来る6月7日(金)、K-POPロックバンド「FTISLAND」のボーカル、イ・ホンギ初主演映画「フェニックス~約束の歌~」(原題:熱いさよなら、配給:東宝東和)が日本公開となる。

イ・ホンギ(FTISLAND) の最新ニュースまとめ

 人気絶頂で気ままに暮らすアイドルのチュンイ(イ・ホンギ)は、わがままが高じて喧嘩沙汰を起こし、ホスピスでの社会奉仕活動を言い渡される。そこで出会ったのは、一癖も二癖もある患者たち。奉仕活動を早く終わらせる目的で、彼らとバンド“フェニックス”を組むことになったチュンイだったが…。誰もが経験する“死”を前にして、残していく者と残されていく者それぞれの交錯する思いをさわやかに描き、限りある命の中で精一杯生きることの喜びと大切さを教えてくれる感動作の誕生だ。

 この度、主演イ・ホンギのオフィシャルインタビューが届いた。

<b>-今回の主演が決定した時期やその経緯は。</b>
台本をいただいて読んだとき、僕とはちょっと違った人生を送っている人々を描いた作品だなと思いました。同時に温かみを感じました。また、ホスピスというものをこの作品を通して初めて知りました。世の中にはホスピスを知らない若い人がたくさんいると思うのですが、この映画を通じてホスピスについて知ってもらえたらな、と思いました。

<b>-子役時代の作品も含め、多数のドラマに出演されているホンギさんですが、初の映画出演で、システムや撮影スケジュールの違いなど、驚くことはありましたか。</b>
映画の方が集中する時間もあるし、1日に撮るシーンも少ないんですよ。韓国のドラマはとても忙しくって、結構困るときもあるし…。映画は時間に余裕もあり、コンディションの調節もできて、演技する際、集中して演じられます。その違いに驚きました。

<b>-演じたチュンイの特徴や、演技をする時に特に意識したことを教えてください。</b>
チュンイは芸能人なのにやんちゃで、いろんなトラブルを起こす人なのですが、そのトラブルが原因で、ホスピスに(社会奉仕をしに)行きます。そこでどんどん大人になっていくキャラクターです。最初のやんちゃなシーンは、普段の僕そのままのキャラクターです(笑)。僕にとって、(物語が進むにつれて)どんどん優しい面を出していくのがちょっと大変でした。僕はどうすれば優しくなれるのかな、そういう演技ができるかな、と悩みましたね。大人になるきっかけが生まれるシーンを撮る時は、監督さんからは「変わる姿を表情で見せてもらえないか」と言われ、演じるうちに僕も優しくなれたと思います。

<b>-もし、ホンギさん自身が同じ立場でホスピスに行ったとしたら、どんな行いをしたと思いますか。</b>
意識的に自分のテンションを上げると思います。以前は知らなかったホスピスというものをいまは知っているので、みんなが楽しくなるように努めたいですね。

<b>-アンナ役のペク・ジニさんと共演した感想を教えてください。</b>
同じ歳で、仲良しになりました。ペク・ジニさんは普段は明るい人なのですが、役柄は真剣で真面目な人でした。なので、休み時間は明るいんですよ。(真面目な役柄と)行ったり来たりするのを見て、すごく面白くて…。僕がペク・ジニさんをからかっていたんです。そしたらペク・ジニさんが「演技に集中できないじゃん!」って言ってきたり…。でも、そういう雰囲気で仲良くなって、ふたりの愛の話がより自然になったんじゃないかな、と思いました。

<b>-現場の雰囲気がよかった感じがお話から伝わってきますが、ペク・ジニさん以外の共演者とはどんな感じでしたか。</b>
イム・ウォニ先輩もマ・ドンソク先輩もとてもいい人です。イム・ウォニ先輩に最初に会った時、僕に「僕はかなり先輩だけれど、気をつかわなくていいよ」と言ってくれました。「ここの主人は君なんだから、楽にしてもいいから。遅刻しても大丈夫だから。何時間でも僕は待っているから」って…。マ・ドンソク先輩は、筋肉ムキムキじゃないですか。なのに、本当に可愛いんですよ(笑)。アドリブのように話す台詞があって、そこでたまにヤラシイ話もしたり…。現場でみんな笑っちゃって、とても面白かったです。

<b>-この作品では、人の死や家族の愛が主要なテーマとして描かれていますが、それらに関して改めて感じたことや、新たに持つようになった考えなどはありますか。</b>
もし、僕が余命いくばくもない立場だったら、僕はたぶん……本当に悲しくなってしまうと思います。でも、ホスピスの病院の人は明るいし、その日を普通に待ってるじゃないですか。でも、僕だったら怖くて……どこかに逃げるんじゃないかな、と思って…。でも、この映画を撮ってみて、(同じ立場だったら)僕ももっと楽しく人生を生きてみようかなと、時間少ないけど…。やりたいこと全部やって。でも、ちょっと怖いんですよ……(心底悲しそう)。

<b>-挿入歌に関する制作エピソードや撮影エピソードを教えてください。全曲FNC(所属事務所)がプロデュースしたと聞いたのですが。</b>
最後の「JUMP」は、明るい感じの曲を試みました。やはり役柄上、各パートの人がすべて、担当の楽器を上手く演奏できるわけではないので、上手くない人でもちゃんと演奏できるセクションのコードを使って、その中でできるだけ明るいもの、歌詞にしても明るくて、希望が感じられるようにと考えて作った歌です。

<b>-この作品を通じ、どんなことを伝えられたらと思いますか。</b>
みなさん、ホスピスというものがあります。そして、自分の命を大事にしてください。どんな大変なことがあっても、笑えば幸せになれるよということを込めた映画です。一番大切なことは、ホスピスというもの、そしてそこで繰り広げられている暮らしだと思います。ご覧になれば必ず、何かしら感じるものがあると思います。僕があえて言わなくても、みなさんが感じる感情があると思いますので、どうかご期待ください。

Copyrights(C)wowkorea.jp 0