映画「怪しい彼女」のワンシーン
映画「怪しい彼女」のワンシーン
韓国は、旧正月(ことしは1月31日)の大型連休を前に劇場は様々な映画を準備し、観客の受け入れ態勢を整えている。

韓国映画「弁護人」のキャスト、公開日、あらすじ

 「怪しい彼女」など韓国映画の期待作4編と観客1000万人を突破した「弁護人」などの興行が予想される。

■韓国映画4作品、し烈な争い
 4大投資配給会社の「怪しい彼女」「血沸く青春」「男が愛するとき」(以上、22日公開)、「朝鮮美女三銃士」(29日公開)が旧正月に合わせて公開され、プライドをかけた対決を繰り広げる。

 CJ E&Mの「怪しい彼女」は、タイムトラベルを通して若かりし頃に戻り、歌手の夢を叶える一人の女性のストーリー。いわば”タイムスリップ”映画だ。

 特に、シム・ウンギョンのワンマンショーが引き立つ。「サニー(邦題:サニー 永遠の仲間たち)」(2011)で卓越した才能を見せたシム・ウンギョンは古びたパンツスタイルから最新のファッションまで八色鳥に変わるマルスンの衣装のように多様なスペクトルの演技を消化した。

 ロッテエンターテインメントの「血沸く青春」は1980年代、忠南(チュンナム)洪城(ホンソン)を背景に青少年らの愛と友情を描いた伝統的なハイティーンロマンスだ。

 テレビドラマで人気を博した俳優イ・ジョンソクが伝説の”遊び人”として出演、パク・ボヨンが町を牛耳る不良学生を熱演し、イ・ジョンソクとタッグを組む。80年代への懐かしさ、田舎町の情緒、男女主人公の結ばれるようで結ばれることのないもどかしい恋など、ハイティーンロマンス的な内容を映画は随所に混ぜ込んだ。

 一方、ファン・ジョンミン主演の「男が愛するとき」は、一人の男性の盲目の愛を描いた。極めて新派的な内容だが、昨年誰も注目しなかった「7番部屋の贈り物(邦題:7番房の奇跡)」を通して観客1000万人突破の神話を作りだしたNEWの作品という点で注目を集める。

 ショーボックスの「朝鮮美女三銃士」は、朝鮮後期を背景に美女三銃士の活躍をコミカルに描いた。変装術と武術の鬼才で万能刺客ジンオク役を演じたハ・ジウォンを中心にカン・イェウォン、ソン・ガインが出演。また、コ・チャンソクが彼女たちの師匠として出演している。

 これらの作品以外にも昨年年末に公開された「弁護人」が「グエムル~漢江の怪物~」(1301万人)を抜いて韓国映画興行の新記録を打ち立てるか、関心が高まる。しかし、興行の勢いがだいぶ落ちてきていることから、新記録の樹立は難しいようだと映画界は分析している。


「怪しい彼女」予告編




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