検事を演じるイ・ダヒ=(聯合ニュース)
検事を演じるイ・ダヒ=(聯合ニュース)
SBSで現在放送中の「君の声が聞こえる」(原題)のソ・ドヨン検事は、スレンダーで目鼻立ちがはっきりとした芸能人顔負けの外見だが、法廷では冷静な思考と判断力で被告を震え上がらせる。

イ・ダヒ の最新ニュースまとめ

 そんなソ検事を演じる女優、イ・ダヒは安定した演技で視聴者から好評を得ている。地道に演技のキャリアを重ね、今年デビュー11年目を迎えた。18日に聯合ニュースのインタビューに応じたイ・ダヒは、同ドラマが高視聴率をマークしていることについて喜びを語った。

 同ドラマはシナリオに目を通し、出演を熱望した作品だった。最近読んだシナリオで最も魅力的な作品だったという。

 役柄の中でソ検事にひかれたが、174センチの長身がネックになるのではないかと思い、演出家との会議にはわざと背が小さく見える服を着ていった。

 「ヒロインと対峙するキャラクターは普通1人の男性をめぐって嫉妬したり憎んだりする役が多いですが、ソ・ドヨンはそういうキャラクターではありません。ヒロインをいじめる悪役ではありませんが、一つの事件をめぐってヒロインと対立するところが魅力的なんです」と役柄に対する愛情をうかがわせた。

 そのため、ラブストーリーに絡むシーンがなくても満足だと言う。ドラマの中で2人の男性から愛されるヒロインがうらやましくもあるが、ヒロインと共に成長していく姿だけでも十分満足していると語った。

 クールな検事を演じるため学ぶことは多かった。法律用語を覚え法廷で検事や弁護士が実際にどんな仕事をしているのか知ることが大切だった。実際に法廷を見た経験もある。その時、検事には特有の「トーン」があることに気付いた。
 「公訴したことに対する自信が言葉遣いに表れているようでした。だから、どうやってそれを表現しようか悩みましたが、今はもう慣れました」
 実際の性格はソ検事とは正反対で明るくよく笑うほうだ。
 子どものころから女優になることを夢見ていたイ・ダヒは、周囲の勧めで2002年にスーパーモデルのオーディション大会に出場したのをきっかけに、芸能界入りした。
 その後、映画「ハーモニー 心をつなぐ歌」や、ドラマ「悲しき恋歌」「エア・シティ」などに出演し、女優としての道を歩んできた。
 今後の抱負について「さまざまなキャラクターを通じ、違う姿も見てほしいです。地道に演技を続けることが願いです」と語った。

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