<Wコラム>キム・ヨナ VS 韓国代表パパラッチ

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<Wコラム>キム・ヨナ VS 韓国代表パパラッチ
<Wコラム>キム・ヨナ VS 韓国代表パパラッチ

キム・ヨナ

日韓の良きライバル浅田真央とキム・ヨナ。ソチ冬季オリンピックでは涙を流していた日本の真央が大復活劇を始めている中、銀メダル獲得と同時に引退した韓国のヨナは、韓国代表パパラッチと戦いを始めている。

そのパパラッチとは、「キム・ヨナ恋愛」のスクープを世の中に広めたメディア、韓国の「Dispatch」社だ。2010年の年末に産声を上げ、2013年の1月1日には韓国芸能の歴史に残るビック・カップルの恋愛を単独報道する。韓流スター「ピ(Rain)」と女優キム・テヒの熱愛報道のスクープだった。その結果、韓国軍隊の「芸能兵士」として服務していた「ピ(Rain)」が、一般の軍人に比べて休暇や外泊が自由だったことが社会問題に発展、それを許した韓国軍に非難が殺到。結局「芸能兵士制度」は廃止されてしまうのだ。一気に知名度や影響力を高めた「Dispatch」。

 ちなみに、キム・テヒとは、クォン・サンウ主演ドラマ「天国の階段」でヒロインのチェ・ジウをにらみつける表情でその名を広めた女優。「九尾狐外伝」からは自らヒロインになり、「IRIS-アイリス-」ではイ・ビョンホンの相手役、「マイ・プリンセス」ではソン・スンホンの相手役、「張玉貞、愛に生きる」ではユ・アインの相手役を演じきった人気女優である。「韓国の東大」と言われるソウル大学の出身女優としても、そして、日本企業のモデルとしても有名だ。日韓の領土問題の標的になったこともある。

 「Dispatch」の話に戻ろう。韓国最高のパパラッチとなった同社は、有名ドラマのセリフにも登場。「太陽を抱く月」のキム・スヒョンの最新作ドラマ「星から来たあなた」。このドラマのヒロインとして、韓流スター役を演じるチョン・ジヒョンが、大衆の関心が薄まってしまった自分の状態を自ら皮肉る場面がある。そのセリフとは、「Dispatchは何をしているのかな? 」である。まさに「韓国代表パパラッチ」にふさわしいセリフだ。

 その「韓国代表パパラッチ」が、先日は女子フィギュアの韓国代表キム・ヨナ選手とアイスホッケー韓国代表のキム・ウォンジュン選手との交際を初めて世間に報じたことで、今ではK-POPアイドルなど韓国の芸能人からも一目置かれるメディアに成長している。

 それでは、日韓のパパラッチ事情を比較してみよう。

 先日、プロ野球の西武や巨人などで活躍した清原和博のマネジメント事務所が3月6日に発売された週刊文春の記事(違法薬物関連)で名誉を毀損されたとして、同誌を発行する文芸春秋に対し、合計2億5000万円の損害賠償及び謝罪広告を求める訴訟を起こす準備を進めている。

 日本では80年代半ばから「週刊文春」や「週刊フライデー」のような有名人の「ゴシップネタ暴露」をウリにするメディアが暗躍しており、もはや上記のようなトラブルは日常茶飯事のことだ。
中には、そのあまりにも身勝手な報道に「週刊誌は相手にしない」と公言する有名人もいる。

 俗に「アイコラ」(アイドル・コラージュ)と言われるような芸能人の合成画像も日本のネット上には普通に出回っている。
もはや、プライバシーや肖像権の侵害に免疫ができてしまったのか、これらの記事や画像に気づいても何の措置もとらない有名人も多い。

 一方、お隣の韓国では植民地時代と独立直後の理念の混乱、北朝鮮との戦争、そして30年間に及ぶ軍事政権の独裁があり、1988年のソウル・オリンピック直後までは完全なる民主化が遅れていたため、「表現の自由」は厳しく制限されていた。
政府への批判はもちろんのこと、プライベートで大統領の悪口を言っただけで取り調べを受けるような時代もあった。

 当然、上述のような、有名人のプライバシーを深く掘り下げるようなメディアや「パパラッチ」と言われる職業は存在しなかった。その分、時折メディアから発せられる誹謗中傷系のコメントや書き込みなどには敏感な有名人が多い。

 そして、書籍類の活字がデジタルコンテンツに移り変わっているここ数年、ついに韓国でも「パパラッチ系」を名乗るメディアが多数誕生している。その中でも現在頭ひとつ抜けた存在感を示しているのが「Dispatch」なのだ。

しかし、今回のスクープでは相手を間違えてしまったのか、既定事実に基づいた記事だったにもかかわらず、キム・ヨナの所属事務所「All That Sports」からは訴えられることになった。

 先月ロシアで開かれたソチ冬季オリンピックでは銀メダルを獲得し、前大会のバンクーバーでは金メダルに輝いた「女王」は黙ってはいなかったのだ。キム・ヨナ側は、「Dispatch」の報道内容や、交際事実に関するその他の悪意あるコメントや動画・画像に対して強固な法的対応をとると発表している。所属事務所は、「2人のデート時の写真がWEB上で公開された後、キム・ヨナの恋愛に関する合成動画や画像が配布されたり、事実無根の推測性報道が各種メディアから発せられたりしている。2人の名誉を毀損したり、プライバシー侵害にあたる画像や記事が今でも掲載されている状況だ。」とし、法的対応に至った経緯を明らかにした。

 続いて、「虚偽記事や悪質な書き込み・コメントは所属有名人の保護の観点からも迅速に法的対応していく。有名人という理由だけでプライベートな情報を、本人の許可無く一般に公開することは、明らかな違法行為である。」と付け加えた。

 はたして、韓国パパラッチは、今後も特ネタやマル秘情報で芸能ファンたちを楽しませることはできるのだろうか。
韓国代表キム・ヨナと韓国代表パパラッチとの攻防戦から目が離せない。

2014年3月29日21時9分配信 (C)WoW!Korea

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