キム・スロ(右)、キム・ミンジョン(左)
キム・スロ(右)、キム・ミンジョン(左)
ことし夏、SBS週末ドラマ「紳士の品格」で「中年イケメン男性」に扮し、中年男性シンドロームを起こした俳優キム・スロとキム・ミンジョンが、海外で活躍する韓国人女性を探そうと再びタッグを組む。

キム・ソヒ の最新ニュースまとめ

 来る28日に初放送されるケーブルチャンネル・ストーリーオンの新番組「キム・スロ&キム・ミンジョンのマイクィーン(以下、マイクィーン)」は、オーストリアのキム・ソヒシェフ、ドイツのスポラーノ・エスダー・リーなど国際舞台で成功した韓国人女性を「クィーン(女王)」と呼び、彼女たちに会いに現地へ飛ぶ12部作のロードショーだ。

 番組は、キム・スロとキム・ミンジョンがクィーンから招待状をもらい、そこに記された日時に合わせてその女性に会いに行くというコンセプト。

 2人のMCはヨーロッパやアジアなど世界各地で、さまざまなミッションを遂行する半面、クィーンに会って成功の秘訣やライフスタイルを直接聞き出す計画だ。

 8日午後、ソウル市内で開かれた番組記者懇談会で、演出を担当したイ・ウォンヒョン氏は「結婚後、専業主婦として過ごす女性は、自分の存在価値を失っていくことが多いと聞く」とし、「テレビを見る女性たちが『クィーン』を見て存在感を高められるような番組を作りたかった」と企画意図を明かした。

 キム・スロとキム・ミンジョンの両MCは、普段から親友として知られている。ドラマ「紳士の品格」以降、「何かを作り上げたい」という意欲に駆られ再び集合したのだという。

 クィーンに会う席で、キム・ミンジョンが繊細な質問を投げかけて番組を細かく刻むとするならば、キム・スロは特有のコミカルな雰囲気を作り出すように、2人はお互いを補える存在だ。

 「マイクィーン」を通して、初めて芸能番組のMCに挑戦するキム・ミンジョンはキム・スロが出演するという話を聞き自らもすぐに出演を決めたという。

 キム・ミンジョンは「スロ先輩じゃなかったら、あえて思いも寄らない部分」とし、「単純で純粋なスロ先輩だけを信じて、その雰囲気に合わせながら流れていけば良いじゃないか、と思い挑戦を決めました」と明かした。

 また「スロ先輩は、お腹が空いていると言葉を発しないんですよ」とし「『紳士の品格』を撮影していたときも少しだけ食べ物が与えられると、ほとんどスロ先輩が食べていました」と当時のエピソードを暴露。

 これに対してキム・スロは「一時的な欲求が解消されれば二次、三次の仕事をすることができますから」とし、「食べなければ脳が戻ってきません。全部食べたら(仕事を)しなきゃね」と話し、周囲を笑わせた。

 世界各地で活躍する女性に会うというコンセプトは、彼らにとっても新たな経験となった。特に、男性の視点で女性の人生を見つめる、という点ではさらに初めての試みといえよう。

 「私たち韓国人男性が成功した事例は、これまでたくさん見てきました。しかし、難しい環境の中でも屈せず、韓国人女性として成功する姿を見て驚き、そして自負心と誇りを感じました。就職戦線にいる女性や学生、男性も彼女たちを見ながら感じることが多いと思います」(キム・ミンジョン)

 「年を重ねた方には、それなりの人生哲学を垣間見ることができましたし、若いクィーンは私が若かりし頃には思いもしなかったことを考えていました。それを見たら、自分が恥ずかしくもなりました」(キム・スロ)

 10泊11日の日程で4カ国を周ったため、楽しむ余裕さえなかったという。キム・スロは「汽車で12時間移動したこともありました。すべてクィーンに合わせようとしたら、撮影スケジュールが大変なことになっていました」とし、「予告で帽子を被っている理由は、髪の毛をセットできなかったからなんです」と慌しいスケジュールを振り返った。

 来る28日の初放送では、オーストリアで自身の名前を付けたレストランを運営するキム・ソヒシェフを訪ねる。キム・スロとキム・ミンジョンは、キムシェフの前で料理対決も繰り広げる。

 翌週には、アジア圏のクィーンを訪ねるため、またすぐに海外へ旅立つ予定の2人。

 「ご覧になればわかりますが、滑らかな放送ではないでしょう。放送というものは計算されていて、約束されていたような部分が出ないようにできていますよね?そのようなものは、誰が来てもできるものです。私たちは、私たちだけのカラーで開拓してみよう、と挑戦しました」(キム・スロ)

 「私は芸能番組やトークショーが初めてで、経験がありません。スロ先輩が出演したものを見るとエネルギーに満ち溢れていて、うまく紐解いていく姿が見られます。そのような意味でも学ぶことが多いですね。特に瞬発力に優れていて、どんなMCよりも心強いと思いました」(キム・ミンジョン)

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