌ。そこでMCが「おしとやかな女性のどんなところが好きですか?」と聞くと「愛嬌ですね」と答えた。さらに、MCが「じゃあ積極的な女性は?」と聞くと、チ・ヒョヌが「僕が落ち込んでいるときに、積極的に近づいてくれるのがうれしいですね。」と答えた上で、会場のファンに向けて「ここにいる方々は、(おしとやかさと積極性を)二つとも兼ね備えている方々ですよね?」と聞くと、会場はここぞとばかりに大きな拍手で、チ・ヒョヌの呼びかけに応えた。

 ドラマやチ・ヒョヌ自身にまつわるさまざまな話題で大きく盛り上がったところで、チ・ヒョヌから会場のファンへ愛を込めた歌のプレゼントが贈られた。「皆さん、本当にありがとうございます」というチ・ヒョヌのコメントに続いてスタートしたのは、何とサザンオールスターズの「いとしのエリー」だった。透き通るセクシーな声で、同曲をしっとりと歌い上げるチ・ヒョヌの姿に、会場の女性ファンはうっとり♡演奏を終えてチ・ヒョヌが「ありがとうございました」とあいさつすると、会場からは大きな拍手が起こった。

 続くブリッジ映像では、写真撮影に臨むチ・ヒョヌの様子が映し出され、真剣な眼差しで俳優という仕事に向き合う彼の姿を食い入るように見つめる会場のファンたち。そんなイベントでしか見ることのできないスペシャルな映像が終わると、オレンジ色のカラースーツに身を包んだチ・ヒョヌが再びステージ上に姿を現し、ギターを弾きながら、「大人も子供でいたいときがあるよね」というメッセージを込めて、力強い歌声で「子供よ」を披露した。

 大盛り上がりのイベントは、いよいよクライマックスへ。
MC:ステージプログラムは、もうそろそろ終わりの時間が近づいてまいりましたが、いかがでしたか?
チ・ヒョヌ:自分が泣くとは思っていませんでした。軍隊に入る前のファンミーティングで泣いてしまったのですが、そのときと少し似ているような気がします。4年ぶりに日本に来たのですが、4年前のファンミーティングに来てくださった方も、今回初めて来てくださった方もいらっしゃいますが、皆さんの顔を見たら涙があふれてしまいました。
ステージプログラムの最後は、チ・ヒョヌが流暢な日本語でファンへ向けた手紙を読み上げ、これまで自分を応援してくれたことへの感謝の気持ちを伝えた。チ・ヒョヌのユーモアながらもストレートな愛情表現に、涙を流すファンの姿もあった。

 会場の「チ・ヒョヌ!チ・ヒョヌ!」コールに応えるように、明るくポップな音楽が流れ出し、アンコールステージがスタート。本人の登場を今か今かと待ちわびる中、会場後方の横扉から本人がサプライズ登場!客席の間を縫って多くのファンとハイタッチをしながら、再びステージへ戻ると、ギターを手にしてマイクの前に立つチ・ヒョヌ。ファン一人一人の顔を見渡しながら、明るい笑顔を見せて「うれしいな!」と言うと、甘い歌声で「赤ちゃんの象さん」を披露し、チ・ヒョヌと彼を愛するファンの愛にあふれたイベントは幕を下ろした。

 また、イベント終了後には、チ・ヒョヌとのハイタッチ会と記念撮影会も行われ、チ・ヒョヌとファンは、最後まで充実したひと時を過ごした。





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