『浪漫猫』や『アヒル飛ぶ』で2002年、2003年、若い世代に爆発的な人気を誇った4人組ロックバンドCherry Filter(チェリーフィルター)。弘益大学前のライブハウスで実力を磨いた彼らは当時、この曲で国内最高のバンドの座を築いた。独特な歌声と歌唱力を兼ね備えた女性ボーカルの新鮮さと、ロックバンドから流れ出る大衆的な曲は、新世代のハートを奪うのに充分だった。

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『アヒル飛ぶ』で人気が最高潮に達した時に活動を中断したCherry Filterが、3年の時を経て完成させた4thアルバムを掲げ、より成長した姿で帰って来る。

「似たようなスタイルの音楽ばかり繰り返されるバンドではないということを、知ってもらいたかったんです」
Cherry Filterはある一つのジャンルに縛られない、様々な音楽性を持ったロックバンドの真の姿を見せるため、ロックミュージックで武装したニューアルバムで、久々にファンの前に現れた。リーダーであるギタリストチョン・ウジン(31)、女性ボーカルチョ・ユジン(30)、ベーシストヨン・ユングン(31)、ドラマーソン・サンヒョク(31)、以前のメンバーそのままだ。4thアルバムは来たる21日発売予定で、収録曲はもうすぐオンライン音楽サイトに上げられる。

Cherry Filterは14日のインタビューで、「今回のアルバムは、メンバーたちがレコーディングスタジオから一切外に出ずに、渾身の力を込めて作った」「曲を聴けば、音楽的な重量感が以前よりも違って感じられるはず」と伝えた。

チョン・ウジンは「ロックミュージックが死んでいくこの時代に、ロック精神を叫ぶことがアルバムコンセプトでありモットー」「大衆性と作品性を念頭に置いて作った」と説明している。

強力なサウンドに独特な編曲、想像力で埋め尽くされた完成度の高いアルバムは、一層成長したCherry Filterの音楽性が、そのまま反映されていることがわかる。

タイトル曲『Happy Day』はハードロックのような雰囲気が強いながらも、音楽の中に秩序があってコードが進められる、最も聴きやすい曲だ。アコースティックピアノとギターサウンドのハツラツさと軽快さが一層漂い、チョ・ユジンのパワーあるボーカルが引き立つ。Cherry Filterの姿とは異なる面貌を見せるが、一風変わった歌詞と唱法は相変わらずだ。

1曲目の『Revolution A.D』は勇壮なロックサウンドの楽しい曲で、2曲目の『Peace N’Rock N’Roll』もやはり、導入部のリズムと始終一貫早いテンポのサウンドが印象的だ。この他にも『愉快な魔女』『戦場のマドンナ』など、全12曲がアルバムに収められている。

ベースのヨン・ユングンは、「タイトル曲だけを聴くのでなく、最初から最後の曲まで歌を聴けば、本当のロックミュージックに接することができるはず」と伝えた。

紅一点のボーカルチョ・ユジンは「Cherry Filterの結成以来、最も力を注いだ音楽だと自信を持っていえる」と付け加える。

弘益大学前のクラブで1996年にバンドを結成した彼らは、2000年に1stアルバム『Head-Up』を発表したが、特別な反応を得られず、一時は挫折を味わったりもした。しかし、2年後の2ndアルバムタイトル曲『浪漫猫』で再起に成功、当時20万枚のセールスを記録した。

Cherry Filterは来たる26日MBC<ショー!音楽中心>を通じて華麗なカムバックステージを繰り広げ、本格的な活動に臨む。


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